【一時限目】学校ゲーム
「おし、じゃあ食堂行くぜぇぇ!湊!叶!轟也!早く来いや!!」
「おー、そうだなぁ。腹も減ったし、そろそろ行くか。」
昼休み。向が椅子から飛び起きる。
昼食の時間でもあり、余程楽しみだったのか目がキラキラ輝いている。しかし、向は机に伏せて寝ている真中、他の生徒と話している叶にシカトされると唯一、自分に気づいている轟也に、落ち込んだ表情を見せる。轟也は「へいへい」と苦笑いをして、まずはハイパースリープ状態の真中を起こしにかかった。
「おい真中、飯食いに行くぞぉー」
轟也は掌に少量の覇力を纏わせ、軽いビンタを真中に食らわす。大抵の奴ならこれで一発で起きる。
「フゴッ!…ふぁぁぁ〜…なんだよ…」
「食堂行くぞ。」
「はあぁぁぁぁぁ…寝みぃよ…」
真中は愚痴を漏らしながらも、渋々と立ち上がる。
轟也は次に叶の方へ向かう。
「叶、飯食いに行こうぜ。」
「あぁ、ごめん。今日はちょっとだけ用事があるから、先行って食べてて。すぐ行くよ。」
「おう。了解」
そして、轟也はもう1人の方へと向かった。
「おい、三河。飯食いに行くぞ」
「えっ!?僕?…別にいいけど…」
「よし、じゃあ行くぞ」
轟也は半ば強引に三河を連れて行く。
三河は美丘を襲ったことを覚えていない。死神と契約して力を継承したことも、あの戦いの後に聞いたが、三河は全く記憶になかった。
轟也は「まぁこれも何かの縁だろう。」と、三河に構っている。向については毎朝のルーティーンで仲は良かったし、真中と叶も楽しければOKだったので、今こうして三河とつるんでいる。
「よぉし!!そんじゃ、行くぞぉぉ!!!」
向の元気な掛け声で教室を出て行く4人組。その姿はかなり目立つものだったがそれ以上に目立つ4人組がいた。
そんな4人組とは、全員が学校中で有名人。4人とも幼馴染。1人は完璧イケメン、1人は脳筋イケメン、1人は完璧美人、1人はクールな美人。
4人は昼休みになると、この教室に集まる。生徒達の目線も彼等に集まる。
「さぁ…昼飯よ…中岡流奥義、千之眼を喰らえぇぇ!!」
その内の一人、中岡達也はカッコいい?掛け声を叫びながら昼食を食べている。
「なぁ達也。もうちょっとゆっくり食べないと喉に詰まるぞ?」
完璧イケメン星野が達也に注意をする。
「はぁ…聖。お前はちっとも分かってない…いいか、食事は戦争だ。一瞬たりとも気を抜くことは出来ない…」
達也はキラリ☆とキメ顔でカッコつける。
周りのギャラリー女子生徒は「きゃぁーー!!」、男子生徒は「流石達也さんだぜ…」何て言っている。幼馴染4人はドン引きだ。
未だに食事と戦い続ける達也に対して幼馴染の1人が遂に立ち上がる。
「ねぇ、達也。そろそろ止めにしよう?」
幼馴染の1人、浜野由美香は冷たく、鋭い視線を達也に向け無機質な声をかける。その瞬間、達也の顔がサッと青ざめた。達也はそれから暫く無言になった。
浜野はそんな達也を尻目に及川の方へと振り向く。
及川は何処か遠い目をしたまま、窓の外を眺めている。
その頬は少し赤らみ、口元は緩んでいる。
「ん〜?なになに夏美ぃ〜。恋煩いでもしちゃったぁ〜?」
及川は「ひぃ!?」となると、いじけた顔で浜野の方を振り向く。そして睨む。
「え?何か悪い事でもしたっけ?私?」
「…ゆみちゃんっていつも鋭いよね…」
「へぇ…好きな人いるんだぁ〜。ね!誰?」
「んっ…もぉ…ゆみちゃんと私だけの秘密だよ?」
「うん、分かってるって。」
及川は浜野に耳打ちで答える。
意外な返答に浜野はびっくりした顔をして、及川を見る。そして、飽きれた顔で笑う。
「あんたも変な人好きになったよねぇ〜」
「な!?変な人だなんて…」
「何で好きになったの?」
「それは…内緒!」
頬を赤らめ、口元を緩ませて、モジモジしている及川。
女性である浜野もこれにはニタァという顔になる。
そして、「ゴホン」と気を取り直す。
「まぁ、取り敢えず私があんたの手助けしてやる!」
「え!?本当に!?」
「あぁ、作戦名は「夏美の初恋大成功!プロジェクト!」かな!よし、これから頑張って行くぞ!!!」
「おおーー!!!」
この作戦により轟也には様々なハプニングやらが起きるのだがそれはまた別の話。今回は屋上の端っこ。誰も寄り付かないような場所で胡座をかきながらパソコンをいじるこの男。
「ちっ…使えねぇ!!」
この男の名前は長谷川亮太。ネット依存症であり、学校にパソコンを肩身離さず持っている。クラスでは地味で、気にもされない。
「はぁ…このゲームも飽きたな。なんか他のは…ん?」
他のゲームを探していた長谷川の目に興味深いサイトが見えた。
「なんだ?…学校ゲーム?安直すぎるネーミングだな」
長谷川はいきなり批判をしつつ、サイトへ入る。
すると画面がいきなり暗くなり、「参加する」の文字が浮かび上がった。
「怪しすぎる…まぁ、暇だしいいか。」
長谷川は一瞬躊躇するが、「参加する」のボタンを押す。すると、画面から黒い男が飛び出してきた。
「うわぁ!!!!!な、なんだ!?」
「どうも。「矢上大地」くんだね」
突如現れた黒い男。身長は170後半、目の部分以外は真っ黒だ。黒い男は長谷川のユーザー名で長谷川を呼ぶ。
「それはユーザー名で本名は長谷川亮太だ。」
「そうですか、それでは長谷川さん。いきなりですがこのゲームの説明をさせていただきます。」
「イマイチ状況は読めないが…まぁ、聞いてやろう。」
黒い男はその場から一歩も動かずにルール説明をし始めた。簡潔に話すと、参加者には不思議な力が渡されて、その力を使って学校内で事件を起こさなければならない。その規模が一番大きい人が優勝。優勝者は何でもいくらでも願いを叶えることができる。大まかな感じはこうだ。
「んで、この力はなんなんだよ?」
「そちらは我が主人が保有する「英雄の力」の一部でございます。」
「英雄の力?…覇王の力みたいなもんか?」
「なぜ覇王の力を知っているのですか?」
黒い男の声色が変わる。今までは感じのいい執事的な声だったが、途端に鋭くなる。
「あ…あぁ、クラスメイトにその力を持ってる奴がいてな。」
「そうですか…長谷川様、その男にはお気をつけなさいませ。あと、この事は他言しないようお願い致します。では。」
「お、おう」
黒い男はそう言うとその場から一瞬で消えた。
長谷川は腰を抜かしてしまう。
「な、なんだぁ今のは…学校ゲームか、優勝者は何でもいくらでも…か…」
長谷川は学校ゲームの「現状報告」の項目をクリックした。すると、自分と同じように力を得て、学校で事件を起こしている人達の書き込みがあった。
「なになに?…校長室荒らしてみた、停電起こした、テストの答案盗んでみた…だぁ?しょぼいじゃねぇか。くだらな。」
長谷川はパソコンを閉じて教室へ戻った。
長谷川が教室へ戻るとすでに長谷川以外は席に着いていた。長谷川は誰にも気にされずに席に座った。
そして、幼馴染4人が集まる席へと目を向けた。
「星野聖、中岡達也、及川夏美、浜野由美香か…」
学校内で有名人の彼等との関わりなんて、モブの長谷川にとっては皆無だった。いつも笑顔、周りには友達が沢山いて、モテモテでなんでも出来て…更には自分と同じモブだと思っていた一道轟也でさえも覇王の力を得て変わってしまった。
「なんだよ…なんであいつらだけ…俺は、俺は散々苦労してきたのに…」
長谷川亮太には親がいない。小さい頃は祖母と祖父に育てられ、高校生になった時、一人暮らしを始めた。
中学校の時にインターネットで問題を起こしており、特定されるわなんやら大変だった。
そして、育ての親である祖父、祖母の死。
長谷川の味方はいなくなった。
そんな中で、「あいつら」は幸せそうに毎日を過ごしている。それが許せない。なんで「あいつら」だけなんだよ。俺だけなんで…俺は悪くない、みんなが悪いんだ、そうだ悪くない、俺は悪くない、ワルくない。ワルクナイ。そんな事を考えている時あの事がふとよぎる。
「学校ゲーム…「英雄の力」か…」
長谷川の頭の中には物凄く早いスピードで計画が練られていく。
「やってやろうじゃねーの」
長谷川は不気味に笑った。
ーーーーーーーーーーー次の日ーーーーーーーーーーー
「おい!こっちパスだ!」
「ほらよ!」
「よし、よっと」
4時限目、体育。体育館で、バスケットボールをしている。轟也が真中からパスをもらい見事なスリーポイントシュート。周りからは歓声が湧く。
「ふぅー…」
「お疲れ!轟くん!」
「あぁ…久しぶりだなぁこんなに動いたの。」
「そうだねぇ…中学校の時とか、体育サボってたもんねぇ」
轟也が座っている隣に美丘が座っている。
2人は仲良さげに話している。周りの女子生徒は温かい目で2人を見ている。男子生徒は嫉妬の眼差しを向ける。
「一道くん。その…隣いいかな?」
「ん?あぁ、及川か。いいぞ別に。」
「え!?本当に?じゃあ座るね!」
及川が美丘が座っている逆の方へ座る。轟也は両手に華状態だ。美丘は及川に「邪魔だコラァ!」という目線を送り、及川は「うっせぇんじゃこのボケェ!」という目線を送り返す。周りの女子生徒はわーきゃー言っており、男子生徒の目はもはや死んでいる。
そんな体育の授業も終わりを告げる。
「じゃあ授業ここまで!委員長!よろしく!」
「きりーつ。きをつけ。れい。」
「「ありがとうございました!!」」
生徒は次々と体育館を出ていく。昼食の話とか、今日の体育の事とか、轟也の事とかを話している。
そして、全員が体育館を退場し終わった時、
「ドゴォォォォォォォン!!!!!!!!」
爆発音。いや、それよりももっと鈍い音が鳴り響いた。
体育館の方からだ。
「は!?なんだよ…これ…」
1人の男子生徒が呟く。生徒は次々と後ろを振り向く。すると跡形もなく消え去った体育館の跡があった。
生徒は混乱しており、悲鳴を上げたり、逃げたりしている人もいる。
「な、何かな。ば、爆弾とかかな。」
「いや、これは…」
怖かったのか、轟也へ抱きついている美丘が震えながら言う。しかし、轟也はこれを爆弾のせいだとは思っていなかった。
「他にも力を持っている奴がいるのか?」
そう、ここまで出来るのは爆弾の威力じゃ不可能。一瞬で体育館を消すなんて、普通じゃ出来ない。
「とりあえず、探してみるか。」
すると、轟也が青く光り出した。轟也の目の前にはサッカーボールサイズのエネルギーで出来た水晶のようなものが出てきた。
「ご、ごうくん、これは何?」
「あー、これは覇王の力の一つ、過去透視ってんだけど、この水晶で自分が体験した過去の事を隅々まで見れるんだよな。これはすげぇ便利。」
過去透視は、轟也も普段から使っていたりする。例えば、テストの時とかは水晶を小さくしてカンニングしたりなど、基本的には悪い事に使われる。
「ん?こいつは…」
轟也が気になる部分を見つけ、映像を大きく広げた。
そこには右手にオーラを纏った長谷川の姿。
「…誰かしらねぇけど、いたぞ。犯人が。」
轟也はそう言うと、一瞬のうちにして姿を消した。
「轟くん…気をつけてね。」
美丘は不安そうな顔でそう呟く。
ーーーーーーーーーー体育館地下ーーーーーーーーーー
「体育館にこんなとこまで作って…一体何が目的なんだよ…」
ここは体育館地下。勿論、元々地下なんてものはない。犯人である長谷川が力を使って作ったものだ。
「しかし、結構深いな…ちょっと休憩…」
ここの地下は階段が長く、足場が壊れていたりするので普通の人なら精神的に五分でギブアップしてしまうだろう。
「あ!閃いた!!」
轟也は頭に電球を浮かべ、「ピカーン!!」というふうな顔をした。だが、思いついたことは…
「下までぶっ壊して進むか!」
実にガサツなものであった。
ーーーーーーーー体育館地下最下部ーーーーーーーーー
「ふふっ…大成功だ…これで俺が優勝だ!あはは!!なんでも、いくらでも願いが叶うんダァ!!」
長谷川はあははと奇妙な笑い声をあげている。
そこへあの黒い男が現れた。
「長谷川様。お久しぶりでございます。」
「ん?あんたか。いやぁー!!この力最高だなぁ!!あんたの主人とやらに伝えてくれやぁ!!!」
「それはそれは。主人も大変喜ぶでしょう。」
「あはははは!!!待ってろ。俺が優勝だ…あは…あはははははは!!!!!!」
「バゴォォォォーーーン!!!ドガガガがゴォォォォ!!!!!」
高笑いの姿勢のまま声が止まる長谷川。姿勢を戻し、音のなった方へ顔を向ける。目を凝らして見ると、
「あぁぁぁ!!!やっと降りてこられたぜぇ!!全く…長ぇんだよここ!!!」
轟也が何食わぬ顔で自分の前に立っている。
「え?俺相当長く作ったよ?幻覚を起こして一生階段を下り続ける夢を見るってのも付けたよ?どうやってきた?」
「階段ぶっ壊した。」
「うん、なるほど。ってならねぇよ!!!!!!そこはルール守れよ!!!!!!いやね、普通なら「くっ…俺は…俺はここで、終わるのか…」みたいなね!!熱い展開になるわけよ!!!それをおま、「階段ぶっ壊した。」ってなんだよ!!!!!夢ぶち壊しだよ!!!!」
長谷川はツッコミで体力を精神的に奪われたのか、汗を大量にかき、ゼェゼェ言っている。「ま、まぁとりあえず」と気を取り直して轟也を見る。
「ようこそ我が家へ。気に入ってくれたかな?」
「いや、居心地最悪。早くぶっ壊してお前もぶっ倒して地上へ連れ戻す。」
「そうか…なら話が早い。俺もお前を殺そうと思っていたんだ。」
そう言うと長谷川の姿が消える。刹那、轟也の後ろへ現れる。轟也はまるで頭の後ろに目が付いているかのように、正確な動きで後ろからの襲撃を避け、長谷川を抑える。しかし、ボンッ!と音を立てると、長谷川の姿は消えた。
「なんだよ…めんどくさいなお前。」
「ふっ…ネットではそのことで散々叩かれたよ。「めんどくさすぎるネット民」としてね。」
「自慢になってねぇーぞ。それ。」
長谷川は2人に分身して、轟也に襲いかかる。
轟也はパンチを打ってきた分身に溝落ちキックを食らわせ、蹴りをかましてきた分身の股間にアッパーカットを食らわした。分身とは言えども、なんとも酷いものだった。そして、長谷川本体を捕まえ、床へ叩きつけた。
「さぁ、チェックメイトだ」
轟也が拳を下ろそうとしたその時、
「流石は覇王様です。」
「…」
黒い男が邪魔をしてくる。轟也を羽交い締めにした。しかし、轟也は余裕な表情を見せる。
「調子乗んなよ。」
「なに!?ぐわっ!!!」
黒い男は思いっきり吹き飛ばされ、壁に激突した。
黒い男はすぐに立ち上がろうとするが、轟也の脳天かかと落としによって、動かなくなった。
「まぁ…こいつはロボットみたいなもんだからな。これでいいだろ。」
轟也は目線を黒い男から長谷川に移す。その目はギラギラと輝いている。幼馴染4人組が見せるような綺麗な輝きではない。まるで、獲物を狙う猛獣のような目をしている。
「ひっ…く、くるなぁぁぁぁぁ!!!」
「あ?逃がすかボケ!」
轟也は逃げようとする長谷川に軽いジャブを食らわせる。すると長谷川は簡単に倒れてしまう。そして轟也は床に長谷川を押さえつけた。
「も、もうやめてくれ!!お、俺はただ学校ゲームのために…」
「学校ゲーム?」
その時、目の前に強烈な白い光が発生する。
轟也は思わず目を伏せてしまう。
そして、光が収まると、光が発生した場所を確認する。
「はぁ…他言はしないでって…言ったよね?」
そこには轟也と同じくらいの身長の男が立っていた。非常に中立的な顔立ちだが、体格的に男だろう。
その男はまるで家畜でも見るような目で長谷川を見ている。
「失格だ。じゃあね。」
「え?ちょ、ちょっと待って!!!!お願いします!!!なんでもするか…」
その男が長谷川に手をかざした瞬間に、長谷川は消えた。
「何したんだ?」
「見ての通り、存在を消したんだ。ルールを守らないゲーマーはすぐに運営側がアカウント削除だろ?」
「そうか、なら次はお前が消えろ。」
轟也は拳を男に向けた。すると男は下がっていった。
「今日は君とは戦わないよ。こんなのは僕負けちゃうからねぇ〜」
男はふざけた感じで喋って見せる。轟也の顔がだんだんイライラしてきていることに気づき、「その代わりと言ってはなんだけど」と真面目な顔で話だす。
「「世界の力」について教えるよ。」
「世界の力?」
「そう、僕の持ってる「英雄の力」も世界の力の一つなんだ。世界の力は10個あるんだ。神、天使、魔神、魔王、悪魔、剛力、王、死神、英雄、暴君。この10種類にはそれぞれ能力の特徴があってね。例えば、僕の英雄の力は他人に干渉できる。なんてとこかな。」
「ちょっとまて、覇王の力は?世界の力じゃないのか?」
「あぁその通りだよ。覇王の力は、ゴルド・エイムが自分自身で生み出した力。能力の特徴は「支配」。その場に合わせて能力を生み出せるっていうまさにチート能力。本来、世界の力っていうのは神の上に立つ、創造主が作ったんだけどね、その力だけは…イレギュラーだよ。」
「へぇー、話し終わったな。消えろ。」
轟也は、不意打ち紛いのパンチを男は打ち込む。男は頬にかすり傷を作りながらも見事に避けて見せる。
「ハハハ!!!面白いね君!!特別に僕の名前を教えるよ!!僕の名前は、ミホク!!覚えておいてねぇ〜!!」
「っ…逃げられたか…」
轟也は舌打ちをすると、男の名前を思い出す。
ミホク。そう、彼は名乗った。
「ミホクか、絶対友達いねぇぞあいつ」
そう軽口を叩きながら、目をギラギラ輝かせる轟也だった。
投稿遅れてしまいすみません。
いやぁーちょっと家族のことがございまして遅れてしまいました。
本当に申し訳ないです。
これからも覇王の日常生活!を宜しくご贔屓ください。