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掌編小説集3 (101話~150話)

お告げ

作者: 蹴沢缶九郎

青年の夢に現れた老人が言った。


「裏の山にある一番高い杉の木の根元を掘ってみるがいい。きっと良い事が起こるだろう。」


翌日、青年は夢に現れた老人に言われた通り、裏山にある一番高い杉の木へと出向き、その根元をシャベルで掘ってみた。1メートルほど掘り進めると、アタッシュケースが埋められているのを発見し、中を見てみる。ケースの中にはびっしりと敷き詰められた札束があった。青年は大金を掘り当てたのだ。


「やったー!! これで俺は大金持ちだ!!」


青年が喜ぶのも束の間、突然その場に警察が現れ言った。


「捕まえた強盗犯がこの裏山のどこかにアタッシュケースを埋めたと言っていたが、そこにあったのか…。しかしあなた、何故そこに埋められていると分かったのですか?」


青年は警察の問いかけに答えず、独り言を呟いた。


「世の中にとって、確かに良い事が起こったようだ…。」

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