プロローグ
初投稿です。駄文ですがよろしくお願いします。
突然だが、俺は超能力が使える。
はいそこ、厨二乙とか言わない。ガチです。
ちなみに使えるようになったのは昨日です。まだ詳しくは分からないんだが、どうやら予知?能力のようだ。
昨日実験してみて分かったのは次のことだ。
まずどれくらい未来がわかるかというと、だいたい3秒ぐらい先までわかる。
……短いとかいうな。
自分もそう思います。ハイ。
どんな感じで分かるかというと、3秒間を一瞬の間に体感するという感じ。
まあ普通に3秒先まで未来が読めるってことだ。
そして連続で10回くらい使うと気を失う。
というか10回目(たぶん。もしくは11回目かも)は発動した瞬間未来を見ることなくブラックアウトだった。
5分後ぐらいに目が覚めたが、かなりの疲労感で、結局昨日はそのまま寝てしまった。
そのせいで結局昨日分かったのは
この2つだけだ。
今思い出すと少し奇妙に思えるのが、最後に使ったとき以外では疲労感が全くなかったことだが…。
徐々に疲労がくるのではなく、最後だけ一気にくるらしい。
むむ、謎だ。
まあ検証を続ければ分かるときがくるだろう。
ってか。朝起きてから結構時間たってんな。
そろそろ学校にいかねば。
あ、ちなみに自分、ピッチピチのDKです。ドンキーじゃない方のDKです。はーと。
JKはいうけど、なんで男子高校生はDKじゃないんだろう。俺がこれから広めようかな。
とりあえず能力についての考察はまた帰ってきてから続けましょうかね。
一階に降りるとテーブルにはすでに朝食が。
お。今日は母さんいんのか。
「母さんおはよー。父さんもう仕事いったの。」
「あんたが遅いからね。ほら、さっさと食べて学校行きなさい。遅れるわよ。」
うげ。もう7時半じゃん。
ちなみにうちの父は証券会社に務めている。俺はあまり詳しくないがそこそこ上の立場らしく、我が家は大金持ちとまでは行かないが小金持ちぐらいではあると思う。
共働きだしね。
「や、母さんムリ。食ってたら遅れるわこれ。もうでる。」
わたしには時間がないのです。ときはかねなりーっ。
「だったらコーヒーだけでも飲んでいきなさい。」
あらオシャレ。朝のブレイクタイムってか。仕方がねぇ。5秒だけブレイクされてやんよ。
んぐ。あちっ。
「じゃ、行ってきまーす。あ、今日部活ないから。」
検証のためにサボらないとね。
「はいはい、じゃあ、鍵もっていきなさい。お母さん仕事で遅いと思うよ。」
ちなみに母はクラシック音楽の雑誌の出版社で編集長的な立場にいるらしい。
締め切り前になってくると朝帰りも珍しくない。
「はいよ。」
返事をして玄関へ向かった。
さっきは言いそびれたが、俺は「国民芸能文学研究部」という何を研究すんのか、てゆうか芸能と文学って別物なんじゃね。みたいな妙ちくりんな部活動に所属して日々お菓子を食う放課後を過ごしている。
よく廃部にならないなと思っているが、うちの学校は変な部活が多いのでそういう校風なんだろう。
「あら?」
靴紐切れてるし。むう。付け替えるか。
「うし。じゃ行くか。」
そして超能力者にはなったものの、今日もいつもと変わらぬ俺のふつーな日常が始まる。
そのハズだった。