表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

花咲く君へ

作者: r

一人よがりでごめんね。

 君に、伝えたいことがあります。



 君が笑うと、私の心には花が咲くようでした。いくら気分が沈んでいようが、私の心は晴れわたっていったのです。君がくれた笑顔は、私の希望そのものでした。


 泣いてしまった時、君は私の顔を覗きこみあの花のような笑顔を向けてくれました。それだけで私は涙を止めて、不細工な顔で笑い返すことができたのです。すると君はおずおずと私の手をとり、優しく包みこむかのように握ってくれました。私はきっと、あの手のひらの温もりを忘れることはないのでしょう。


 今はもう届かない手のひら。私はこれから君なしで生きていきます。泣いてしまわないように、一人でも泣き止むことができるように。きっと私は大丈夫。


 君との思い出を胸にしまい、強くなります。自分を信じて、一人で歩いていけるように。


 安っぽい言葉ですが、君との思い出はまさに私の宝物です。たくさんの宝物をくれた君。


 どうか、私との思い出が君の宝物になっていますように。君が私を忘れないでいてくれたら、また会うこともできるでしょうか。



 親愛なるあなたへ。

 天国から愛を込めて。


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ