花咲く君へ
一人よがりでごめんね。
君に、伝えたいことがあります。
君が笑うと、私の心には花が咲くようでした。いくら気分が沈んでいようが、私の心は晴れわたっていったのです。君がくれた笑顔は、私の希望そのものでした。
泣いてしまった時、君は私の顔を覗きこみあの花のような笑顔を向けてくれました。それだけで私は涙を止めて、不細工な顔で笑い返すことができたのです。すると君はおずおずと私の手をとり、優しく包みこむかのように握ってくれました。私はきっと、あの手のひらの温もりを忘れることはないのでしょう。
今はもう届かない手のひら。私はこれから君なしで生きていきます。泣いてしまわないように、一人でも泣き止むことができるように。きっと私は大丈夫。
君との思い出を胸にしまい、強くなります。自分を信じて、一人で歩いていけるように。
安っぽい言葉ですが、君との思い出はまさに私の宝物です。たくさんの宝物をくれた君。
どうか、私との思い出が君の宝物になっていますように。君が私を忘れないでいてくれたら、また会うこともできるでしょうか。
親愛なるあなたへ。
天国から愛を込めて。