50話 今日めっちゃ綺麗な三日月やんけ(10/28)
月が綺麗ですね……(イケボ)
告白に使うのって星が綺麗ですねだっけ?
あの星は君より劣ってる……(イケボ)(ダサい確定)
まあ今回もシングサイドの話が続きますよ。今回はセンス町田の回ですね。
「……。」
夜。シングの一人、町田は扇子で自分を仰ぎながら夜桜を見ていた。なんかカッコつけてるぜコイツ!!
ばぁか!!(プレミア)
「ヒャッハーー!!! D゛I゛E゛ッッ!!」
そんなカッコつけてる町田に、突如シングが襲いかかった!
なんかジャケットみたいな形の鎧をつけたシングですねこれ。
「ふんッ!」
シングの覆い被さるような攻撃に、町田は超冷静に身をかわした。襲いかかってきたシングは不意打ちが失敗したので、またどっかに隠れる。
「俺に不意打ちは効かないぞ、ジャケット。」
「んなこと言ったってもう特攻するしかねぇだろッ!」
このジャケットというシングは、もう捨て身でも特攻するしかないのだ。
何といってもコイツの能力は『乗っ取り』だからだ!
シングの身体を乗っ取って、そいつの能力を使うことができる力である。だが、シングはコイツを除いて残り五体。しかもみんな強くて乗っ取る隙がない。故に、コイツはこのバトロワではほぼ勝ち目がないのだ!!!!
「クソ……全部あの人間どものせいだ! 余計な真似しやがって……」
「なあ、ジャケット。こっからお前が一発逆転する方法、一つだけあるぞ。」
「ッ!?」
ジャケットはつい隠れていた桜の木の上から飛び降りてしまった。
「ん! いや、その手には乗らねえ。大体お前がそんなことを俺に教えて何になる。」
「俺の性格はお前もよく知ってるだろ。俺は強いやつと戦って自分を研鑽したいのさ。」
センスは立ち上がり、ジャケットに向かって言った。
「下手なシングよりも強い人間がいる。ソイツを乗っ取ればヘッドホンだって倒せるかもしれないぜ。」
*
一方その頃、バスターナイト山田は廃工場で修行をしていた。
(……未だに疑問だ。)
山田は最近の自分に悩みを持っていた。
この前、この廃工場でカズサと殴り合いのケンカをした。そのときは、一応山田が勝った。だが……
(アレは『心意気』ではカズサが勝っていた。)
そう、山田は殴り合いではカズサをKOして勝ったものの、心意気で負けたと思ったから「俺の負けだ……」的なことを言ったのだ。
山田は自分の強さに疑問を持っていた。
「カズサに心意気で負けている。いくら身体が、戦闘技術が優れていても、俺はカズサ以下だッッ!」
と言いながら山田は蹴りで鉄骨をへし折った。間違いなく最強なんですけどねこれね。
そんとき!!!
「ゔッッ!」
山田は何者かに不意打ちをくらった。後ろから首に一撃をもらい、気絶した。
「……ホントにコイツか?」
山田を不意打ちしたのは、ジャケットシングだった。少し後ろでは、センス町田が見ている。
「あぁソイツだ。」
「簡単に倒せたけど?」
「悩み事でもあったんだろ。」
ジャケットはバスターナイト山田の実力を疑いながらも、自らジャケットに変身して山田に着られた。
そして! 山田の身体が起き上がる!
「……はは! なるほど。確かにコイツは強いな。」
山田の身体は、ジャケットシングに乗っ取られてしまった。
「へっへっへ。じゃあ早速試してみるか……!?」
センス町田はわくわくした感じの表情で、山田を乗っ取ったジャケット(略称ジャケ山田)に対面した。
「よっしゃあ! この身体ならセンス! テメェも倒せる……あれ?」
そのとき。ジャケ山田の身体は勝手に歩き出した。
「……ん、何をしてる。戦いたくないのか。」
「いやちょっと、身体の制御ができないッッ!?」
ジャケ山田の身体は勝手に走り出した。




