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ヘッドホン男マン  作者: 小説家ますぅ
佳境編

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43/52

43話 攻撃戦

 カズサは、シモフサを守るために走った。


 足がもつれそうになるが、ふんばって走るッッ!!


「ウオオォオオ!!!」


 そしてカズサは、デンチシングの頬をぶん殴りながら、シモフサを突き飛ばして逃がした。


「……。」

(当たり前だけど全然効いてねえ!!)


 今のカズサはただの人間。そんなへなパンチじゃ、弱点の頭でもデンチには全く効かない。


「う、うゔ……」

「シモフサ! 早く逃げ……」


 一旦カズサはシモフサに気を配る。振り向いてシモフサの方を見ると、その光景にカズサは驚いた。


「え、あれ? 何で俺、こんなとこに……?」


 シモフサは、カズサとデンチの戦いの場から十メートルは離れていたのだ。


 カズサはただ突き飛ばしただけだ。それが、なぜいつの間にか十メートルも離れているのか。


「ッ! もしかして……」


 自分が吹っ飛ばしたのか。


 カズサはそんな疑念を持ちながら、デンチから腹パンをくらった。


「フン、さっさと捕まれ。」


 カズサは嗚咽を吐くが、倒れない。ここも疑念ポイントである。シングの攻撃をまともにくらえば、何なら腹爆発とかしてもおかしくない。ましてや倒れないでいるのも無理だろう。


(俺の身体が、どうにかなっちゃってるのか!?)


 ホンとともに戦った日々が、カズサを人間じゃない身体に変えてしまったのか。


 そう思うと、カズサはホンのことを走馬灯的な感じで思い出していた。


 ホンが教えてくれた戦い方。


 ホンのうんこみたいなネタ会話。


 そして、……ホンの裏切りの言葉。


「……ぬあァア!!!」


 カズサはなんかムシャクシャして、目の前のデンチの腹を殴った。当然、デンチは怯まない。


「俺はよ! 今まで何となーく戦ってきたよッッ!」


 カズサの連続パンチがデンチに当たる。


 シングの肌は硬いなんかに覆われている。カズサの手は血まみれだ。


「でも!! やっと目的ができたッッ!!」


 それでも、殴り続ける。


 なぜか、デンチの硬皮にヒビが入り出した。


「ッ!?」

「俺はッ! ホンとキッチリ話をつけるッ! そんで世界も救ってみせるッッ! 俺は真の『ヘッドホン男マン』になってみせるッッ!!」


 パンチはなお続く。デンチは手で防御を始めるが、もう遅い。攻撃は止まらない。


「俺に戦う資格があるんなら! 俺にヘッドホン男マンになる資格があるんならァッッ!!」


 シングに変身したわけでもない、カズサの全力の一撃が、放たれる。


「俺は世界を救ってやるだでッッッ!!!」


 その瞬間、カズサの首にはヘッドホンが出現した!


 ただのパンチ、エニシングヘッドバーストが、デンチの脳天にぶち刺さるゥウッ!!


「なッ!?」


 デンチはここに来てようやく焦り出すが、もう遅かった。


 弱点の頭部はもう崩壊寸前だった。


「バッ、バカなッッ! ただの人間に俺が負けるわけがッッ!!」

「俺はただの人間じゃないやで。俺こそが『ヘッドホン男マン』だ。」

「そんなバカなぁあぁァアアアァアアア!!!! ギャアアァアァァアアアアアア!!!」ドゴゴンゴーン


 デンチシングは爆発四散! カズサの大勝利やで!


 カズサは、デンチから出た単三電池を拾い上げて、そして見上げた。


「待ってろよホン! 裏切りとか甘えだからなッ!」


 苦節43話、ここに来てカズサがちゃんと戦う目的を持った瞬間だった。

あんま攻撃戦要素なかったわ^^

まああと2話ぐらいでまた攻撃戦要素くるよ^^

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