40話 オンドゥル
あらすじ!
唐突にヘッドホンシングが復活したぜ!!
「ホン! お前、再生してたんか!?」
「そうなんですよねくぉれね。」
ホンのいつものふざけ口調が、赤くゴツい身体から話されている。カズサにとって違和感がすごかった。
「じゃ、じゃあこれからは俺とかモモモがおらんでも、シングをボコボコにできるわけだな!! そんで人類も救われハッピーで埋め尽くして!!」
「ん、カズサ。何を勘違いしている。」
ホンは怪人のおっそろしい顔で、カズサの方を向く。
「人間なんか大っ嫌いだよォオォオん!!! お前らとも何となく一緒にいただけだからな!! こっから俺が優勝して人間ぶっ殺しゾーンよ。」
ホンがそういうと、カズサの顔は血の気が引いてくる。
何となく最近わかってきたことだったが、ホンはやはり人間じゃない。
それでもホンとなら、何となく分かりあえると思っていた。モモモとかはどうだか知らないが、少なくともカズサはそう思っていた。
なのに!!!!
「全人類殺すってことは、モモモも殺すんか?」
「そらそうよ。」
「親父とか、山田とか、そこらへんも全部殺すんか?」
「当たり前だろ何回言わすねん死ねや。」
そう言われて、カズサはプッツン来た!
「お前が死ねッッッ!!」
カズサは、ヘッドホンのボタンを押しながら、ホン目掛けて特攻した。
「分かってないなあお前。」
ホンはあっという間にカズサの懐に入り、デコピンでカズサの顔面を強打した。
「ッッ!?」
カズサはまた困惑する。というのも、デコピンにではなく……
「変身、できないっ……?」
いつもの機械音声も出ず、ヘッドホン男マンに変身できなかったのだ。
「そりゃ俺がもう出たからな。そのヘッドホンはただのヘッドホンだ。」
カズサはホンがいなくなった瞬間、ただの人間に戻ったのだ。
つまり! カズサは突然この戦いの舞台から降りたのである!
「ま、あとは俺がやっとくから、お前は人類滅亡まで楽しみにしておきな!」
「……。」
と言ってホンは爆速でどっかに去って行った。
「あっ、クソ! ……チッ。」
センスも、人間体の町田に戻って去っていく。
その場にはカズサ一人だけが残った。
「マジか……ホン。マジか……。」
オンドゥルルラギタンディスカ!!(owo)
裏切られたカズサは、トボトボ家に帰った。いつものふざけモードには、どうしても入れる気がしなかった。
ハイこれで軍編は終わりですね。戦う力がなくなったカズサは一体どうなるのか!!!れ!!!
次回が最終章で【佳境編】スタートやで




