39話 ヘッドホン・シング
あらすぅじ!
カズサとホンの目の前にセンスシングこと町田さんが現れたぜ!
「ヘッドホン・シング……、ついに見つけたぞッ!」
「誰アイツ。」
カズサは町田とは面識ないから、ホンに聞く。
「あぁ、人間体だから分からんが、多分センス・シングだな。山田が言ってた『町田』って名乗ってるヤツのはずだ。」
「ほーん」
ホンとカズサはめっちゃ落ち着いているが、町田は何やらブチギレているようだ。
「ヘッドホン……、お前は純粋に戦いを楽しんでたはずだ。だからお前が最強と言われても納得したッ! 俺も負けねぇように頑張ろうと、ここ二億年ぐらい努力してたんだ!」
シングの言葉はスケールがでけぇ。ホンは黙っている。
「なのに今のお前は何だ!? 人間と協力なんかしやがって!!!」
「……まあそりゃ俺は正義のシングだからね。人と協力するさそりゃね。」
「シングのクセに何が正義だ! 俺たちは戦うために生まれてきた存在だろ!」
というと町田は、紫色の硬皮を纏った怪人『センスシング』に変身した。そんでファイティングポーズを取る。
「俺と戦え、ヘッドホン……!」
「というわけで頑張ってね♡ カズサ♡」
「お前めっちゃ人任せやん。もはや人まか仙人ですよくぉれ。超次元妖怪ウォッチ開幕だわ舐めんな。」
意味わからんことを言いながら、カズサはヘッドホン男マンに変身した。
そんで戦い開幕!! センスはいきなりぶん殴りかかってくる!!
「うぉ! あぶないあぶない。」
「お前じゃねぇ! 俺はヘッドホンと戦いてぇんだよッ!」
センスはカズサのことなんかどうでもいいから、とにかくヘッドホンと戦わしてほしいらしい。でもカズサもそんなヤワじゃないぜ!!
「俺だってなんか成長してる感じなんだぜ!」
カズサは鋭い前蹴りを放つ。それはセンスの腕に直撃し、攻撃の手を跳ね飛ばす。
「どんどん行くでェ〜〜(アウトロー系マンガのデカいヤクザの真似)」
カズサの連続攻撃が繰り出される。だが!!!!!
「連続攻撃において、俺の右に出る者はいねぇ!」
そのとおり! センスは連続攻撃に定評のあるシングなんですよ。
風の力はちょっとしか出せないが、その風を操って流れるような高速コンボ技を繰り出す。
カズサの連続パンチとかキックを全ていなしてみせて、そんで逆に連続攻撃をかます!!
「あれちょっとヤバくねこれボビゃあぁあアアアアア!!!!」
カズサの黒い鋼鉄の身体は砕けてボロボロになった。そして地面に倒れる。
まあやっぱデンチとかセンスあたりのシングはちょっと強いですわ。
「ヘッドホン! 出てきて俺と戦え!!」
センスは叫んでいる。カズサは困惑した。
「何言ってんだアイツ。ホンの本体はもう死んだのに。出るわけないやろ。」
「ハッ! 人間は頭が堅いな。いくらシングの再生能力が弱いとはいえ、こんな長い間で回復しないと思うのか?」
「……えぇ!?」
超驚く。というのも、センスの言う通りならばホンは……ヘッドホンシングはとっくに回復しているということになる。
そんなことあるわけない。そう思ったカズサだったが。
「……ハハハ。アーッハッハッハッハッハ!! フハハハハハハハ!! フゥーウッハッハッハッハ!」
「急に何やねんキモいわ。」
ホンは急に笑い出す。
「流石に騙しきれないか!」
「は?」
突然。ヘッドホンの中から赤い液体が飛び出してきた。
その液体は一滴だったものが、どんどん体積を増していき……。
「嘘、だろ……?」
そしてッッ!
「ヘッドホン・シングッッ! 復活ゔゔゔ!!!」
人型の赤い怪物。最強のシング。ヘッドホンシングがここに復活した。




