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ヘッドホン男マン  作者: 小説家ますぅ
軍編

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36/52

36話 クソカス深夜ニキ爆誕

 もう夜寝て昼起きる生活はやりたくねぇ



 あらすじ! カズサ達と山田が再び出会ったぜ!



「……何の用だ。」

「いやこっちのセリフですよあーた。急に俺らの根城に突撃して気絶したもんだからびっくりしましたよあーた。」


 そう、ここはカズサとモモモの根城だった。下手に家帰って家族を危険な目に合わせないようにここにいるっぽい。


「……。」


 山田は仰向けに寝っ転がって、もうどうにでもなれみたいな感じになる。


「さっさと俺を殺せよ。」


 もう挫折しまくって山田の心はボドボドになってるわけですわ。


 しかし、カズサはそんなことしないで!


「モモモ、お前さえよければでいいんですけどね。」

「ん?」

「コイツを治してやってくんない?」


 カズサの提案に、モモモは顔をしかめる。


 もちろんカズサも無理強いすることはできない。モモモは一回コイツに殺されかけてますからね。


「ホントに言ってる? 頭悪いの? コイツはもう私たちの敵だよ。」

「お願い♡」

「……。」

「ほんとに、お願い。」


 カズサは目を伏せて、山田を見下ろす。


「ちゃんとケジメ的なのはつけるからよ。」

「……分かった。」


 モモモはライターガールに変身して、山田を治してやった。


 本当は治してやりたくなかった。でもカズサのなんか真っ直ぐな目みたいなのを前に断れなかった。


(……私って、頭悪いなぁ。)


 最近この小説シリアス多くねェエ!?!?!!! 昔書いた小説でもこの現象あったんだよな。物語が進んでくに連れてシリアス多くなってくんの。



 まあそんで、山田の胸の傷とか全部治りました。そして山田は立ち上がり、変身を解除する。


「……何で治した。」

「そりゃお前とケジメつけるためよ! 昨日の戦いでやりたかったくだりをまだやってねぇからな!!」


 というとカズサはヘッドホンをモモモに預ける。そしていきなり山田の頬をぶん殴ったァア!!?



「ッ!」


 今まで受けてきたシングの攻撃よりも遥かに弱い。


 正真正銘人間の、カズサのパンチだった。


「おう山田! 殴り合いのケンカしようぜ!!」


 カズサは指をくいくいやって挑発している。いくら挫折してる山田でも、さすがに人間のカズサに負ける気はしなかった。


「……フン、俺の蹴りの餌食にしてy」

「『殴り合い』だっつってんだろバーカ!!!」

「ぶぼぇェエ!?」


 山田が蹴り技の体勢に入ったところでまたカズサのパンチが入った。


「殴り合いだよ殴り合いィ! 手しか使っちゃダメだから!!」

「……良いだろう。」


 蹴りを禁止されても、カズサとバスターナイト山田の実力差は大きい。二人の殴り合いが開幕した!!






 *





 バスターナイト山田はまた、あの真っ黒い空間に戻ってきた。目の前にはウチワがいる。


「……えぇ!? お前、なんでここにいるん!? 今はヘッドホンの、……たしかカズサとかいうのと戦っているんじゃ。」


 そう、山田は今カズサと殴り合いのケンカをしている。気絶もしてないのに、なぜかここに戻ってきた。


「さあな。俺も何でここにいるのか分からない。……多分気持ちよかったんだろうな。」

「え、何が?」


 山田はファイティングポーズを取る。


「こんな楽しい戦い、初めてだ。」



 カズサとの殴り合いが気持ちいいッ!


 それゆえに、なんか快楽物質がいっぱい出て、起きているのに深い意識の世界に入ってきたのである!!


「さあやろうか。お前をぶっ殺してやるよ!」

「ほう、蹴り技を捨てたか。面白くなってきた!」


 現実世界でカズサとの殴り合いをやっている中、精神世界でウチワとの激闘が始まった!



 一方、現実では。


「ふふ……あははっ……ふひひっ……」



 山田はなんかにやにや笑いながら戦っていた。


「うわキモっ。何やねんコイツ。」


 カズサはシンプルにキモいと思った。

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