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第四章 戻らぬ者 設定

第四章 戻らぬ者 設定



キャラクター


剣崎蒼太


 主人公。チート転生者。『蒼黒の王』。

 詳しくは一章を参照。章の後半でようやく『偽典・炎神の剣』が使えるようになった。ただし通常仕様までであり、最大火力はまだ出すと確定で壊れる。ついでに半径十キロは最低でも溶けおちる。

 明里と共に『海洋博物研究所』へ行き、そこで『研究中のウイルスが漏れるという事故』に遭遇する。

 最近少し落ち着いてきたが、去年の十二月にあった転生者同士のデスゲーム。今年の三月にあった怪人事件の心の傷は残っている。




新城明里


 一章ヒロイン。自称スーパーパーフェクト美少女。

 詳しくは一章を参照。普段持ち歩いているのはハンドガン一丁と自作の手榴弾が一つ。ナイフが小さいのを二本だけ。ただし、『美国』を最近持ち運べるようになった。

 剣崎を誘い『海洋博物研究所』に行く。理由は『この前待ち合わせをすっぽかされたので、自分の興味がある場所でボディガードしろ』という名目のデートである。

 去年の十二月に某邪神に部分憑依された事もあり、巫女としての能力が強化。未来予知や読心一歩手前の力を得る。あくまで一歩手前なので、『ティンダウロスの猟犬』には狙われないギリギリのライン。




佐藤 三郎(偽名) 落ち武者


 表向きはとある出版社のジャーナリスト。もう一つの顔として剣崎達に見せたのは海洋博物研究所の真実を探りにきた探偵。その実態は『真世界教』の幹部、『落ち武者』。

 目的はバタフライ伊藤より『剣崎蒼太の活動の記録』だったが……?

 ハッキング技術が凄い。




木山 直人


 海洋博物研究所の所長。世界的にも有名な科学者であったが、八年前に勤めていた外国の大学を止め日本に帰国。

 元々は少し気の弱いが研究熱心な男だったのだが、愛娘の死をきっかけに豹変。娘を生き返らせるために表側、裏側の知識を貪りあらゆる手段を試し続けている。『とある事情により』妻のカレンに引っ張られてゴリゴリとメンタルが削れる。

 どれだけ魔術や科学を用いても娘は蘇生できず、思い悩んでいる所にアバドンを目撃。


『神の使者たるアバドンの細胞を使えばもしかしたら』


 アバドンがまき散らす魔力により直感的に使徒である事を見抜くと、その細胞を使って娘の蘇生を考える。なお、この段階でS●N値はゼロである。

 そしてアバドン誕生の地とされる日本で研究を進め、去年の12月にアバドンが東京で死亡。その細胞が木山のもとにも届けられた。

 そのアバドン細胞で作った娘のクローンに魂を定着させようとするも失敗。そこで、『この世とあの世の垣根を薄くする必要がある』と考え、アバドン細胞をばら撒く事を決意。なお、もう一度言うがS●N値ゼロである。

 剣崎を見る事でショック療法により一時的にメンタルが回復するも、妻をのっとったアバドンに細胞を注入されてまたメンタルがマイナスに。

 それでも最後の気力でアバドン細胞が研究所の外に出るのを妨害。だが途中で細胞に飲み込まれてしまう。




木山 カレン


 木山直人の妻。日系イギリス人。直人とは学会で出会ったのがきっかけ。彼女も世界的に有名な科学者である。

 夫と共に娘の蘇生を願って研究を続けると、失敗を繰り返し行き詰っていた。魔術にも手を出すも上手くいかず、必死に世界中を回って手段を探していた。

 実は交通事故の時に脳へと重度のダメージを負っており、そのせいで精神が病んでいるのだが、娘を目の前で失った事もあって夫含め当時は気づかなかった。

 更に言うと娘を失った事もショックだったので、メンタルダメージが倍率ドン。更に倍で完全にS●N値がブレイク。ゼロを通り過ぎてマイナスに突入した。

 結果、完全に手段を選ばず娘の蘇生の為に動き出す。夫の直人が引っ張られてメンタルブレイクした原因。

 アバドンの死体を奪取して研究所に持ってくるために自分の子宮内にアバドンの細胞を入れて移動。

 だがそのせいで内部からアバドンにより浸食。完全にのっとられてしまう。本章開始時は完全にアバドン化していた。




木山 アリシア


 金髪美幼女。木山夫妻の一人娘。誕生日に交通事故で死亡する。将来は天才金髪白衣巨乳美女という属性過多になるがその前に死んだ。

 作中ではアバドン細胞をベースにクローンが作られ、剣崎と戦闘。腕のギミックとか戦闘能力はアバドン細胞が本体を守る為の駒とするため与えた。




海洋博物研究所


 国立の研究所。表向きは海の事はなんでも調べる研究所である。豊富な設備と潤沢な予算。世界中から集めた人員。日本屈指の研究所。


『島国である日本の未来の為、海の調査に全力を注ぎます!』が宣伝文句。


 実際は『アバドン研究所』。アバドンの生態や習性を研究。その対策方法を検討するのが主な役割だった。

 12月の死闘によりアバドンが死亡。カレンによりその細胞が手に入り、その研究に着手する。

 島一つ使った研究所で、職員やその家族用の住居や娯楽施設、各種店舗まで存在する。また、専用の衛星を発射するためのロケットまで存在する。




アバドン細胞


 アバドンの死体から採取された細胞。採掘機でも碌に傷つけられないかの死体だが、その肉片はカレンが回収した。正確には細胞側からカレンの中に入った疑惑もある。

 空気感染もするが粘膜感染もする。細胞なので自我はないが、残存する『生存本能』だけが暴走し、今回の事件に。

 なお、明里が感染しなかったのは『剣崎の血を使った魔道具・魔法薬』と『巫女としての能力』のおかげ。

 世界中の各国機関で研究を進められる。今回は木山の手で日本が被害を受けたが、同じような事件は世界のどこでも発生しうるし、今後する。




アバドンの残滓


 木山カレンをベースにしていたアバドン細胞の塊の『本体』。

 自我どころか魂も存在せず、思考能力はない。だが本能的に生存を何より優先する。


※転生者風ステータス


力:B 体:B 速:B 魔:A


異能

 なし。


固有異能


金色の槍

詳細不明。アバドンが最初に殺した他の転生者の固有異能。本来のアバドンではなく細胞の塊が再現しただけの物なので、性能は格段に落ちている。

強力な放電能力をもつ。本来より性能がさがっている代わりに即時再構成が可能。


緋色の戦旗

 詳細不明。二人目に喰われた転生者の固有異能。槍と同じく性能は大きく低下している。

 発動する事で力の値がワンランク上昇する。本来なら集団バフ。


紫銀の懐中時計

 詳細不明。三人目に喰われた転生者の固有異能。先の二つ同様性能は大きく低下。

 限定的な時間制御が可能。更に『ティンダウロスの猟犬』にも捕捉されない。性能の低下により手足の加速にしか使えていない。



イフルート


1.剣崎と明里がこの島にこなかった場合。


 島がアバドン細胞によって飲み込まれ、ロケットは発射。ギリギリで剣崎が固有異能の剣を使用し迎撃。内蔵する細胞もろとも消し飛ばすが、島から海を渡り本州各地でニードリヒが増殖する。


2.剣崎のみが島に来た場合


 剣崎のS●N値が大幅に低下。『蒼黒の王』として怪異や魔術師に対するカウンターとして活動するようになる。ただし、その歩みの先に何があるかはわからない。

 なお、高確率で相棒が殴りにくる。


3.明里のみが島に来た場合


 速攻で『あ、これ私の手に余りますね』と判断して研究所の壁をぶち抜いて脱出。細胞が広がる島を跳び出して、ボートを奪取しその上から美国の最大火力を発射。島の表面を焼き払って逃げる。


4.梨花ちゃん生存ルート


 チート転生者剣崎に張り付いていたらワンチャン。ただし佐藤と二人きりになると高確率で死ぬ。



読んでいただきありがとうございます。

感想、評価、ブックマーク。いつも励みにさせて頂いております。今後ともよろしくお願いいたします。


明日、四章の『エピローグ 下』と第五章のプロローグを投稿したいと思います。


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― 新着の感想 ―
[良い点] 今まで、「いなかったら大規模災害と悲劇」を割と気楽に踏み潰してきた剣崎さまでも、今回の悲劇は防げなかったかー 大規模災害を防いだだけでも凄いことではあるんですけど、それを自責しちゃいますか…
[一言] 細胞側からカレンの中に入った…子宮で持ち運んだ… つまり触手プレイをヤッたんですな!
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