切ない雨の日には、タイムスリップでも
ある雨の夕方、仕事の関係で、夕湖(ゆうこ)は母校の近くを通りかかった。気づくと当時の通学路を歩いており、懐かしさで切なくなって、当時を思い出す。あの高校生の頃に戻れるなら戻りたい…そう思ったとき、雷らしき光がすぐ近くに見え、思わず目をつぶる。そして目を開けると、目の前には高校の友人が制服を着て立っていた。奇しくも雨。見下ろせば自分もセーラー服を着ており、見上げればさっきまでと同じ傘。…否、同じ傘でも傷のない新しい傘。夕湖は、どういうわけか、精神だけが三十路のまま高校生の頃へとタイムスリップしてしまったのだ。そうして、夢か現実か分からないまま、高校生活を満喫する夕湖は、前回の高校生活では気づかなかったことに気づく。彼女の選択は、未来を変えることになるのだろうか?
4話完結済み。連日予約投稿します。カクヨムにも同名義で公開しています。
4話完結済み。連日予約投稿します。カクヨムにも同名義で公開しています。
大雨の日、切なく思い出したら
2021/08/06 17:00
晴れた日々で、気づくこと
2021/08/07 17:00
(改)
非日常の中で非日常を楽しむ
2021/08/08 17:00
大雨の中での気づき、そして
2021/08/09 17:00