あまり嬉しくないが、仲間が増えた。
今回は少し急いで書いたのでミスがあるかもしれません。
あのクエストから、3日経った。
俺は美少女2人と共に朝食をとっていた。
「今日はどうしましょうか?」
「そうだなぁ、またクエスト回るか。フレイは?
何かしたいことあるか?」
「ふぇ?ボク?ゴメン、ちょっと眠くて頭まわんないや」
フレイは朝が苦手らしい、朝のフレイはかなりポンコツだとリアルが言っていた。
俺とリエルは、朝に強いので何も問題はない。
あのクエストから、俺達はクエストを受けながら
資金を貯めていた。
何のためかと言うと、あんたから出るためだ。
彼女達は家出してきたので家から追っ手が来ても
おかしくない、どうせ俺もあのクソギルドがあるから出て行こうと思っていたので丁度いい。
ちなみに提案してきたのはリエルだ。
絶対みんな俺が下心ありで誘ったと思ってるだろ?
残念でした!俺はジェントルマンだからね!
え?嘘でしょって?いやそんな軽蔑しなくても…
俺悲しい。
「レン?聞いてるの?…レン!」
「ハイ!!」
「もう、絶対聞いてなかったでしょう」
「ごめん、何だっけ?」
「今日の予定の話よ、行きたいクエストがあるの」
「お!いいね!」
「このクエストをクリアすれば、私とフレイのレベルアップクエストが受けられるの」
「へぇー、なんてクエスト?」
レベルアップクエストは、一定の条件を満たせば受けられる。
クエストをクリアして、それが認められると
ライセンスのレベルが変わると言う仕組みだ。
ライセンスはマジで便利だ、今クエストカウンターで受けられるクエストと何のクエストをクリアすれば
レベルアップクエストを受けられるかも表示してくれる。
ライセンスを取ると、一級の魔法使いが専用の魔法をかけてくれるからだ。
この世界の魔法技術はマジで高い。
君らの国で言うスマ……いや知らない。
そんなもの知らない気にするな。
「で?なんてクエストなんだ?」
「エレメントフェアリーの捕獲クエストよ」
「マジか?」
「マジよ」
何でこんなに驚いているかと言うと。
エレメントフェアリーって言うのは。
この間行った精霊の平原に出現するモンスターだ。
かなり強いモンスターで最近出現率が上がってきたらしい。
研究材料としても有名なモンスターだから
どこぞの科学者が依頼を出したんだろう。
「まあ、何とかなるだろ」
「えぇ、頑張りましょう!」
「ずいぶんとやる気だな」
「そりゃそうだよ!何たってレベルアップクエストのためだもん!」
「お前いつの間に起きてたんだよ?」
「ついさっきだよ!やっと目が覚めたんだ!」
「じゃあ、早速いくか!」
「おおー!」
「イェーイ!」
こうして俺達はエレメントフェアリーの捕獲に向かった。
と、その前に。
「必要な物を買わないとな」
「何が必要なのかしら?」
「大きい網とかかな?」
「いや、エレメントフェアリーそんなに高くないし」
「え!そうなの、てっきり5mくらいあると思ったんだけど」
「アホか、大体俺くらいだろ」
「いやそれでも十分なんだけど……」
俺の身長は大体174㎝くらいだ
ちなみに作者と同じくらいだ
作者は中3だけどな!
「まぁともかく縄と網買うか」
「じゃあ、ここは私が出すわ」
「いや、ここは俺が出すよ」
「そんなの悪いわよ、私たちのクエストなのに…」
「いいんだよ、俺も飯奢ってもらったしな!」
キメ顔でしかもちょっといい声で言ってやったぜ!
男ならやりたいよな、こんな感じのやつ。
やりたいよね?
「レンどうしたの?ものすごく変な顔してるよ?」
俺の心が壊れた。
フレイの純粋で可愛い声で言われるとそれはもう心が折れてしまう。
マジでダメージやばい
「大丈夫?レン?確かに変な顔だったけど気にしなくていいと思うわ」
さらに壊れた心が粉々にされた。
どのくらい壊れたかと言うと、ビスケットをトンカチで粉砕したくらいだ。
もう立ち直れなくねそれ?
「と、とにかくここは俺が出すから気にすんな!」
「そう?ありがとう!」
うんやっぱり笑顔の方がいいな!
こうして必要なものを買い、俺は心にダメージを追いながらクエストに向かった。
もう俺のライフはゼロだ。
〜精霊の平原〜
はい!と言うわけで戻ってきました精霊の平原!
ここではこの間フレイがブルーオーガの顔面に
炎の玉をぶち込んだ場所だ。
あん時はえげつなかった、それでフレイは疲れて動けなくなったけど、少しオーガに同情するぐらいオーバーキルだった。
「多分ここら辺で出ると思うんだけど…」
「おねぇちゃんって、たまに適当だよね…」
たまにどころではない、リエルは見た目とは裏腹に
かなりのアホの子だった。
雑なだけならまだしも、まぁ色々やばい!
例えば
洗濯 洗剤の量をミスり洗濯機爆発
料理 壊滅的なまでに焦がす、もう炭だった
掃除 まず、自分の部屋が汚いらしく論外
こんな具合に家事全般ができない
一方フレイは家事の全般をこなすハイスペックな
できた妹だった。
かく言う俺も掃除は苦手だが、それ以外は問題ないので、俺たちの中でリエルは一番ポンコツだ
QED証明終了
そんな時、マジででやがった
「おねぇちゃん!後ろ!」
「!?、いやぁぁあー!」
そのまま宙吊り、あれー?デジャヴ?
この間は立場が逆だったよな
そしてやはりリエルはスカートだった
もうこれは、作者が変態なのかモンスターが変態なのかのどちらかだな
……まぁ多分前者か
「レン!早くおねぇちゃんを助けないと!」
「お、おぉそうだな!」
お目当のエレメントフェアリーが出たのはいいが
デカくね?
通常なエレメントフェアリーは170〜180㎝だが、
明らかに目の前のやつは3mくらいあると思う
「こりゃあ報酬2倍だな」
「そんなこと考えてんの!?」
「冗談だ!」
半分は……
「フレイ、こいつの顔面にぶち撒けろ!」
「イェッサー!」
ボカン!ドドドッカーン
みたいな感じに炎と雷がモンスターを襲う
おおー!なかなかの威力だ!
「あ、でもリエルは?」
「え?あっ!」
フレイはこうゆう時テンションが上がる
つまり制御が効かないのだ。
案の定リエルはボロボロだった。
「フレイ…」
「ハイ!」
「帰ったら覚えてなさい…」
「ごごごめんなさい!!」
うわ、怖い!
そして衝撃の事実発覚!
「ごめん、ボクもう魔力が…」
「は?」
うっそーん!
流石に俺1人は厳しくない?
「レン早くして!もう服が限界なの!」
「え?」
思わずリアルの方を見た、さっきのフレイの攻撃で
リエルの服はボロボロだ、それはもう少し動かしたら
崩れるくらい
「もう少しっ!」
「何を期待しているの!早く助けて!」
「まぁ冗談はこのくらいにしようか」
俺は剣を抜いた、俺1人だとぶっちゃけ厳しいが
まぁなんとかなるだろ!
なんたって俺46レベだし!トップクラスだし!
「さっさとぶった切ってや、あっ!」
足が絡め取られました。
ゴメンナサイ、悦に浸ってたら油断しました。
「うぅわぁあー!」
「馬鹿なのあなた!」
「ゴメン!マジ油断した!」
「もう!馬鹿!」
何故だろう責められているのに傷つかない
それどころか……
おっと!危ない何かに目覚めるとこだった!
「フレイ!あなたの魔法でどうにかできないの?」
「おねぇちゃん、ゴメン、無理」
「単語だけで喋るな……」
少し、いや、マジでやばいフェアリーのヤロー
俺とリエルに向かって触手っぽいの伸ばしてきたぞ!
やめろ!この作品は全年齢対象なんだぞ!
そして俺にまで伸ばしてくるな!
どっちでもいけるやつかお前!
「やっと見つけましたよ!先輩!」
「全く、相変わらずだなお前は」
次の瞬間フェアリーは切り刻まれた挙句焼かれた
ぶっちゃけこの間のオーガより可哀想だ
なむなむ……
「って、お前らなんでこんなところに!」
「それはこっちのセリフっすよ先輩!」
「まぁまぁ、落ち着け。危なかったな、レン」
俺たちの前に現れたのは
ある意味この街を出るに当たって一番会いたくない奴
トップ2だった。
〜王都〜
「ありがとうございました、助けていただいて」
「いえいえ、間に合ってよかったっすよー!」
「で?何でお前らがここにいるんだ?
セルナ、ゼクス」
「先輩を探しに来たって言ってるじゃないっすか!」
「お前がギルドをクビになったと聞いてな」
セルナは俺がギルドにいた時の後輩だ。
よくペアを組んでいたが、いつの間にか懐かれた。
外見は黒髪ショートで可愛らしいが俺は苦手だ。
何故かというと
「先輩、ギルドにいた時ですら無色透明のボッチだったのに、ギルドをクビになったら、無職童貞くらい
痛々しいことになりましたね」
「ブッ!」
これだ、事あるごとに俺の心を抉ってくる
しかも結構深く抉ってくる
時には「もう辞めてくれ」と泣いて懇願しそうになった。
あとゼクス笑うな殺すぞ!
今笑ったのがゼクス、俺の幼馴染だが俺はあまり好きじゃない。
何故なら
イケメンなのだ、めっちゃイケメン。
街を歩けばオーラを放つ、そんな奴だ
こいつの場合はイケメンの時点で嫌いだ。
イケメンは死ね!
「な、何でそんなに怖い顔なんだ?お前」
「何でもない!」
「もぅ、先輩私が来てそんなに嬉しいんですか?」
「バカ言え!」
「ねぇねぇレン、この人たちは誰?」
フレイが俺の袖を引いてきた、可愛すぎる。
見るとリエルも説明が欲しいらしい。
カクカクシカジカ
「へぇー!レンの友達かー」
「少し違うがまぁいいや」
可愛いし
「レンって友達がいたのね」
ちょっと、リエルさん、その言い方だと俺に友達がいないと思ってたみたいに聞こえるよ?
これが素だと言うのだから恐ろしい
でも可愛いからいいや
もう可愛ければいいみたいじゃねーか
「なぁレンお前これからどうすんの?」
「だいたいなんであんなとこにいたんですか?
ああ言う趣味ですか?」
「違う、これはだな……」
俺はここ最近の事と、これからの予定を話した。
カクカクシカジカ
この表現気に入っている
「ふーん成る程な、じゃあリエルさんとフレイちゃんのレベルアップが終わったら国を出るってわけか」
「そう言う事だ」
「先輩まさか美少女2人をどうこうしようと思ってたりします?」
「思ってないし何でお前は俺を変態にしたがるんだ」
「え?違うんですか?」
割とマジな聞き方だった
「なぁレン、俺たちも一緒に行っちゃダメか?」
「そうですね、先輩の見張りが必要です」
「は?」
ナンテイイマシタカ?
「レン!2人も一緒に来てもらおうよ!人は多い方が楽しいよ!」
「私は構わないけど、レン、あなたが決めて」
えぇー……
俺が1人だったら断るところだ
だがフレイは来て欲しがっているし、リエルもああは言っているが少し期待している表情だ。
俺は人の心情を理解するのが得意なのだ。
「アァー!分かったお前らも来い!その代わり
きっちり働いてもらうぞ!」
「おう!」
「わっかりました!任せてください!先輩!」
こうして、新たな仲間が加わった。
正直今回はあまり嬉しくないが……。
俺たちが国を出る日も近い。
面白かったでしょうか?
これからも頑張りますのでよろしくお願いします。
これからの展開をお楽しみください。