メカニック紹介5(アメリカ及びカナダ)
このページではアメリカ軍及びカナダ軍が運用する兵器を紹介しています。
ネタバレは可能な限り伏せていますが、意地でも避けたい場合はブラウザバックしてください。
スペックシートに出ている数値は他作品のメカや実在兵器との比較用にどうぞ。
ちなみに、キャラクターと違い兵器類の性能は開発メーカーの公式情報です。
【更新履歴】
2020/12/30 全体的に加筆修正
2023/8/8 全体的に加筆修正(最終版)
F-22C スーパーラプター
英語表記:F-22C Super Rapter
分類:全領域ステルス戦闘機
カラーリング:アメリカ軍標準の制空迷彩
エンジン:F122-PW-200複合サイクルエンジン×2
最高飛行速度:M2.8程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金
機上レーダー:AN/APG-99
射出座席:ACESⅦ
乗員:1名
運用者:アメリカ空軍
機体価格:2億2000万ドル(約220億円)
武装:M61A4「バルカン」20mm航空機関砲
AIM-120F AMRAAM中射程空対空ミサイル
AIM-10C「サイドワインダーⅡ」短射程空対空ミサイル
GBU-39C小直径精密誘導爆弾
防御兵装:チャフ・フレアディスペンサー
アメリカ軍の主力ステルス戦闘機F-22を全領域化した機体。かつて「航空支配戦闘機」ともてはやされた本機も基本設計の古臭さは否めないものの、優れたステルス性と量産効果による価格低下という新型機には無い強みを持ち、就役当時は誰も考えていなかった宇宙進出という快挙を成し遂げた。当初は「A型からの改修機」と「C型として新造した機体」が入り混じっていたが、2132年時点では耐用年数の関係で全て後者へ置き換えられている。
SF-15E コズミックイーグル
英語表記:SF-15E Cosmic Eagle
分類:全領域戦闘爆撃機
全長:22.8m
最大離陸重量:40.1t
カラーリング:アメリカ軍標準の制空迷彩
エンジン:F200-PW-109複合サイクルエンジン×2
F190-GE-100複合サイクルエンジン×2
上記2種からの選択制(アメリカ軍はPWを採用)
総推力:203kN×2
最高飛行速度:M3.2程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金
機上レーダー:AN/APG-101
射出座席:ACESⅦ
乗員:2名(パイロット及び兵装システム士官)
運用者:アメリカ軍(空軍及び海軍宇宙艦隊)
輸出実績あり
主なパイロット:リトルマックス
機体価格:3億2000万ドル(約320億円)
武装:M64A1「バルカンⅡ」25mm航空機関砲
各種戦闘機用ミサイル
GBU-39C小直径精密誘導爆弾
GBU-28B「バンカーバスター」地中貫通爆弾
オプション装備:コンフォーマル・フューエル・タンク
防御兵装:チャフ・フレアディスペンサー
F-15E ストライクイーグルから発展したアメリカ軍の主力全領域戦闘爆撃機。厳密には「拡張性が高いF-15の設計を大きく見直し、宇宙用に無理矢理適応した機体」であり、F-15シリーズから直接繋がっているわけではない。ただし、本機の開発にはF-15XやF-15SEといった機体群で培われたデータが活かされているため、強いて言えば「F-15シリーズの系譜を受け継いだ機体」となる。本機はアメリカ軍の大規模軍備再編計画「ハース・プラン」に基づいて開発されており、空軍・海軍双方が同一仕様で調達する初の戦闘機(標準で発着艦用装備が内蔵されている)となったほか、武装に関してもアメリカ四軍(海兵隊含む)共通の「統合多機能ミサイル」を運用することができる。なお、本機はステルス性は重要視されていないが、これは技術進歩の速度が「ステルス性向上<探知技術の進化」となっており、ステルス性に拘らない方が良好な結果を得られるためである。
A-10D サンダーボルトⅡ
英語表記:A-10D ThunderboltⅡ
分類:大気圏内用攻撃機
カラーリング:夜間迷彩
エンジン:TF34-GE-104ターボファンエンジン×2
最高飛行速度:M0.6程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金
機上レーダー:AN/APG-94
射出座席:ACESⅦ
乗員:1名
運用者:アメリカ空軍
機体価格:1300万ドル(約13億円)
武装:GAU-8A2「アヴェンジャー」30mm航空機関砲
AIM-10C「サイドワインダーⅡ」短射程空対空ミサイル(自衛用)
AGM-65L「マーベリック」空対地ミサイル
レーザー誘導爆弾「ペイブウェイⅥ」
ロケット弾ポッド
防御兵装:チャフ・フレアディスペンサー
アメリカ軍が1世紀以上に亘り運用している傑作攻撃機で、ターボファンエンジン搭載機であることから宇宙には行けない。2060年代から配備され始めたD型では装甲材の交換やエンジン換装といった近代化改修が行われ、22世紀の攻撃機として必要十分な能力が確保されている。もっとも、技術革新が進む中では「攻撃機」という存在自体がもはや時代遅れになりつつあり、数多くの戦乱を戦ってきたA-10もルナサリアン戦役を以って全機退役(SF-15Eで更新)することが決まっている。
E-787
英語表記:E-787 AWACS
分類:大気圏内用早期警戒管制機
全長:68.3m
カラーリング:灰色のロービジ塗装
エンジン:GEnxターボファンエンジン×2
最高飛行速度:M0.88程度
装甲材質:次世代型炭素繊維強化プラスチック
レーダーシステム:AN/APY-6
乗員:22名(パイロット2名、電子機器操作員20名)
運用者:アメリカ空軍
輸出実績あり
主な機体:AWACS「ポラリス」
機体価格:5億6400万ドル(約564億円)
武装:無し
防御兵装:チャフ・フレアディスペンサー
アメリカの航空機メーカーが開発した旅客機「787」をベースとする早期警戒管制機(AWACS)。アメリカ軍が現在運用している早期警戒管制機は本機種しかないため、E-787自体を指す場合は単に「AWACS」と呼ばれる。787の長距離仕様改良型「787-10NG」をベースに窓の封鎖や発電能力の強化が行われており、胴体上部に増設された円盤型レドームを外見的特徴としている。
KC-787 ユニコーン
英語表記:KC-787 Unicorn
分類:大気圏内用空中給油機
カラーリング:灰色のロービジ塗装
全長:62.8m
エンジン:GEnxターボファンエンジン×2
最高飛行速度:M0.9程度
装甲材質:次世代型炭素繊維強化プラスチック
乗員:3名(パイロット2名、給油オペレーター1名)
運用者:アメリカ空軍
輸出実績あり
機体価格:2億1000万ドル(約210億円)
武装:無し
防御兵装:チャフ・フレアディスペンサー
備考:貨物及び人員の輸送も可能
アメリカの航空機メーカーが開発した旅客機「787」をベースとする空中給油機。本機は尾部に給油用システムを備えているため、離着陸時に滑走路へぶつからないよう胴体が短い「787-9NG」をベース機に採用している。固定翼機及びMFの両方へ給油可能な機体であり、特にMFにとっては長距離航空作戦を実施する際に必須の存在となる。
ホークスワース・FM-10A ピーコック
英語表記:Hawksworth FM-10A Peacock
分類:汎用モビルフォーミュラ
開発:ホークスワース
設計者:クラレンス・ハイネマン
生産形態:量産機
全高:4512mm
機体重量:768kg
全備重量:1794kg
カラーリング:アメリカ軍標準の制空迷彩(空軍)
E-OSドライヴ:ES102-GE-100
最大出力:97850kW
最高回転数:18500rpm
総推力:99kN
最高飛行速度:M0.94程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金
機上レーダー:AN/MPG-25
射出座席:MCESⅢ
運用者:アメリカ軍(四軍全て)
輸出実績あり
機体価格:1530万ドル(約22億円)
武装:GAU-15A1小口径ガトリング砲×2
MF用ダガー×2
その他選択武装
防御兵装:実体シールド
チャフ・フレアディスペンサー
大規模軍備再編計画「ハース・プラン」に基づいて開発されたアメリカ軍の主力MFで、機体名は「(オスの)クジャク」を意味する。本機は設計当初から陸海空軍及び海兵隊での運用が考慮されており、塗装以外は四軍共に同一仕様の機体を使用している。アメリカ製MFとしてはFM-9 スカイレイダーⅡに続くE-OSドライヴ搭載機であり、基本設計は有望且つ稼働率も良かったFM-9を受け継いでいる。純粋な性能ではオリエント連邦やルナサリアンの最新鋭機には及ばないものの、堅実な設計や実体弾メインの武装ラインナップによる高い安定性を持ち味としており、数的有利を活かせば互角に戦うことができるという。「教養ある貴婦人」と評される素直な操縦特性については一定の評価があり、操縦は容易と考えられていることから練習機型は製造されていない(実機訓練とシミュレータで対応)。
ホークスワース・FM-9D スカイレイダーⅡ
英語表記:Hawksworth FM-9D SkyraiderⅡ
分類:汎用モビルフォーミュラ
開発:ホークスワース
設計者:クラレンス・ハイネマン
生産形態:量産機(生産終了)
全高:4508mm
機体重量:780kg
全備重量:1692kg
カラーリング:アメリカ軍標準の制空迷彩(海軍)
E-OSドライヴ:ES101-GE-100
最大出力:97000kW
最高回転数:18500rpm
総推力:95kN
最高飛行速度:M0.9程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金
機上レーダー:AN/MPG-24
射出座席:MCESⅡ
運用者:アメリカ軍(四軍全て)
輸出実績あり
機体価格:1400万ドル(約20億円)
武装:GAU-15A1小口径ガトリング砲×2
M116A2 MF用アサルトライフル
ヒートトマホーク
その他選択武装
防御兵装:実体シールド
チャフ・フレアディスペンサー
アメリカ軍初のE-OSドライヴ搭載型MF。機体名のスカイレイダーは"空の襲撃者(=空賊)"という意味で、設計者ハイネマンの先祖がデザインした20世紀の名機"A-1 スカイレイダー"にあやかっている。基本設計はこの時点で非常に優秀であり、後継機のFM-10にもしっかりと引き継がれている。MF開発技術の急速な進歩により陳腐化した本機は2120年代末には既に全機退役していたが、対ルナサリアン戦争における損耗分を補うため良好な保管状態でモスボールされていた機体が現役復帰。主に二線級の部隊で運用が再開されている。
シャパラル・X-92
英語表記:Chaparral X-92
分類:運動能力向上実験機
開発:シャパラル・ハイテック
生産形態:実験機
全高:4722mm
機体重量:624kg
全備重量:990kg
カラーリング:白+紺色と赤色のライン
E-OSドライヴ:ES102-GE-100
最大出力:97850kW
最高回転数:18500rpm
総推力:99kN
最高飛行速度:M0.98程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金
機上レーダー:AN/MPG-25
射出座席:MCESⅢ
運用者:アメリカ軍
武装:GAU-15A1小口径ガトリング砲×2
※実戦配備時はFM-10と同じ武装の使用を想定
防御兵装:チャフ・フレアディスペンサー(後付け装備)
アメリカのMFメーカーであるシャパラル社が製作し、アメリカ軍で試験運用されている試作型MF。所謂"Xプレーン"の一種。実機の製造に際してはコスト削減のため主にFM-10から多くのコンポーネントが流用されている。最大の特徴は前進翼のようにそびえ立つV字型のウィングバインダーであり、このエアロパーツは機体の安定性を下げることで逆にレスポンスを向上させる設計となっている。元々の運動性と1t以下の機体重量が相まって、本機は極めて高い動力性能を獲得するに至った。本機その物が量産化される可能性は低いが、蓄積されたデータは今後開発されるアメリカ製MFに反映される予定である。
アイオワ級航空戦艦
英語表記:BBC Iowa Class
姉妹艦:1番艦「アイオワ」
2番艦「アイダホ」
3番艦「ユタ」
4番艦「フロリダ」
建造:ノーフォーク海軍造船所
全長:348m
全幅:46m
カラーリング:灰色のロービジ塗装
機関部:核融合炉×2
推進装置:6基
重力制御装置:3基
カタパルト:MF用電磁式カタパルト×3
航空機用電磁式カタパルト×2
速力:300km/h以上(大気圏内飛行時)
乗組員:2024人(MF運用要員は含まず)
艦載機:MF30機
固定翼機18機
汎用ヘリコプターor全領域ヘリコプター6機
運用者:アメリカ海軍
武装:18インチ3連装マルチパーパス・メインキャノン×3
5インチ速射砲×6
砲塔型レールキャノン
6連装VLS×10(60セル)
対空パルスレーザー砲×14
20mm対空機関砲「ファランクスⅡ」×16(CIWS)
近接防空ミサイル発射機×4
防御兵装:対レーザー用バリア「プリズムフィールド」
アメリカ海軍の主力全領域航空戦艦で、艦名は全て合衆国の州名に由来している。折からの不況や軍縮に伴う予算削減の影響もあり、アメリカ軍は金食い虫のくせに使い道が少ない宇宙戦艦を全て退役させる方針へ進んでいた。しかし、仮想敵国であるオリエント連邦との「バトルシップ・ギャップ」を危惧する声も多く、最終的には「超弩級戦艦4隻の改装(航空戦艦化)」という妥協案で決着が付けられた。同じ航空戦艦のレミリア級に比べて機動力及び防空能力では大きく劣るものの、同艦級には無い特徴として固定翼機(F-35E)の運用能力を備えており、拡張性の高さを存分に活かした改装が為されている。
エンタープライズ級正規空母
英語表記:CVN Enterprise Class
姉妹艦:2番艦「マーカス.H.ハミルトン」
3番艦「ジョスリン.C.ベイカー」
建造:ニューポート・ニューズ海軍造船所
全長:342m
全幅:45m
カラーリング:灰色のロービジ塗装
機関部:核融合炉×2
推進装置:5基
重力制御装置:3基
カタパルト:MF用電磁式カタパルト×3
航空機用電磁式カタパルト×3
速力:300km/h以上(大気圏内飛行時)
乗組員:1500+1900人(乗組員+航空機運用要員)
艦載機:75~100機(固定翼機、MF、ヘリコプターの合計)
運用者:アメリカ海軍
武装:6連装VLS×5(30セル)
対空パルスレーザー砲×12
20mm対空機関砲「ファランクスⅡ」×12(CIWS)
近接防空ミサイル発射機×4
防御兵装:対レーザー用バリア「プリズムフィールド」
アメリカ海軍の主力全領域正規空母で、艦名はアメリカ合衆国の歴代大統領に由来している。基本構成は"航空母艦の結論"ことニミッツ級やジェラルド.R.フォード級で培われたノウハウを概ね踏襲しており、列強諸国の航空母艦の中では保守的な設計ゆえ性能面でのアドバンテージは少ない。ただし、兵器にとって最も大切な信頼性及び安定性は優れており、地球圏全域を活動領域とするアメリカの軍事戦略の一翼を担う存在であることは言うまでも無い。
インディアナポリス
英語表記:AGC Indianapolis
ベース艦型:ラスベガス級巡洋艦
建造:ノーフォーク海軍造船所
全長:208m
全幅:27m
カラーリング:灰色のロービジ塗装(新型塗料)
機関部:新型核融合炉
推進装置:3基(効率向上型)
重力制御装置:2基
カタパルト:MF用可動型電磁式カタパルト×2
速力:320km/h以上(大気圏内飛行時)
乗組員:201人(添乗する研究員などは含まず)
艦載機:MF8機
全領域ヘリコプターorティルトローター2機
運用者:アメリカ海軍
武装:4連装多用途VLS×4(16セル)
新型対空パルスレーザー砲×6
30mm対空機関砲「ゴールキーパーⅡ」×4(CIWS)
近接防空ミサイル発射機×4
防御兵装:対レーザー用バリア「プリズムフィールド」
アメリカ海軍の主力全領域巡洋艦の一隻を改装して建造された技術評論試験用母艦。同型艦は存在しない。本艦はアメリカ海軍が採用予定ないし研究開発中の新装備の試験運用を目的としており、甲板上の兵装から内部の電子機器に至るまで様々な先進技術が詰め込まれている。また、"試験用母艦"の分類通り試験運用中の拠点としての利用も想定され、研究チーム用の居住設備が設けられているらしい。
CEF-18 ハイパーホーネット
英語表記:CEF-18 Hyper Hornet
原型機:EF-18(直接的なベース機)
F/A-18J(EF-18のベース機)
分類:全領域マルチロール機
カラーリング:灰色のロービジ塗装
エンジン:F434-GE-EDE複合サイクルエンジン×2
最高飛行速度:M2.0程度
装甲材質:次世代型炭素繊維強化プラスチック
機上レーダー:AN/APG-99
射出座席:ACESⅦ
乗員:1名(複座型は2名)
運用者:カナダ空軍
機体価格:3200万カナダドル(約25億円)
武装:M61A3「バルカン」20mm航空機関砲
各種戦闘機用ミサイル
航空爆弾
最新モデルよりも一世代古い物が中心
防御兵装:チャフ・フレアディスペンサー
特殊装備:夜間識別用サーチライト
備考:空軍機だが発着艦用装備あり
カナダ空軍の主力全領域多用途戦闘機で、大元のベース機はアメリカ海軍が運用するF/A-18Jである。機首の下面に偽のコックピットを描いていることが特徴。導入に際してはスペイン空軍が先に運用していたEF-18ベースの新造機に加え、同国が予算不足で購入できなくなった機体も譲り受けている。作中時代の全領域戦闘機としては飛び抜けた性能を持っているわけではないが、F/A-18自体の特性である中低速域での優れた動力性能は健在とされ、腕の良いパイロットならMFにも多少は対抗可能とされている。
CC-180 アルデラミン
英語表記:CC-180 Alderamin
ベース機:A350 XWB MRTT
分類:大気圏内用空中給油・輸送機
全長:67m
カラーリング:灰色のロービジ塗装
エンジン:トレント XWB-100ターボファンエンジン×2
最高飛行速度:M0.9程度
装甲材質:アルミニウム・リチウム合金
乗員:3名(パイロット2名、給油オペレーター1名)
運用者:カナダ空軍
他国は「A350 XWB MRTT」として採用
主な機体:コールサイン「ポールスター」
機体価格:2億5000万カナダドル(約200億円)
武装:無し
防御兵装:チャフ・フレアディスペンサー
備考:貨物及び人員の輸送も可能
カナダ空軍が運用している旅客機ベースの空中給油・輸送機。CC-180という名称はカナダ空軍機独自のものであり、正式名称は「A350 XWB MRTT」という。KC-787と同じくMFへのE-OS粒子補給能力を有しているが、複数機への同時補給はできない。
CH-147 チヌーク
英語表記:CH-147 Chinook
原型機:CH-47H
分類:大型輸送ヘリコプター
カラーリング:森林迷彩
エンジン:T55-GA-717ターボシャフトエンジン×2
最高飛行速度:M0.3程度
装甲材質:次世代型炭素繊維強化プラスチック
乗員:3名(パイロット2名、機上整備員1名)
積載能力:兵員32名or分解状態のCRM-200 スパイラル1機
運用者:カナダ空軍
他国は主に「CH-47H」として採用
機体価格:4300万カナダドル(約35億円)
武装:無し
防御兵装:チャフ・フレアディスペンサー
カナダ空軍の主力輸送ヘリコプターで、ベース機のCH-47Hは俗に「スーパーチヌーク」と呼ばれる傑作機である。装甲材質の変更やエンジン換装といった大改修が施されているほか、MFを搭載できるような小改造もついでに行われている。
RMロックフォード・CRM-200 スパイラル
英語表記:RM Rockford CRM-200 Spiral
原型機:RM5-20 スパイラル
分類:汎用モビルフォーミュラ
開発:RMロックフォード第5設計開発部
設計者:エイコ・ニューウェイ
生産形態:量産機
全高:4205mm
機体重量:592kg
全備重量:1245kg
カラーリング:灰色のロービジ塗装
E-OSドライヴ:スーパーテック・JV22B-3
最大出力:100000kW
最高回転数:19300rpm
総推力:100kN
最高飛行速度:M0.99程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金
機上レーダー:AN/MPG-25
射出座席:MCESⅢ
運用者:カナダ空軍
機体価格:3600万カナダドル(約29億円)
武装:M10-Cリヴォルバーカノン固定式機関砲×2
ビームソード×2
その他選択武装(アメリカ軍から供給)
防御兵装:実体シールド
チャフ・フレアディスペンサー
カナダ空軍が初めて導入したMFで、RM5-20BをRM5-21相当に近代化改修した機体。カナダ初のMF導入にあたっては隣国アメリカはもちろん、対潜哨戒機の輸出で既に足掛かりを築いていた日本も加わるほどの熾烈な受注競争が繰り広げられたが、最終的には「機体性能に対するコストパフォーマンスの高さ」「広大な寒冷地での安定した運用能力」「国内の航空産業に対するメリット」が決め手となり、2103年にRM5-20改修型の制式採用が決定された。それまではアメリカのFM-9が最有力候補と見られていたため、この「CM-X選定」は世界中に衝撃を与えることとなった。基本設計はスターライガが運用していたRM5-20に準じているが、カナダ軍がMF運用経験を持たないことを考慮した改修が為されており、整備性及び操縦性が向上したことで扱い易い機体となっている。なお、アメリカ政府の圧力やオリエント連邦の機密漏洩対策により一部部品は自国製へ変えられているほか、レーダーや射出座席、ビームソード以外の携行武装はFM-10と共通化が図られている。




