メカニック紹介3(ルナサリアン1)
このページではルナサリアンが運用する機動兵器「サキモリ」及び航空機を紹介しています。
ネタバレは可能な限り伏せていますが、意地でも避けたい場合はブラウザバックしてください。
スペックシートに出ている数値は他作品のメカや実在兵器との比較用にどうぞ。
ちなみに、キャラクターと違い兵器類の性能は開発メーカーの公式情報です。
【更新履歴】
2020/12/30 全体的に加筆修正
2022/2/16 全体的に加筆修正
2023/8/6 全体的に加筆修正(最終版)
アメハヅチ・モ-01 ツクヨミ
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi
地球側コードネーム:LMF-01 マート(MYRT)
分類:乙種サキモリ
開発:アメハヅチ重工業機動兵器課
設計者:ミカヅキ・アキ
生産形態:量産機
全高:4400mm
機体重量:655kg
全備重量:1820kg
カラーリング:灰色ベースの月面迷彩
発動機:アメノミカゲ・モハ-01粒子機関
最大出力:99000kW
最高回転数:21000rpm
総推力:104kN
最高飛行速度:M0.97程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
機上電探:オモイカネ・モデ-01
射出座席:イヒカ・モザ-01
運用者:ルナサリアン軍事武門
機体価格:30億テルヨ(1テルヨ=0.5円)
武装:モガ-01固定式機関砲×2
光刃刀×2
カタナ
光線銃
その他選択武装
防御兵装:盾
電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
特殊装備:ブ-01単分離式補助推進装置
ルナサリアンの主戦力を担う量産型汎用サキモリで、ルナサリアンが初めて実戦投入した機動兵器でもある。地球側のスパイラル及びスパイラルⅡに酷似したデザインと性能を持つことから、これらの機体を参考に開発されたと考えられているが、中には「月面に埋没していた古代兵器を発掘・量産化した物だ」という珍説を唱える者もいる。MFと同じ機動兵器だが設計思想には決定的な違いが存在し、ルナサリアンがサキモリに求めたのは「MFとの戦いで優位を取れる運動性」であった。そのため、本機に限らずサキモリという兵器はMFよりも軽量且つ装甲が薄く、防御力低下を高い運動性で補っている傾向が強い。また、ルナサリアン初の機動兵器にして高い汎用性を持つ本機は複数のバリエーションが存在し、更には兵器開発競争で後れを取らないよう後継機の開発も進められているという。なお、肩部の縁取りは所属部隊を示しており、この部分の色を見ればある程度識別が可能となっている。
アメハヅチ・モ-01 ツクヨミ(バイオロイド搭乗機)
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi
地球側コードネーム:LMF-01B マート(MYRT)
カラーリング:白一色
基本性能は通常仕様と同じ
ルナサリアンがなぜか戦力として擁している人工生命体「バイオロイド」が駆るツクヨミ。白一色の塗装を採用しているほか、肩部装甲の縁取りが存在しない点で通常仕様とは容易に見分けがつく。機体性能も全く同じだと考えられているが、機械のように正確無比な戦闘機動と強靭な身体能力といった"操縦者の差"でアドバンテージを持ち、実際に戦ったドライバーによれば一般機よりも手強い印象を受けるという。
アメハヅチ・モ-01 ツクヨミ指揮官仕様
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi Commander Type
生産形態:特別量産機
全高:4400mm
機体重量:660kg
全備重量:1830kg
カラーリング:灰色ベースの月面迷彩
発動機:アメノミカゲ・モハ-01改粒子機関
最大出力:100500kW
最高回転数:21200rpm
総推力:107kN
最高飛行速度:M0.98程度
武装、防御兵装:通常仕様と同じ
部隊長クラスが搭乗するツクヨミのバリエーション機。性能の僅かな底上げや通信能力の強化が図られているものの、基本仕様は一般機とほぼ同じである。なお、指揮官仕様は個々人の特性に合わせたサブタイプや改修機に分けられているため、厳密には「ツクヨミ指揮官仕様」と呼ばれる機体は存在しない。
アメハヅチ・モ-01 ツクヨミ指揮官仕様(オリヒメ専用機)
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi C.T(Orihime Custom)
地球側コードネーム:LMF-01R マート(MYRT)
分類:甲種サキモリ
生産形態:個人専用機
全高:4400mm
機体重量:711kg
全備重量:2000kg
カラーリング:白+紫+金
発動機:アメノミカゲ・モハ-01改二甲粒子機関
最大出力:102000kW
最高回転数:22000rpm
総推力:114kN
最高飛行速度:M0.98程度
機上電探:オモイカネ・モデ-01改+試製高機能射撃統制装置
射出座席:イヒカ・モザ-01改
エイシ:アキヅキ・オリヒメ
武装:長銃身大型光線銃
上記に加えて通常仕様の強化版を使用可能
防御兵装:光学盾
擬装風船射出装置
電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
自衛用電波妨害装置
ツクヨミ指揮官仕様の中でも特に組み立て精度が良い機体を選抜し、オリヒメの搭乗を前提に大改修した彼女の専用機。月の指導者が搭乗することから本機は防御力が重視されており、光学盾(ビームシールド)や擬装風船(ダミーバルーン)といった防御兵装を試験的に導入している。専用武装の長銃身大型光線銃は三日月型バランサーを有する高出力レーザーライフルであり、新型射撃統制装置と連動することで命中精度を15%も向上させている。なお、本機はオリヒメの適性に合わせた射撃機だが、素体にされたのは元々の防御力が高い格闘タイプの方である。
アメハヅチ・モ-01 ツクヨミ指揮官仕様(ユキヒメ専用機)
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi C.T(Yukihime Custom)
地球側コードネーム:LMF-01Y マート(MYRT)
分類:甲種サキモリ
生産形態:個人専用機
全高:4400mm
機体重量:666kg
全備重量:1830kg
カラーリング:白+赤+銀
発動機:アメノミカゲ・モハ-01改二粒子機関
最大出力:101800kW
最高回転数:22500rpm
総推力:114kN
最高飛行速度:M1.0程度
機上電探:オモイカネ・モデ-01改
射出座席:イヒカ・モザ-01改
エイシ:アキヅキ・ユキヒメ
武装:回転式多銃身機関砲
小型カタナ
上記に加えて通常仕様の強化版を使用可能
防御兵装:小型盾
電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
ツクヨミ指揮官仕様の中でも特に組み立て精度が良い機体を選抜し、ユキヒメの搭乗を前提に大改修した彼女の専用機。月の民のナンバー2が搭乗する機体ということで徹底的な高性能化が図られており、後継機用の新型発動機や姿勢制御システムなどが先行導入されている。カタログスペック的には飛び抜けて高いわけではないが、ユキヒメの優れた操縦技量により数値以上の戦闘力を発揮する。
アメハヅチ・モ-01 ツクヨミ指揮官仕様(スズラン専用機)
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi C.T(Suzuran Custom)
地球側コードネーム:LMF-01SZ マート(MYRT)
分類:甲種サキモリ
生産形態:個人専用機
全高:4400mm
機体重量:650kg
全備重量:1810kg
カラーリング:紺色+白
発動機:アメノミカゲ・モハ-01改甲粒子機関
最大出力:101000kW
最高回転数:24000rpm
総推力:115kN
最高飛行速度:M1.0程度
機上電探:オモイカネ・モデ-01改
射出座席:イヒカ・モザ-01改
エイシ:ヨミヅキ・スズラン
武装、防御兵装:アキヅキ姉妹専用機と同型の装備を使用
ルナサリアンの中でも卓越した操縦技術を持つスズランのために改修されたツクヨミ指揮官仕様。指揮官仕様で追加された補助装甲やハードポイントをあえて外すことで10kgもの軽量化を果たし、本機はツクヨミシリーズの中で最も軽い機体となっている。また、粒子機関はモハ-01改を超高回転型に仕立て上げた「モハ01-改甲」へ変更しており、ピーキーな出力特性と引き換えにエイシの操作をダイレクトに反映するほど鋭い吹け上がりを実現した。
アメハヅチ・モ-01 ツクヨミ指揮官仕様(射撃タイプ)
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi C.T(Shooter Type)
地球側コードネーム:LMF-01S マート(MYRT)
生産形態:特別量産機
全高:4400mm
機体重量:689kg
全備重量:1845kg
カラーリング:灰色ベースの月面迷彩
最高飛行速度:M0.97程度
機上電探:オモイカネ・モデ-01改
射出座席:イヒカ・モザ-01改
主なエイシ:ミナヅキ・ニレイ
ウサミヅキ
武装:長銃身光線銃
超大型光線銃
通常仕様の武装も使用可能
防御兵装:小型盾
電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
2種類の専用光線銃を運用可能な専用バックパックを装着したツクヨミ指揮官仕様。このバックパックは強力な専用光線銃を安定稼働させるために必須の装備だが、重量増加を招くことからツクヨミの持ち味である運動性に悪影響を与えている(緊急時はパージ可能)。ただし、射撃時の命中精度向上のために安定性を高める方向へセッティングされており、操縦特性はツクヨミシリーズで最も素直と評されている。
アメハヅチ・モ-01 ツクヨミ指揮官仕様(格闘タイプ)
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi C.T(Fighter Type)
地球側コードネーム:LMF-01F マート(MYRT)
生産形態:特別量産機
全高:4400mm
機体重量:684kg
全備重量:1815kg
カラーリング:灰色ベースの月面迷彩
最高飛行速度:M0.98程度
機上電探:オモイカネ・モデ-01改
射出座席:イヒカ・モザ-01改
主なエイシ:ハヅキ・アカネ
武装:両手持ち大型カタナ
接近戦用杭打機(盾との択一式)
通常仕様の武装も使用可能
防御兵装:盾(接近戦用杭打機と択一式)
電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
格闘戦用の追加装備を装着したツクヨミ指揮官仕様。機体各部に薄い増加装甲を纏っており、その関係で防御力向上と引き換えに重量が25kgほど増している。一般的に軽装甲で脆いイメージを持たれるツクヨミ系列機だが、本機に関しては増加装甲のおかげでそれなりにタフさを見せる。また、アキヅキ姉妹専用ツクヨミのベースとなっているのもこのタイプである。
アメハヅチ・モ-01 ツクヨミ改
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi-Kai
地球側コードネーム:LMF-01C マート(MYRT)
分類:乙種サキモリ
生産形態:量産機
全高:4400mm
機体重量:673kg
全備重量:1845kg
カラーリング:地球風の制空迷彩
発動機:アメノミカゲ・モハ-01改粒子機関
最大出力:100500kW
最高回転数:21200rpm
総推力:111kN
最高飛行速度:M1.0程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
機上電探:オモイカネ・モデ-01改
射出座席:イヒカ・モザ-01改
運用者:ルナサリアン軍事武門
機体価格:28億テルヨ
武装:モガ-01固定式機関砲×2
改良型光刃刀×2
カタナ
改良型光線銃
その他選択武装
防御兵装:盾
電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
オプション装備:セ-01 単分離式水中行動装置
2132年7月末頃より実戦投入が確認されているツクヨミの改良型。ツクヨミ指揮官仕様をベースに生産性向上のため設計変更を施した機体であり、地球製MFのような迷彩塗装を採用していることが特徴。戦時下の技術発展の早さにより基本設計は陳腐化しつつあるが、地球側各国の国力が低下しているため相対的な戦闘能力では負けていない。
アメハヅチ・モ-01 改ツクヨミ指揮官仕様
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi-Kai C.T
地球側コードネーム:LMF-01SF マート(MYRT)
生産形態:特別量産機
全高:4400mm
機体重量:678kg
全備重量:1845kg
カラーリング:暗灰色(シモヅキ隊所属機)
地球風の制空迷彩
運用者:ルナサリアン軍事武門
主なエイシ:シモヅキ・ルナ
武装、防御兵装、オプション装備:ツクヨミ改と同じ
部隊長クラスが搭乗するツクヨミ改のバリエーション機。ツクヨミ指揮官仕様の射撃タイプと格闘タイプを統合しているため、両機種の特徴を併せ持った万能機となっている。ツクヨミ改は開発当初から2つの仕様の同時運用を前提に設計されているため、通信能力の強化やエース向けカスタマイズの有無を除くと差異はほとんど無い。
アメハヅチ・モ-01 ツクヨミ(皇族親衛隊仕様)
英語表記:Amehadsuchi Mo-01 Tsukuyomi(Royalguard)
地球側コードネーム:LMF-01G マート(MYRT)
生産形態:特別量産機
全高:4400mm
機体重量:669kg
全備重量:1840kg
カラーリング:藤色+黄土色のエングレービング
発動機:アメノミカゲ・モハ-01改乙粒子機関
最大出力:101000kW
最高回転数:23000rpm
総推力:116kN~(リミッターにより変動)
最高飛行速度:M1.0程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
機上電探:オモイカネ・モデ-01改
射出座席:イヒカ・モザ-01改
運用者:ルナサリアン軍事武門(皇族親衛隊)
主なエイシ:ヨミヅキ・スズヤ
ナヅキ・モミジ
武装:専用カタナ
ツクヨミ改の武装も使用可能
防御兵装:ツクヨミ改と同じ
アキヅキ姉妹が戦場へ出た際に直掩を務める皇族親衛隊専用のツクヨミ。開発系譜としては初期型ツクヨミとツクヨミ改の中間に位置する機体であり、ベースとなっているのは前者だが後発機に当たるツクヨミ改の技術も先行導入されている。それ以外の仕様は指揮官仕様に準じているため、本機はツクヨミ系列機の中でもトップクラスの性能を誇る。
アメハヅチ・モ-04 試製オミヅヌ
英語表記:Amehadsuchi Mo-04 Omidsunu(Prototype)
地球側コードネーム:LMF-03 マーガレット(MARGUERITE)
分類:甲種サキモリ
開発:アメハヅチ重工業機動兵器課
設計者:スズヅキ・シロナ
生産形態:試作機
全高:4920mm(人型形態時)
機体重量:1210kg
全備重量:2950kg
カラーリング:明度が異なる紺色による迷彩塗装
発動機:アメノミカゲ・モハ-03粒子機関
最大出力:116000kW
最高回転数:24000rpm
総推力:146kN~(リミッターにより変動)
最高飛行速度:M1.75程度(巡航形態時)
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
機上電探:オモイカネ・モデ-01丙
射出座席:イヒカ・モザ-02
運用者:ルナサリアン軍事武門
エイシ:ヨミヅキ・スズラン
武装:モリ-01固定式機関砲×2
専用光刃刀×2
専用カタナ
専用光線銃
背部誘導弾発射機構×2
防御兵装:光学盾
電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
ルナサリアンで初めて変形機構を採用した試作可変型サキモリ。本来は次期主力機開発のテストベッドとして製作された機体だが、戦況悪化に伴い実戦投入可能なレベルの改修が急遽施され、地球でオリエント連邦本土空襲へ参加予定のスズランに与えられた。可変型サキモリ自体は地球侵攻以前から研究されていたが、本格的に開発計画が動き出したのは開戦してからのことである。そのキッカケとなったオリエント連邦のオーディールをベンチマークとしているのは明らかであり、最新技術を惜しげも無く投入した本機はツクヨミを遥かに上回る性能を獲得するに至った。カタログスペックは第2期仕様オーディール(A2及びM2)に匹敵し、瞬発力と運動性では本機の方が優れている。
アメハヅチ・モ-04 試製オミヅヌ丁
英語表記:Amehadsuchi Mo-04 Omidsunu T(Prototype)
地球側コードネーム:LMF-03T マーガレット(MARGUERITE)
分類:甲種サキモリ
開発:アメハヅチ重工業機動兵器課
設計者:スズヅキ・シロナ
生産形態:量産試作機
全高:4920mm
機体重量:1200kg
全備重量:2950kg
カラーリング:明度が異なる紺色による迷彩塗装
※皇族親衛隊カラーに塗り替えられた個体も確認されている
発動機:アメノミカゲ・モハ-03丁粒子機関
最大出力:116000kW
最高回転数:22000rpm
総推力:142kN
最高飛行速度:M1.15程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
機上電探:オモイカネ・モデ-01丙
射出座席:イヒカ・モザ-02
運用者:ルナサリアン軍事武門
主なエイシ:ホヲヅキ・リュウセン
ヨミヅキ・スズヤ
武装:モリ-01固定式機関砲×2
改良型光刃刀×2
カタナ
改良型光線銃
背部誘導弾発射機構×2
※スズヤ機は皇族親衛隊用の装備も使用
防御兵装:光学盾
電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
試製オミヅヌの制式採用を目標に少数生産された量産試作機。最大の変更点は変形機構のオミットであり、これによりベース機の特徴であった形態変化による柔軟な運用は不可能となったが、その代わりに信頼性や操縦安定性を高めることができ、優れた基本性能を維持しつつ一般兵でも扱えるレベルの高性能機となった。兵装はベース機と同じ物を使用可能だが、実戦配備された機体はツクヨミ改と同型の汎用品を主に運用していた。生産数が非常に少ない本機はルナサリアン本土の限られた部隊に配備されたほか、最後に製造された個体は皇族親衛隊へと引き渡されている。
アメハヅチ・モ-03 イザナミ
英語表記:Amehadsuchi Mo-03 Izanami
地球側コードネーム:LMF-05 マーセディズ(MERCEDES)
分類:甲種サキモリ
開発:アメハヅチ重工業機動兵器課
設計者:ライラック・ラヴェンツァリ
生産形態:個人専用機
全高:5555mm
機体重量:4620kg
全備重量:6680kg
カラーリング:白+紫+金
発動機:アメノミカゲ・モハ-02甲粒子機関
最大出力:152000kW
最高回転数:20500rpm
総推力:135kN
最高飛行速度:M1.1程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
機上電探:オモイカネ・モデ-02+高機能射撃統制装置
射出座席:イヒカ・モザ-01改
運用者:ルナサリアン軍事武門
エイシ:アキヅキ・オリヒメ
武装:モリ-01固定式機関砲×2
専用長銃身大型光線銃×2
中射程用光線銃
機体内蔵型誘導弾発射機構(大腿部×2、バックパック背面)
接近戦用肩部補助肢×2(光刃刀内蔵)
専用カタナ
防御兵装:光学盾(左右同時出力可能)
高機能自己防衛装置
オリヒメ専用機として開発された重量級サキモリ。基礎設計はオリヒメの同志であるライラックが担当し、実機の製造はアメハヅチ重工が行った。元々ライラックは自身のアイデアメモにいくつかのMF設計案を残しており、その中の一つが本機の雛形とされる。ライラック設計の機体に多く見られる腰部メインスラスターユニットやフレキシブルアームを持ち、バックパックは動力部保護及びハードポイントの機能に特化している。このレイアウトにより実現したハードポイント増加とオリヒメの適性を考慮した結果、本機は銃火器類の火力で敵を圧倒する重射撃機となった。高火力と重装甲を両立しつつ、平均以上の動力性能まで確保した完成度は現時点における”究極のサキモリ”と言えよう。
アメハヅチ・モ-03 イザナミ重
英語表記:Amehadsuchi Mo-03 Izanami Jyu
地球側コードネーム:LMF-05H マーセディズ(MERCEDES)
全高:5590mm
機体重量:4930kg
全備重量:7200kg(専用増加装甲含む)
発動機:アメノミカゲ・モハ-02改甲粒子機関
最大出力:158000kW
最高回転数:20500rpm
総推力:144kN
最高飛行速度:M1.2程度
運用者:ルナサリアン軍事武門
エイシ:アキヅキ・オリヒメ
武装:モリ-01固定式機関砲×2
専用長銃身大型光線銃×2
中射程用光線銃
機体内蔵型誘導弾発射機構(大腿部×2、バックパック背面)
背部折り畳み式光線砲×2
腹部試製拡散光線砲
増加装甲内誘導弾発射機
試製光刃薙刀
専用カタナ
防御兵装:光学盾(左右同時出力可能)
光学防壁「ショウマキョウ」
高機能自己防衛装置
イザナミのバックパックを換装し増加装甲を取り付けた重装備形態。それに伴いイザナミ本体にも改修が施されており、そちらは俗に"イザナミ(強化型)"と呼称される。全高・重量共に戦争中に実用化された機体としては最大級であり、豊富なペイロードにより搭載可能となった多種多様な武装を使い分けることで驚異的な火力を発揮する。また、ダメージコントロールや避弾経始を意識した増加装甲及びバリアフィールドの存在により、防御力も飛躍的に向上している。なお、重量増加に伴う運動性低下についてはスラスター強化である程度フォローされているものの、それでも通常形態よりは鈍重で素早い相手には苦戦を強いられることがあった。
アメハヅチ・モ-03 イザナミ決
英語表記:Amehadsuchi Mo-03 Izanami Ketsu
地球側コードネーム:LMF-05F マーセディズ(MERCEDES)
全高:5555mm
機体重量:4210kg
全備重量:6250kg
最高飛行速度:M1.3程度
運用者:ルナサリアン軍事武門
エイシ:アキヅキ・オリヒメ
武装:モリ-01固定式機関砲×2
専用長銃身大型光線銃×2
中射程用光線銃
機体内蔵型誘導弾発射機構(大腿部×2、バックパック背面)
接近戦用肩部補助肢×2(光刃刀内蔵)
試製光刃薙刀
専用カタナ
試製立体機動攻撃端末×6
防御兵装:光学盾(左右同時出力可能)
高機能自己防衛装置
イザナミのバックパックを立体機動攻撃端末装備型に換装し、更に軽量化及び操縦系統のリミッター解除で動力性能を引き上げた決戦仕様。このタイプのバックパックにはルナサリアン初のオールレンジ攻撃端末が6基装備されており、電子制御と脳波コントロールの併用により優れた攻撃能力を発揮するほか、4基を特定の配置で並べることで巨大ビームシールドの形成にも応用できる。コックピットブロックのフレームには月面で発掘された新素材"アンノウン・メタル"が組み込まれており、これもレスポンス向上に寄与しているようだ。
アメハヅチ・モ-02 イザナギ
英語表記:Amehadsuchi Mo-02 Izanagi
地球側コードネーム:LMF-04 ミルドレッド(MILDRED)
分類:甲種サキモリ
開発:アメハヅチ重工業機動兵器課
設計者:ライラック・ラヴェンツァリ
生産形態:個人専用機
全高:5460mm
機体重量:4000kg
全備重量:5910kg
カラーリング:白+赤+銀
発動機:アメノミカゲ・モハ-02乙粒子機関
最大出力:150000kW
最高回転数:22000rpm
総推力:135kN
最高飛行速度:M1.2程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
機上電探:オモイカネ・モデ-02
射出座席:イヒカ・モザ-01改
運用者:ルナサリアン軍事武門
エイシ:アキヅキ・ユキヒメ
武装:モリ-01固定式機関砲×2
中射程用光線銃
専用カタナ×2
専用光刃刀×2
汎用光刃刀×2(ツクヨミ改と同型)
超大型カタナ「星月の大太刀」
防御兵装:光学盾(左右同時出力可能)
高機能自己防衛装置
ユキヒメ専用機として開発された重量級サキモリ。内部フレームやコックピットブロックは姉妹機イザナミと共通しているが、それ以外はほぼ別物と呼べるほど設計段階から異なるアプローチが採られた。本機の役割はイザナミが苦手な近距離をカバーする”懐刀”であり、主兵装は全て格闘武装に統一されている。メインスラスターはライラック設計の機体では珍しいバックパック・脚部分散配置型で、イザナミより600kg以上軽いとはいえ重量級な本機に極めて良好な運動性をもたらしている。姉妹機と連携しない単独運用でも高い戦闘能力を発揮する、現状における格闘機の最高到達点を示す機体である。
アメハヅチ・キ-32 ヤタガラス
英語表記:Amehadsuchi Ki-32 Yatagarasu
地球側コードネーム:LAF-01 フランク(FRANK)
分類:乙種宇宙戦闘機
開発:アメハヅチ重工業航空兵器課
設計者:ムヅキ・ルカ
生産形態:量産機
全長:22.8m
最大離陸重量:35.8t
カラーリング:灰色ベースの月面迷彩
発動機:アクル・キハ-20複合循環発動機×2
総推力:195kN×2
最高飛行速度:M3.0程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
機上電探:オモイカネ・キデ-16
射出座席:イヒカ・キザ-06
乗員:1名
運用者:ルナサリアン軍事武門
機体価格:60億テルヨ
武装:キガ-09航空機関砲×2
各種戦闘機用誘導弾
防御兵装:電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
ルナサリアンの主力宇宙戦闘機で、地球侵攻部隊の主戦力を担う兵器の一つ。分類上は「宇宙戦闘機」と称されているが、大気圏内外問わず運用可能な万能機である。ルナサリアンの宇宙戦闘機としては最も大型な部類に属するが、それでもオリエント連邦のSF25-A スピカよりは一回りほど小さく、軽量な機体と余剰推力を活かした高機動戦闘を得意とする。なお、本機は発着艦用の装備が標準状態で組み込まれており、陸上・艦上関係無く運用されている。
アメハヅチ・キ-32 ヤタガラス電子妨害装置装備型
英語表記:Amehadsuchi Ki-32 Yatagarasu Electric Warfare Type
地球側コードネーム:LAF-01E エリーゼ(ELISE)
特殊兵装:デボ-06電子妨害装置
胴体下中央のハードポイントに「デボ-06 電子妨害装置」を搭載したヤタガラス。機能をジャミングに限定しているので特別な改造は施されておらず、デボ-06を外せば普通の機体として運用できる。ただし、安全性の観点から飛行中の切り離しはできないため、着脱作業は駐機中に行う必要がある。
アメハヅチ・キ-32 ヤタガラス改(ユキヒメ専用機)
英語表記:Amehadsuchi Ki-32 Yatagarasu-Kai(Yukihime Custom)
地球側コードネーム:LAF-01B-Y フランク(FRANK)
分類:甲種宇宙戦闘機
開発:アメハヅチ重工業航空兵器課
設計者:ムヅキ・ルカ
生産形態:個人専用機
全長:22.8m
最大離陸重量:36.4t
カラーリング:白+赤+銀
発動機:アクル・キハ-20改複合循環発動機×2
総推力:208kN×2
最高飛行速度:M3.1程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
機上電探:オモイカネ・キデ-16改
射出座席:イヒカ・キザ-06改
乗員:1名
運用者:ルナサリアン軍事武門
エイシ:アキヅキ・ユキヒメ
機体価格:62億テルヨ
武装、防御兵装:ヤタガラスと同じ
ヤタガラスの改修型をベースに製造されたユキヒメ専用機。構造強度の見直しにより機体サイズを拡大することなくペイロードを増加させているほか、発動機換装を行ったことでよりパワフルな宇宙戦闘機へと進化している。一般機には無い機能として荷重制限解除機能があり、これを使用すれば短時間ながらMFにも追従可能な運動性を発揮できる(後に一般機にも実装)。ちなみに、サキモリ乗りを本職としているユキヒメが宇宙戦闘機に乗ることはあまり無いらしく、一説には「航空兵器課の面目を保つために専用機として導入した」とも云われている。
アメハヅチ・キ-32 ヤタガラス改
英語表記:Amehadsuchi Ki-32 Yatagarasu-Kai
地球側コードネーム:LAF-01B フランク(FRANK)
分類:乙種宇宙戦闘機
生産形態:量産機
全長:23.0m
最大離陸重量:36.0t
カラーリング:地球風の制空迷彩
発動機:アクル・キハ-20改丁複合循環発動機×2
総推力:208kN×2
最高飛行速度:M3.1程度
乗員:1名
運用者:ルナサリアン軍事武門
機体価格:59億テルヨ
武装、防御兵装:ヤタガラスと同じ
ユキヒメ専用機(量産試作型ベース)から遅れて実戦投入されたヤタガラスの後期生産型。操縦安定性向上のため全長が20cmほど延伸されているほか、発動機も扱いやすさを重視したタイプに変更された。なお、初期型から本機へ直接コンバートすることも可能だが、加工を伴う多少大掛かりな作業が必要となる。
アメハヅチ・キ-36 スザク
英語表記:Amehadsuchi Ki-36 Suzaku
地球側コードネーム:LAF-05 フレデリカ(FREDERICA)
分類:乙種宇宙戦闘機
開発:アメハヅチ重工業航空兵器課
設計者:ムヅキ・ルカ
生産形態:量産機
全長:26.2m
最大離陸重量:39.1t
カラーリング:地球風の制空迷彩
発動機:アクル・キハ-20改二複合循環発動機×2
総推力:216kN×2
最高飛行速度:M3.3程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
機上電探:オモイカネ・キデ-16改甲
射出座席:イヒカ・キザ-06改
乗員:1名
運用者:ルナサリアン軍事武門
機体価格:66億テルヨ
武装:キガ-09航空機関砲×2
各種戦闘機用誘導弾
精密誘導航空爆弾
防御兵装:電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
オプション装備:デボ-06電子妨害装置
ヤタガラス系列機の後継機として開発された宇宙戦闘機。機体の開発自体は2132年2月頃に終わっていたが、戦線拡大に伴う要求仕様変更への対応に手間取り、本格的な実戦投入は同年9月となってしまった。開発計画を推進したのはオリヒメであるとされ、彼女は「サキモリでは困難な長距離航空作戦の遂行能力」を本機に求めた。航続距離とペイロードが重視された結果、本機はヤタガラスよりも一回り大きい機体サイズとなり、戦闘爆撃機として申し分無い能力を獲得した。懸念されていた運動性低下は最小限に抑えられているため、航空機同士の戦闘であればドッグファイトにも十分対応できる。
アメハヅチ・キ-38 ビャッコ
英語表記:Amehadsuchi Ki-38 Byakko
地球側コードネーム:LAF-03 バートレット(BARTLETT)
分類:全領域陸上攻撃機
開発:アメハヅチ重工業航空兵器課
設計者:モノヅキ・カナタ
生産形態:量産機
全長:84.1m
最大離陸重量:584t
カラーリング:地球製爆撃機を参考とした迷彩塗装
発動機:アクル・キハ-18丁複合循環発動機×4
総推力:234kN×4
最高飛行速度:M0.91程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
乗員:3名
運用者:ルナサリアン軍事武門
機体価格:990億テルヨ
武装:航空爆弾90発
高高度爆撃用航空爆弾32発
近接防御用尾部銃座
※高高度用爆弾と通常爆弾の同時搭載は不可
防御兵装:電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
ルナサリアンの主力戦略爆撃機で、地球侵攻作戦を念頭に置いて開発された機体。開発に際しては特殊工作員が入手した地球製爆撃機のデータが用いられ、それらと同じく低空侵攻能力及びペイロードが重視されている。主翼は”F/A-18 ホーネット”に類似した翼型を採用し、この根元部分に発動機(片側2基)を収めるレイアウトとなっている。これにより低中速域での運動性は優れたものとなり、地球製爆撃機の倍近い巨体ながら極めて良好な操縦性を持つという。ただ、かなりの大型機であることから整備された飛行場以外では運用できず、作戦内容に応じて各戦線で鹵獲した地球製爆撃機との使い分けが行われている。
アメハヅチ・キ-39 ゲンブ
英語表記:Amehadsuchi Ki-39 Genbu
地球側コードネーム:LAF-04 カルデロン(CALDERON)
分類:甲種宇宙輸送機
開発:アメハヅチ重工業航空兵器課
設計者:ミチヅキ・リッカ
生産形態:量産機
全長:91.5m
最大離陸重量:615t
最大搭載量:308t
カラーリング:灰色ベースの月面迷彩
発動機:アクル・キハ-18丁複合循環発動機×4
総推力:234kN×4
最高飛行速度:M0.94程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
乗員:最低2名
運用者:ルナサリアン軍事武門
機体価格:910億テルヨ
武装:無し
防御兵装:電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
ルナサリアンの主力戦略輸送機で、地球製輸送機には見られないデルタ翼が特徴的な機体。地球で実用化された輸送機としては最大級の”An-225 ムリーヤ”を僅かに上回るサイズとペイロードを誇り、見た目からは想像できないほど高い飛行性能を有する。貨物を満載した状態でも成層圏を悠々と飛べるほどの高高度飛行性能と速力を持ち、地球のパイロットやドライバーたちからは嫌われている模様。なお、前述のAn-225は最低4人の乗員を必要としているが、本機は省力化の恩恵により2人体制(操縦は1人でも可能)での運用が可能となっている。
アメハヅチ・キ-40 ギョクト
英語表記:Amehadsuchi Ki-40 Gyokuto
地球側コードネーム:LAF-02 ライアン(RYAN)
分類:宇宙司令部偵察機
開発:アメハヅチ重工業航空兵器課
設計者:ミチヅキ・リッカ
生産形態:少数量産機
生産数:開戦時点で22機
全長:58.3m
最大離陸重量:180t
カラーリング:灰色ベースの月面迷彩(通常仕様)
発動機:アクル・キハ-19甲複合循環発動機×3
総推力:260kN×3
最高飛行速度:M2.8程度
装甲材質:リモネシウム・コバヤシウム合金相当の金属
乗員:最低2名
運用者:ルナサリアン軍事武門
機体価格:1200億テルヨ
武装:無し
防御兵装:電波欺瞞紙散布装置
欺瞞火炎弾射出装置
ルナサリアンが運用している超音速偵察機。幻の爆撃機として有名な”XB-70”を彷彿とさせる優美なデザインが特徴的な大型機であり、実際には偵察任務よりも軍高官の移動に用いられることが多い。前線で運用されている機体とは別にアキヅキ姉妹用の皇族専用機も2機確認されており、特に姉のオリヒメが搭乗する機体には彼女の嗜好を反映した内装が施されている。一方、妹であるユキヒメの機体は内装こそ通常仕様と同じだが、貨物室にサキモリを1機搭載できるようになっている。
・鹵獲兵器について
ルナサリアンの公文書には記載されていないが、地球侵攻部隊の現場では占領地から鹵獲した兵器も運用しているようである。
北アメリカ戦線では"C-17M グローブマスターⅤ"や"C-5N ハイパーギャラクシー"といったアメリカ製輸送機が鹵獲され、ゲンブと共に輸送任務へ従事する様子が確認されている。
また、オリエント連邦本土空襲では各戦線より鹵獲した地球製爆撃機(B-52K、B-2B、Tu-160M2など)が攪乱も兼ねて投入された。




