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無事?帰還

焼けた肉の匂いが漂ってくる、それにともない声にならない叫び声があちこちから聞こえてくる。


「うわぁ、人の焼けた匂いなんて嗅ぎたくねぇな」

「グォオ!」

「いい匂いだから食べてみたい?駄目だ駄目だフィルがあれに伝染したら大変な事になる」

「グオォ…」


ドラゴン達はみんな食べるのが好きなのか?フィルもファルも食いしん坊と言うか何というか……


「ご主人は……その…フィルさんとお話できる………のですか?」

「あぁ、できるよ?何なら話す生き物全てと話そうと思えば」

「凄いです!」


メアは目をキラキラと輝かせ腕を上下にパタパタとさせると少し興奮気味に寄ってくる。


「はいはい、メアさん?今はフィルの上なので落ち着きましょうね?」

「は……はい…」

「今度猫の感情表現くらいは教えてあげるから」

「かんじょう……ひょう………げん?」

「感情表現っていうのは嬉しいとか悲しいとか楽しいっていうのを顔とかに出す事だよ。多分……」

「あ、あのっ…絶対に……教えてくれるんです…よね?」

「いいとも」


俺の言葉にメアはふふふっ、と微笑みを浮かべていた。


「グォオ!」

「おう?下?」


フィルに促され下を見てみるとそこには先程の陣形を辛うじて保ちゾンビ共と戦っている冒険者達がいた。


「よし、降りるぞ」

「グォオ!」

「は、はい!」


メアにしっかりと掴まるよう注意するとフィルが急降下しゾンビパーティーを突っ切りながら冒険者達の元へと猛スピードで着陸する。


「メア、大丈夫か?」

「大丈夫です…」

「「ルアン?!」くん?!」

「おー!マスター!」

「良かったみんな無事か」


少しの間離れていただけなのだが酷く懐かしく感じるな……


「え、えと………ご、ご主人……この方達……はいったい…」

「ん?みんな俺の仲間だよ。みんなこの子はメア、元々魔王城のメイドだった子で事情によって引き取ることになった、仲良くしてやってくれ」


「流石はルアン、また連れてきやがったです。仕方ねぇから付き合ってやらんでもねぇです」

「マスターはたらしだねー」

「おいコラアスコラ」

「君はハーレムでも作る気なのかい?」

「いや、そんなつもりは無いんだがな……」

「ルアン君のメンバーを見てると説得力皆無だよ」

「うぐっ」

「ルアンだから仕方ないけど魔王城の情報をくれるならいいよ?」

「へいへい、ろくな情報じゃないけどな」


この時俺は帰ってきたな、と思った

シファー「シファーちゃんの解説コーナー!!」

ルアン「今日は向こうでこの前終わったキリストの誕生日についてで」

シファー「この世界でのその日は聖夜祭と言われていて王都で闘技大会が行われていてこの世界でも一大イベントなんですよ!」

ルアン「ここならボッチで悲しむなってことはないのか…」

シファー「ちょっと、ルアンさん?!と、とりあえず今日はここまで!また次回お会いしましょ!!ちょっとルアンさ〜ん?!」

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