二つの太陽
今回はかなり短めです
ファルとしばしの別れを告げた俺は魔族を蹴散らすためにドラゴンの羽根を出し、キメラの来た方向へ飛んでいく。
今の俺は怠惰と言うより憤怒の化身だろうな。だが普段怠惰な奴が本気を出したらどうなるか魂に焼き付けてやろうじゃねぇか!!
ドラゴンの羽根を生やし、無意識に生やしたドラゴンの角に口角を吊り上げ不敵に笑うその姿は正しく悪魔と呼ぶにふさわしかった。
『ふふ、ふははは!!いいね!君の狂化は感情が高ぶる程強くなるんだ!この調子で魔王城まで行って憤怒を倒しちゃえ!』
あ?憤怒?
『そうだよ?あそこには憤怒の悪魔サタンがいる』
ほう?
『そいつが元凶なんだよ、だから倒しちゃえ』
断る、お前は嘘をついているからな。
『ちぇ、バレたか』
だが魔王城には案内してもらおうか?
『仕方ないなぁ』
ベルフェゴールの案内を聞きよりいっそう速度を上げこれから魔族を蹴散らすということに少しばかりの高揚感を覚える。
「さぁ処刑の時間だ糞共が!!」
その日魔族達は二つの太陽を見た、一つはいつもと変わらない太陽、もう一つが暴力的な熱量を放ち命を焼き尽くさんとする太陽。
そして、二つ目の太陽が自分たち目掛けて飛んできているということ。
アス「アスのかいせつこーなー」
ファ「アス、勝手に乗っ取っちゃ駄目でしょ」
アス「シファーいないもん、しかたない」
ファ「そうなんですか……」
アス「きょうはこれ」
切り裂きジャック
斬撃系統の物を装備中刃こぼれに関係なくほぼ全てのものを切り裂くことができる
装備した斬撃系統の武器などは刃こぼれを起こさない
ファ「かなり攻撃的なスキルですね」
アス「これはりょうりでもつかえる」
ファ「見方を変えるとそう捉えることもできますね」
アス「ここらへんでおわりにしとく?」
ファ「そうだね、では今日はここまで、また次回!」




