的中した予感
スランプ気味です…
悪夢にうなされ強烈な痛みとともに目が覚める。
しかし、目覚めても悪夢は続いていた。
「ファル!!」
そこにはキメラの爪に貫かれたファルの姿があった。
「ルアン……さ…ん………」
「喋るな!今すぐ治す!」
「Gurrrr━━」
「うるせぇ!!」
怒りを乗せた一撃をキメラへ当てるとキメラは頭と首が離れ口からは泡を吹き体はピクピクと痙攣している。
一撃で倒せたことに驚きだが今はそれどころじゃない、ファルの治療が先だ。
「高位治療魔法」
これで傷が塞がっていくはず━━
━━だった。
しかし一向にファルの傷は塞がらず痛々しい傷が見えているだけだった。
「なんでだ!!回復魔法ができていない訳では無いのに!!」
何度も何度も回復魔法を使い続ける、その度に体の何かが抜けていく感覚が俺を襲いまた意識が飛びそうになる。
「もう、大丈夫です……短い間でしたが━━」
「そんな事言うな、ファルは絶対に助ける」
ファルは仲間なんだ、大切な仲間なんだ。一人でもかけたら寂しいし、みんな悲しむだろう。だから絶対に助ける━━
━━この世界に来て会った最初の友達なんだから。
『ステータス』
ファフニール[暗黒竜]呪い
HP34/248 MP0/193
腕力281 守備力153
魔力276 俊敏性246
器用50 運 25
パッシブスキル
人間の友達
ステータスに呪いってのが付いているな……おそらく治らないのはこいつのせいだな。
「ファル、少しの間寝ててもらうけどいいかい?」
「うん……待ってるね……」
次空間魔法を無理矢理使い、ファルを時の止まった次空間に入れる。
「すぐに治してやるからな」
俺はファルを助ける為にこのくだらない戦争を終わらせる。
シフ「解説コーナーはおやすみっ!」




