邪神じゃなかたです
金貨3枚銀貨6枚→銀貨6枚銅貨3枚に変更
嫌がるケトを置いて俺達は飛行船に乗るための手続きをしに受付に向かう事にしたのだが━━
「今日の受付は終了しました、明日また要らしてください」
━━との事だった。
勿論それにケトは冷静を装っているが大喜び━心が飛び跳ねているだろう━していた。
「さぁ!さっさと宿を取りに行きやがってください!」
「さっきまで泣き言いってたのは誰だかガハッ!!」
生意気なケトに言い返してやると逆に蹴りが飛んできた。
「お、お前……事実言っただけじゃねーかよ」
「さっさと宿を取りに行ってきやがれください」
くそ、明日覚えてやがれよ?
心の中でケトへの仕返しを考えながら今日泊まるための宿を探してゆく。
「せっかくこんなに報酬貰ったんだから少しいい所に泊まりたいよなー」
「私はルアンと一緒なら何処でもいいよ」
「マスターがきにいったところにいく、それでいい」
最初からいるこの三人……じゃなくて二人は可愛げがあっていいな。それに比べてあのナイフ尼は敬語だかなんだか分からない言葉遣いで攻めてきやがって。
「お、あそこなんてどうだ?」
「梟の宿り木?」
「ふくろう……てなに?」
「うーんと、日が出てるうちは俺みたいに眠そうで可愛らしいのに夜になると肉食のハンターになる鳥だよ」
「おお、かっこいい」
梟の説明をした途端アスがあの宿屋にしようと言って聞かないので梟の宿り木に泊まることにした。
「いらっしゃ〜い」
「六人分の部屋お願いします」
「一部屋二人まで入れるよ〜それと〜いつからいつまで〜?」
「今日一泊で〜三部屋でお願いしま〜す」
「マスター、くちょううつってる〜」
「いや、二人してふざけない」
「これが部屋の鍵ね〜209号室から211号室だよ〜夕御飯はどうする〜?」
「お願いします」
「それなら〜合計で銀貨6枚と銅貨3枚ね〜」
〜〜〜
「ずいぶんといい所だな」
「そ、そうなのだ!」
「どした?」
「我輩一人だけで生きていたからこういう事は慣れていないのだ」
「なるほどな、ならこれを機に慣れていけばいいんじゃないか?」
「ルアンの言うとおりなのだ!!」
邪神ちゃんが目をキラキラさせてこちらを見てくる。
「そういえば今頃だが自己紹介でもしようかな。俺はルアン、目立たないどこにでもいる普通の人だよ」
「いや、普通の人間はファフニールやゴーレムを従えたりしないのだ」
「ふはは、そこは突っ込むなよな仕方ないだろ、なんかこんなことになっちまったんだから」
「ルアンといると暇しなさそうなのだ」
「そっちは自己紹介してくれないの?」
「う、うむ。我輩は獄炎を司る第482の魔神アウルなのだ!!」
邪神じゃなくて魔神だったぁぁ?!
「う、うん?どうしたのだ?我輩何か変な事でもしたか?」
「いや、第482の魔神てどうゆう意味なんだ?」
「あぁ、それはだな。」
この世には500の魔神が存在しておりその魔神達はそれぞれ魔法の管理、開発などをしているらしい。
その中でも優れた魔神のみが魔法を司る魔神として認められるそうだ。
つまり!アウルちゃんは優等生なのだ!!ということである。
「面白そうだな、その研究」
「お、やはりルアンも興味を持ったか」
「だけど魔力量が低いからな〜」
「ルアン、今なんと?」
「魔力量が低い」
「なんと!ルアンにはそれが見えるのか!」
「う、うん。まぁね」
「こんな逸材が吾輩の目の前に!!我輩はつくづくついているのだ!!」
どういう事でしょう?
更新遅れましたぁ!!
すみません




