ウィークポイント
おまけ的なものです、短め。
━━バギャッ
最後の頭蓋骨がルアンの手によって悲鳴を上げながら砕け散った。
「ふぅ、これで最後か」
ルアンはそう呟くとこんを鞘に収めファルの元へと歩み寄っていく。
「ファル」
「んひゃ?!」
ルアンが声をかけるとファルは背中を反らせ顔をりんごよりも赤く染め耳を手で抑える。
「だ、大丈夫?」
「うん、大丈夫……でも耳元で話さないで」
「ふ〜ん、こういう風に?」
可愛らしく拗ねるファルに我慢が出来ず耳を抑えている手を取り、耳元で囁き声で話し掛ける。
すると先程よりも身体を仰け反らせ呼吸を乱していた。
可愛い、この反応見てるだけでハデスぐらいは殴り飛ばせそう。
「もう!こういうのは帰ってから!」
「帰ったらもっとやっていいの?」
「その…………好きなだけしていい…よ?」
「よし、さっさとロキ達ぶっ飛ばすか」
ファルに好きなだけイタズラしていいなんて言われたらロキ程度さっさと片付けられるな。
ファルの一言によってやる気に満ち溢れたルアンはファルの手を取り意気揚々と道を進んで行った。
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「あっちゃ〜あんなにさっさとやられちゃうなんてねぇ、あのスケルトン達骨がないねぇ…………スケルトン達骨しかないけど」
ロキは半透明な板を見ながら口を三日月のように吊り上げ笑っていた。
「これで少しは時間が稼げたかな〜?もうそろそろでこの世界が消えて創造主様が元の世界に戻られる、そうしたら昔みたいに遊んでくれるよね」
ロキは創造主との記憶を思い出しながら少し寂しそうに呟いた。




