試練を終え
「さて、みなさーん。元気に死んできましたねー?」
「「ファッキンガデス!!」」
「おやおや、まだまだ元気なようですね。そしてその言葉を教えたのはルアンですね」
「クソ、英語理解出来てんのかよ」
試練を出されたメンツ+ハデスで中指を立てアテナに侮辱の言葉を発するとそれを企てた犯人が俺だということを即特定された。
「まぁそんなことはどうでもいいですが、これから貴方達にはアホな転生者と腐れ外道のロキをぶち殺してもらいます」
「先生キャラが崩壊してまーす」
「はいルアン君、黙りましょう。コホン、それではロキ組とアホ転生者組に別れてもらいます」
アホ転生者?
「よし、お前ら、俺達はその転生者とやらをぶちのめしに行くぞ」
「「うおおおおぉ!!」」
アテナの発言にアガナは間髪入れず傭兵団全員で行くと宣言する。
それに傭兵団の団員達は気合いのこもった返事で返す。
「ケト、メア、アウル、フィルも手伝ってあげてくれ」
「ちっ、仕方ねぇです…………本当は兄ぃと行きたかった……」
「は、はい!頑張ります!」
「我輩に任せておけば解決なのだ!」
「頑張って来るっす!!」
「なら私達も行くよ」
うちからも数名指名しアガナ達を手伝わせる事にした、するとイガラシ達もそれに便乗し転生者の始末に動くことになった。
「後は全員対ロキ戦だな。さて!!いっちょやってやるか!!」
「「おお!!」」
「ふふっ、頼もしい事です」
俺達の楽しそうな様子にアテナは微笑みを浮かべただただ見ているだけだった。
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一方その頃、ロキは
「ふふふーん、ファフニールに~、魔王くーん、そんでもって馬鹿には戦争を始めさせて~……魔王くん復活させてーのそこにファフニールっ!!ふふ、ふふふふふ!これでこの世界に終わりが来るっ!!」
上機嫌に歌いながらファフニールを封じている水晶玉にホログラムのように写った巨大な結晶を眺めていた。
『アテナ様!!』
ロキが恍惚の表情でそれらを眺めていると一つの通信が入ってきた。
「おっ、定時連絡か変身へんしーんとっ…………はい、何ですか」
『大戦の準備が整いました!これより人間以外のゴミ共を排除します!』
「よろしい、それでは頼みましたよ。この世界を救えるのはあなたしかいないのですから」
『はい!必ず成功させます!!』
━━プツン
転生者からの通信が途切れた後、変身を解いたロキは口を3日月のように吊り上げ不気味に笑っていた。




