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再戦 オル・グラド ②

アガナとオル・グラドの光線との衝突により生じた強い光にサツキを始め部下達が手を目の前に出し眩しさから逃れようとする。


「リーダー!!大丈夫ですかリーダー!!」

「うるせぇな!!今集中してんだ!てめぇらはこのあとどうするか考えてろ!!」

「う、うす!!」


狼狽える部下達にオル・グラドの光線を防ぎながらアガナは怒号を飛ばし、自分もこの後どうするか思考の海へ身を投じる。


少しまずいな、このままだといくら【切り裂きジャック】を発動した剣と言えど全くもって使い物にならなくなっちまう。


剣が溶け切ってしまうと危惧したアガナは光線を止めるために光線を切りながら徐々にオル・グラドへと近づき、下顎を突き上げる様な蹴りを入れ強制的に光線をキャンセルさせる。


『むぐっ!?』

「おら、てめぇら!行くぞ!!」

「「おお!!」」


オル・グラドの光線が止み、アガナの号令に合わせて部下達が各々武器を掲げ自分の得意な間合いを取りながらオル・グラドへの集中攻撃を始める。


『ちゃんと防げよわっぱ共!!』


オル・グラドは集中攻撃を受けているにも関わらず楽しそうな声でそう忠告し、次の瞬間アガナ達全員の足元から先が鋭利な岩が次々と突き上がってくる。


アガナやサツキ、ネスにルスなど他の部下を含め数名はそれを避けるとこができた。

が、それを避けられなかったものは股から頭にかけ刺し貫かれ、ある者は腹から背にかけ貫かれ大きな風穴が空いている者もいた。


『なんじゃ、これだけしか生き残らなかったのか』

「悪かったな、だがそれをどうにかするための試練だろ。これから長い間取っ組み合うんだ、あいつらもこれくらい避けられるようになるさ」

『それもそうじゃな、それなら今ここにいるわっぱ共はわしの実力の三分の一を見せてやる事にするかの』


オル・グラドはそう言うと身体から膨大な熱を発生させアガナ達を吹き飛ばし、自身の周りに真っ白な煙を発生させる。


「何する気だあいつ」


吹き飛ばされた先でアガナは綺麗に受身をとり流れるように戦闘態勢に入り、苦笑いをしながら一言漏らす。


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