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奴隷館へ訪問

奴隷館へと向かっている間に作戦を立てることにした


「ここは正面からドーンと行きましょうよ!!」

「ファルは阿呆かな?そんな事したらすぐ捕まるよ?」

「ならルアンさんのユニークスキルで侵入してみては?」

「まぁそれが一番かもな……」

「いってらっしゃいマスター」

「あ〜はいはいいってきますよ」



結局ここに来てもボッチで行動かよ。



「私も行きます」

「良いのか?」

「奴隷館について詳しく知っている人がいた方がいいと思うので」


その一言に少し違和感を感じた


スキルでも発動したのか?

俺に鑑定とか出来ないのかね



ルアン[バーサーカー]

Hp76/76 Mp45/45

腕力457 守備力62

魔力238 俊敏性244

器用45 運 6

パッシブスキル


邪竜の加護Lv3

堕天使との約束Lv1

怠惰の誓い


スルースキル

潜む者Lv6

時の無視Lv4

欺く気配Lv5


ノーマルスキル

幻影魔術Lv4

魔術の真理Lv1

真実と嘘



あ、できた。

バーサーカーになったからかステータスが変動している。


真実と嘘


聞いた言葉に含まれている嘘を見つけることができる


さっき発動したのはこのスキルか、この子嘘をついているのか?


「つまらない嘘はつかない方がいいよ?」

「な、嘘なんて」

「嘘かどうかわかるスキル持ちなんでね正直に言ってくれないと協力しないよ?」


そう言った瞬間ルスが苦虫を噛み潰したような顔をした


「あなたが信用出来ないからです」

「そうだな普通信用しないな」

「大体あの男に通報するかもしれないじゃないですか!!通報されたらネスがどうなる事か……」

「ならネスに俺を見てもらえば分かるんじゃないか?」

「え?」

「ネス、俺はボスとやらを倒す俺が嘘をついている色が見えるか?」

「見えないよ」

「なら決まりだ」


戸惑うルスを置いて話は先へと進んでゆく




~~~


奴隷館前


さて、侵入すると言ったがどう侵入しようか。

俺にはスルースキルの欺く気配と潜む者がある。

これは他人に見せかけたり気配を察知されないようにするスキルだがこれを過信し過ぎると失敗しそうだから保険としておく。

ここでホークアイの情報が役に立つ確か見張りが一人もいない部屋があったはず。


奴隷館の周りを進むとホークアイから聞いた見張りのいない部屋までついた


時の無視発動


時間が止まったと同時に腰にぶら下げてある刀で窓を切り裂く、すると斬っても落ちずに留まり続けるのだ

斬られたガラスを静かに地面に置くとスキルを解除する


正面からスキルを使って時間を止めドーンと行っけばいいと思ったが、解除した時に音が鳴り警戒される事があってはならないためこのルートを通る事にした。

しかもこのスキルMPゴリゴリ削ってくれるしね……


そのため他のスルースキルを使い安全にかつスピーディーにボスの部屋まで進んでいく

途中何人かには見られたがまるで某ステルスゲームのダンボールを被った状態のような反応をしていた


このスキルマジでチートだな暗殺楽勝じゃん、ボスとやらもこれで簡単に暗殺できるんじゃね?


後にこの考えが甘かったと分かるがそれはこの時点ではまだ知る由もない


ホークアイ情報に習って見張りの目を掻い潜りながら進むとそこには奴隷達の部屋があった


奴隷はネスやルスと同じ猫人から犬みたいな種族、耳のとんがっているエルフと思われる種族など数多くの種族が一箇所に集められていた


「大丈夫か?誰か鍵の場所を教えてくれ」

「あなたは……?」

「通りすがりのお兄さん」

「鍵を腰に付けてる見張りがいるはずだ!は、早く早くここから出してくれ!!」

「うっせ、静かにしろ見つかるじゃねーか!?」

「誰だ!!いきなり騒ぐ奴は!!」


騒ぎを聞きつけた見張りが慌ただしく部屋へと走ってくる


「馬鹿が!!何やらかしてくれてんだよ!!」


咄嗟に入り口の扉の真横で待機する


「うるせぇぞ奴隷ど━━うぐ?!」


見張りが入ってきた瞬間後ろに周りCQCをかます


「うぐ……おま………え……ど…から………」


いきなり首を絞められた見張りは抵抗する力もなく意識を手放す


「この鍵で合ってるか?」

「そ、そうだそれだ!!早く出してくれ!!」

「はいはいうるさい男は嫌われるぜ?」


ゆっくりと牢屋の前まで歩んで行くと先程見張りから手に入れた鍵を使って牢屋を開ける


「自由だ!!自由だぁ!!」


先程の騒ぎたてていた男が真っ先に駆け出す


「あいつはほっといていいよムカつくからね」

「本当に良いのか?」

「あぁ、あいつは私達に仕事を押し付けて自分は商人に見つからないように隠れてるようなやつだから」

「仕事?」

「売れてない奴らはこの屋敷の掃除をさせられるんだ」

「なるほどな、そんな奴ならどうなっても構わないか。本当に自由になりたいならこれからいうことを聞いてくれ」


俺は奴隷達にホークアイから貰った見張りに見つからないルートを教えると奴隷部屋を後にした

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