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楽しい空の旅

昨日は寝込んでしまい投稿出来ませんでしたすみません、次回からは二日に一回更新に戻していこうと思います。

元旦に言ったことをいきなり破る事態になりすみません

竜車で街を後にしてからしばらくファルと景色を眺めながら話をしていると眼下に大きく青々とした草原が風に吹かれ、太陽の光をめいっぱい受け反射する事でキラキラと輝いて見えた。


「おお!ファル下を見てみろよ、綺麗だぞ」

「キラキラしていますね!」

「あぁ、こんな綺麗な景色前の世界じゃなかなか見れないな。つくづくこっちに来て良かったと思うな、そう考えるとシファーに感謝だ……な…………いや、あいつは……」

「ふふっ、ルアンの言う通りシファーに感謝だね。だってシファーがいなきゃ私達は出会えてなかったもんね」


確かにそうだ、奴がいなければこうしてファル達と出会うことは出来なかった…………いや、何か違う気がする。奴ではない、ロキでは無い誰かに呼ばれたはずだ。

それが誰だかは思い出せない、だがロキでは無い誰かに呼ばれた…………まぁ細かい事なんていい、今はただその誰かにみんなに巡り合わせてくれたことに感謝するだけだ。


「マスターなんかむずかしいかおしてる」

「うお?!アス、何時からそこに?!」

「さっきからいたよ」

「ふふふっ、この三人でいた頃も良かったよね」

「あぁ、姉御とその仲間たちの乗った荷車を爆走して引いたりとかな」

「あれちょっと怖かったんだよ?!」

「ファルなみだめだったもんねー」

「あぁ!!それは言わないでって!!」


アスとファルの微笑ましい言い合いを横目にシファーとのファーストコンタクトの時に言っていたことを思い出す。


━━『世界を救ってくだひゃ……くだ……さい』


うん、情けないファーストコンタクトだったな。

しかし、一体何時からロキとすり変わっていたんだ?

いや、初めからと言う可能性も…………よし、今は考えるのやめだ。

せっかくのきれいな景色が色あせちまう、今は今昔は昔。余計なことばっかり考えていたらそのうち潰れる、俺はそこまで立派な脳みそをしてないんだもっと気楽に生きていこう。


「ルアン、聞いてるの?!アスちゃんが酷いんだよ?!」

「ふふっ、マスターに助けを求めても無駄だよ、今の私は知的モード。いくらマスターが相手でも私を止めることなんてでkいったあぁぁい?!」

「おやおや、対アホ娘専用兵器をお忘れで?」

「ま、待ってマスター。早まらないで!!」

「問答無用、アホの娘特攻の攻撃を喰らえーい!!」

「ふにゃあァァァ?!痛い痛いギブアーップ!!」


ルアン達は楽しく空の旅を満喫していた、後から迫る光すら吸収する様な黒いモノにすら気付かない程に。

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