序列発表
序列争いが終わり争いで伸されていた奴らが全員起き上がるのを見るとシファーがウキウキと空中に現れた穴から何かのボードを取り出す。
「さあさあ、序列発表始めますよー!」
シファーが随分と楽しそうに言うと周りの俺とアスモデウスを除く七大罪の面子は随分と不機嫌そうにしていた。
あ、こいつら負けたな。
「まず序列第一位はー私ー!!」
その瞬間シファーがボードに自分の顔をしたマグネット?を貼った音と共に三人の盛大な舌打ちが鳴る。
「続いて第二位はーレヴィアタン!!」
「まぁ良い、こんな貧弱なのより下ではなくてな」
「まだやるつもりなんですかぁ?」
「ほう、その反抗の意思すら叩きおってくれようぞ」
━━バチン!!
「次の発表に行きますが良いですか?」
「「は、はい」」
二人の争いを止めたのはマグネットのようなものをボードに思い切り貼る音とシファーの圧倒的な威圧だった。
「序列第三位、ベルゼブブ」
「チッ、こんな筈じゃ」
「煩いですよ、負けは負け大人しくなさい」
その後はピリピリとしながら序列をドベまで発表していった。
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「ここで一つ言いたいことがあります」
序列発表が終わりある程度静かな空間にシファーの一言がポツリと響く。
「みなさんはど阿呆ですね(笑)」
「「!?」」
その一言にガタガタッと全員が椅子から立ち上がる。
「だって本当じゃないですか?何しろ私はルシファーじゃないんですから(笑)」
「何を言って……」
「気付きました?私大罪になんか入ってないからわかると思ったんですけどねぇ?ただの情報操作だけで信じ込むなんてほーんとど阿呆ですね(笑)」
次の瞬間偽ルシファーの周りに黒い風が舞い上がり竜巻のように渦を巻くとルシファーを覆い尽くす。
そしてそれが晴れた頃に中から出てきたのはシファーとは相対的な胸の大きさと胸元や背中が空いたを黒いドレス着飾った赤髪ロングで赤い目をした一人の女性だった。
「やっほー?ルアン君、この姿で会うのは記憶を失う前ぶりだね♪」
「…………は?」




