レヴィアタン 共闘
すみません更新遅れました
戦いの火蓋は女悪魔の魔法により切って落とされた。
「いけレヴィ!ハイド○ポンプだ!!」
「な、なんじゃそれは?!」
「あの魔力溜めて吐くビーム」
「あれはそんな名前ではないわ!!」
と言いつつもしっかりビームを吐いてくれる。
そのビームは女悪魔目掛けて吸い込まれていきそれを察知した女悪魔がすんでの所で横へ飛び回避する。
「チッ、おいギード!!さっさと来い!!」
「全艦主砲用意、打て!!」
その号令の次の瞬間女悪魔のいた所が爆発し、砂煙を舞いあげながら燃え盛る。
「好敵手!僕の事も混ぜてもらおうか!!」
「殺さずに捕まえろよ?」
「了解した!」
ファル達のところはどうなっているのか視線をファルにやるとファルフィルフーラの三人であの男と対峙していた。
どうやら善戦してるみたいだな、そんでもってターゲットにされている王様は………………まだ居んの?!
王様のいた場所に目を向けるとターゲットになり一番先に逃げなければならない王様が護衛もないしっ立っていた。
あの人は馬鹿なのか?!いや、それともそれほど強いのか?
脳内で自問自答していると不意に顔の横を紫色の毒々しい魔法が通り過ぎて行った。
まだ戦闘中だった、王様なんぞ見てないで相手を見すえてないとな。
そう思い正面に顔を向けると1、2メートル先にこちらへ向かってくる魔法が目に入った。
やば?!、こん行くぞ!!
『ん、ちゃんと斬ってよ?』
こんはそう言うと自ら鞘から速度を付け抜け出し腰の辺りまで降ろしていた俺の手の中へおさまる、そしてその勢いを殺さぬように下段から上段へ振り抜き魔法を一刀両断する。
よし、このまま悪魔の所まで行って斬ってしまうか?
『主、それグッドアイデア』
俺はスルースキルを発動するとレヴィの頭から飛び降り魔法を乱射している悪魔の背後に立ち切りつけようと上段に構え━━
━━その瞬間に足元が黒く光出した。
「かかったな馬鹿め!!」
「はい、こんよろしく」
『あい』
悪魔の反応と床に描かれた魔法陣によりこれが魔法であると分かった俺はそのままこんを魔法陣に向かって振り下ろし魔法を切断した。
「これで一人消え………………え?魔法が消えた?!」
「御用でぇー御用でぇー!!大人しくお縄につけぇー」
俺は少しふざけながら女悪魔の背にこんを突き立てるとそのままうつ伏せに押し倒し足で踏みつけ拘束する。
「誰か拘束用の物持ってきてくれ!!」
「はい、ただいま!!」
俺が大声で叫ぶと近くに居たであろう警備兵と思われる人物が拘束用具を取りに行ってくれたようだ。
一先ずこちらは片付いたとファル達の方へ目を向けると悪魔の男が自分に武器を突き立ていた。
「あいつ何やってんだ?!」
「ふふふふふ、ふははははは!!」
「何を笑ってんだ?」
「レヴィアタンが命令に従わなかったのは贄が足りなかったからだ、ならば悪魔を贄に魔法を完成させてしまえばいい!!」
女悪魔がそう言うとレヴィアタンが黒い光に包まれ苦しみ始めた。
「ふははははは!!良くやった!!ギード!!これで、これであのトカゲの王を抹殺出来る!!」
「ぐうぅぅ、ルアン、全員で逃げろ!!早く!!」
レヴィアタンはそう言うと黒い光に完全に覆われてしまった。




