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番外編 ハッピーハロウィン②

更新遅れましたすみません。

━━カラコラコロ


最後のスケルトンが力なく崩れ落ちる音が鳴る。



「っしゃあ!!今年も全滅だ!!」

「「おおおおお!!」」


悪霊及び悪魔狩りに来た冒険者達はその宣言に叫ぶ事で喜びを表す。

ちなみにうちのメンツも真似をして頑張って声を出していた。


「さて、モンスターパレードは全滅、カボチャもある程度ゲットして後はお菓子を貰いに行くだけか」

「いいや、違うよ?」

「へ?」


ファルの何言ってるの?と言わんばかりの否定に間抜けな声で返すとファルはふふふっと小さく笑い━━


━━「ハロウィンパーティだよ!!」


ファルが控えめな胸を張り、自信満々に言うと「それ、わたしがさっきおしえた」とアスの横槍が入りファルが赤面で蹲る事となった。


「アス、言わぬが花って言葉知ってるか?」

「しらない」

「教えてあげるからちょっとこっち来ようか」



~~~



アスがひとつ賢くなり、ファルはまだ顔を赤くしながらも立ち直り、冒険者ギルドへと戻ると報酬のお菓子が配られハロウィンパーティが始まった。


「凄い、です。お菓子がこんなに一杯」

「メアの言う通り菓子が一杯だな」

「どれもこれも美味しそ…………菓子が大量にありってんで…………あああ!!」


ケトさんよ、別に言い直さないで最初の口調でもいいんだよ、いやそれはそれで困るのか?


ケトと一緒にうんうんと唸っていると隣のメアがちょいちょいと俺をつつきファル達の方を指さす。

するとその視線の先には冒険者にイタズラを仕掛けているファルとアスの姿があった。


「あいつら何やってんだ?」

「多分、お菓子を貰えなかったから…………イタズラしてるんだと思います」

「それはあっちの話だろ、一体誰がそんな…………奴か」

「はい」


あいつならあの二人に向こうのハロウィンについて教えててもおかしくない、やりやがったな?


「でも、ご主人様、二人とも……楽しそうです」


メアはそう言うとふふっと微笑み二人を見守っていた。


まぁ結果的にはみんな楽しそうだし良いか。


俺は皿の上に置いてあったクッキーを一つ口に運ぶとこの騒がしくて何処か居心地のいい空間を楽しんでいた。


━━のだが…………


「大変です!!広場の大カボチャが何者かに盗まれました!!」


まぁそんなこったろうと思ったよ!!



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