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予選Cブロック③

ラインハルトとスルマーネが一騎討ちとなったその瞬間、一筋の閃光と共に地を揺るがすほどの轟音が闘技場に響いた。


モニターを見ると何かを放ったのか手を前に突きだした状態で停止しているラインハルトと手のしびれからレイピアを地に落としたスルマーネの姿が映った。


スルマーネの後ろの壁には何かが当たり黒く焼け焦げた跡があった。その跡は雷が壁へ当たり焦げさせた跡だった。


って事はラインハルトは電気系の魔術師って訳か。にしてはガタイよくね?


そんなことを考えながらモニターを眺めていると突っ立っていたラインハルトが右の腰に帯刀していた剣を抜き放ち左手で剣を構え右手は恐らく魔法を放つ為にスルマーネをターゲットに構えている。

対するスルマーネは落ちたレイピアを拾い上げ先程同様にラインハルトへ向け構える。


「み、見事な魔法です……」

「お褒めに預かり光栄です、さて…ここで終わりにさせていただきますよ」

「それはこちらの台詞です」


互いに向き合い何かを語り合い、次の瞬間には怒涛の攻め合いが始まった。


ラインハルトが上段から下段まで無駄のない動きで振り下ろすとスルマーネはそれをレイピアで振り下ろし直後の剣を少し弾くことで自身へ当たらないギリギリに逸らす。そこへ残像が見える程よ速さで突きを繰り出すが、その速度はラインハルトに比べて格段に遅い。


「せりゃあ!!」


動きを見切ったラインハルトは突き出された腕を掴みその勢いを殺さぬように後ろへと方向転換しながらスルマーネを宙へ向かって放り投げた。


[おお!!ラインハルト選手、あの速度の突きを見切りその上投げたー?!]


司会さん達の熱狂の中ラインハルトは静かに右手をスルマーネへ向けると、その突き出された右手からは細く小さな無数の雷がスルマーネへ向けて発射された。

空中に投げ出されたスルマーネは気を引き締め直し次々と迫り来る雷をレイピアで弾き、体を捻ることで被弾を最小限に抑えている。しかしレイピアから伝う電流がスルマーネの体にどんどんと蓄積して手足を痺れさせていく。


極小数の被弾で地面へと足をつけることに成功したスルマーネは最後の力を振り絞りラインハルトと同等の速度で飛び込むとラインハルトの水月目掛けレイピアを突き出すがそれをラインハルトは剣で振り落とす。

飛び込んだスルマーネは弾かれたレイピアによりベクトルを変えられいとも容易くバランスを崩しラインハルトの胸板へ突っ込んだ。


全てを使い切ったのかスルマーネはそのままズルズルとずり落ち、仰向けになりながら


「降参です、私の負けです」

「あなたとの戦い、楽しかったですよ。出来ればまたお手合わせ願いたい」

「っ!はい!」


[予選Cブロック勝者はーー!!ラインーーハールトーーー!!]


予選Cブロックの勝者が決定したのだった。

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