王様?
王都、そこは人類を統治している王が住まう王城を中心に建てられた人類史上最も大きな街である━━━
━━━か、随分と立派だな。
俺は最近追加されたステータスの上位互換の堕天使の瞳を使い王都についての説明を見ていた。
このスキルはどうやらシファーの知っているものなら物でも魔法でもなんでも説明が出てくるという物だ。
これを手に入れた時あれ?シファーいらない子じゃね?と思ったがそれを言う前にシファーが「シファーちゃんは物知りで戦闘もできて癒しキャラですからね!!絶対いらない子じゃないですからね!!」と、物凄い威圧をかけながら言われた。
「なーにをボケっとしてんだよ、ほら着いたぞ」
「お、おう……着いたってどこにオーゥキャッスール」
そう言えば王都に来た理由を聞いていなかったな。
「なぁアガナ、なんで俺らは王都に来たんだ?」
「さあな?王城に来い、とだけ書いてあったからな」
どうしよう、嫌な予感しかしない。
〜〜〜
王城に入るとファルがまるまるね転がれそうな大きなロビーにメイドやバトラーがずらりと並んでいた。
「「いらっしゃいませ、傭兵団様」」
いきなりのお出迎えに俺とアガナ達は口を開けポカンとしていた。
「国王様がお呼びになられております、どうぞこちらへ」
一番歳を重ねていそうな一人の叔父様バトラーがそう告げると踵を返し二階にある大扉まで歩き出した。
「とりあえず付いて行くか」
「そうだな」
扉の前でバトラーの後ろへ着くとパチンというバトラーの指を鳴らす音とともに大きな扉がギギギギギという音を立てながら開き、大きな部屋があらわになる。
その部屋の奥に背もたれがゆうに5メートルを超える玉座に座る一人の男…………と言うよりも男の子と呼ぶのがふさわしい小さな子がいた。
「ひれ伏せー我が人類の王であるぞ!!」
「「はぁ?!」」
俺とアガナはまさかの光景にただ唖然とするだけだった。




