二匹の竜と一つの竜車
更新遅れてしまいましたすみません!!
しばらく馬車もとい竜車に乗って遊んでいるといつの間にか西の空に真っ赤に光る夕日が沈んでいた。
「ルアンさん!見てください、綺麗ですよ!!」
「そうだな、こんなに綺麗な夕日初めて見たかもな」
今までは街の大きな壁や森の中で夕日なんて見れなかったからな。
よし、綺麗な夕日も見れたし目的も達成したし一旦街に戻るか。
ファルにケトとアウル、フィル、イガラシにイカズチを回収し街へと戻るという事を竜車の外に顔を出して伝えるとファルはご機嫌で天空都市へとスピードを出して着陸する。
「ケトの運転に比べたらまだマシか…………」
ファルの着陸に一つ文句を言うとケト達を回収し街へと飛び立つ。
街へと戻るまでの間は騒がしいものでイガラシとイカズチは今までの冒険話に花を咲かせ、シファーとアウルは魔法に関して楽しそうに話し合い、そして俺はアスとケト、フィルにメアの枕にされるといういつもと何ら変わりのない騒がしさだった。
こんな生活が続けられるように戦争くだらない事止めさせてみんなで仲良く楽しく暮らしたいな。
そう、ルアンは思った。
〜〜〜
街につく頃には夕日は完全に沈み街にはところどころ明かりがついていた。
綺麗だな、都会の光とは違ってどこか温かみのある感じがする。
そう考えているとコンコン、と竜車の外へ出るドアがノックされた。
「俺が出てくるよ、みんなは待ってて」
みんなにそう言い残すとドアを開け竜車の外へ出る。
「どうしたファル、体調でも悪いのか?なんなら変わるぞ?」
「い、いや大丈夫だよ」
「そうか、それは良かった。よく良く考えれば病み上がりのファルにこんな事やらせること自体間違ってるんだよな……よし、変わるよファルは休んでて」
俺はそう言うとドラゴンへと変身しファルの隣へと移る。
「大丈夫ですよ、へっちゃらです!!」
「お、おう……そうか」
「あ、でも……一緒に隣で飛んでくれませんか?」
「しょうがないな、ファルは」
今宵の街の夜空には一つの竜車と二匹の竜が飛んでいた。




