大いなる大地の呪縛
更新遅れ&短くてすみません!!
アスは浮かんだ作戦を頭の中でもう一度確認し行動へ移ることにする。
よし、これで行けるはず。
アスは気合いを入れ直すと作戦を実行に移す。
『大地の鉄槌』
アスを追いかけるイカズチの目の前に突然石でできた拳が現れイカズチを打ち上げようとする、しかしイカズチはそれを見てから軌道を変え拳を回り込んでもう一度アスを追いかける。
『大地の鉄槌』
アスがもう一度繰り出すがやはりイカズチは同じように避ける。
〜〜〜
先程のやり取りを何度も続けているとアーチ状に石の拳が突き立てられているのが分かってくる。
こいつ、何を考えているんだ?先程から同じことの繰り返し…………いや、今はそんなことを考えている時間ではない。
イカズチは疑問を即座に切り捨てると今度はアスに向かって電撃が走る。
それをアスは避雷針となる物を電撃とアスの間に立て避ける。
「チッ、洒落臭ぇ!!」
焦れったくなったイカズチは不用意にアスへと飛びかかる。
それはアスの勝利が確定した瞬間だった。
「かかったね、『大いなる大地の呪縛』」
アスがそう唱えた瞬間五つの突き出た拳がつき上がり、その下から更に一回り大きい手が現れる。
その手はイカズチを握りつぶすようにして握り拳を作り上げる。
イカズチは飛び込んだ状態でいたため避けることが出来ずなされるがままに巨大な岩の手に掴まれる。
あぁ、くそ、まだまだ未熟だったな。
イカズチは手の中に閉じ込められる瞬間そう思った。
〜〜〜
「ながくくるしいたたかいだった。なんてね」
アスは少しおどけると巻き戻しをする魔道具を探しに戻る。




