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朝のお決まり

天空都市到着まで三週間あるのだから俺は久々にゆっくりと図書館にでも行こうかと色々と妄想を膨らませていた。


確かこの前行った時に面白そうな本があったんだよな、この世界の小説や魔法に関しての参考書みたいな物も。


よし、明日は早めに起きて図書館に直行だな。


俺はそんなことを考えながらいつものようにファルやアス、なんならフィルやメアまで入って来ているベッドで眠りにつく。



〜〜〜



翌朝俺が起きると俺の顔の前に鼻息がかかる程近くにファルの顔があった。


うぅ、これだと動けないなぁ。


横に転がって逃げてしまおうか、とも思ったのだが右にはアス、左にはフィルが俺の腕をがっちりとホールドしている。

しかもフィルに関しては服を来ていないという始末だった。


こいつ、露出狂かよ?!


まぁ抱き着かれてるこちらからしたら悪くは無いのだがこれを見られたらなんと言われる事やら………


これは仕方ないと思い俺は再び眠りにつこうとするがそのタイミングでファルの顔が落ちてくる。


?!………こいつわざとやってるだろ。


心の中でそう呟くと俺はファルの額に自分の額を当て額を横に動かす事でファルの顔を横にそらす。


すると今度は両手で俺の頭を包み込み固定しながらキスをしてくる。


起きてるな、起きてるんだよな?!もしこれが寝相だってんなら少し恐怖を覚えるぞ?!


まぁ、ファルからのキスなら悪い気はしないので良いのだが、慣れてきたとはいえ流石にキスはなにか来るものがある。


すると今度はフィルが体を腕に密着させてくる。


よく考えてみてくれ、今フィルは裸だぞ?


つまりダイレクトに当たってくるわけで………


………もうその先は考えることをやめた。


嬉しいっちゃ嬉しいがあまり耐性が無いからいきなりそういうことをされるのはキツいなぁ。


ドラゴンっ娘達はかなり大胆な寝相だな、これ以上増えると俺の理性もメンタルも持たない。


俺はこの寝相が治るか似たような寝相のドラゴンっ娘が入ってこないことを祈る。



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