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大御所なのだ。

お待たせしました!!ひっさびさの投稿です!!


あぁ、退屈なのだ。折角面白そうな遊び相手を見つけたのに。


「折角見つけた遊び相手の記憶を弄って我輩をまたこの孤独な空間に入れてくるとはな」


我輩はそれに向かってその言葉と共に殺気をそれにぶつけると我輩は頭の中でルアンに教えて貰った遊びをやることにする。


はぁ、まだルアン達と色々な遊びをしたかったのだ。

またこんなに退屈で狭い部屋に戻るなんて本当に最悪なのだ。


『解 アナタハコノテンクウトシニヒツヨウフカケツナノデス アナタノソノメガワレワレノハンエイトマホウガクノミライヲキリヒラクノデス ソノタメニモアナタガココヲハナレチジョウニシバラレルノハコマル ソレユエニキオクヲソウサシアナタカラハナシマシタ』


ああ、やはり此奴との話はとてつもなく詰まらない。


その時ふとルアンから聞いたげぇむ、というものの話を思い出した。


確かげぇむとやらでは勇者が魔王に囚われた姫を救い出す、なんてものがあるときいたのだ。

…………ルアン、吾輩を天空都市(魔王城)から救い出してはくれぬかな。


なんて、そんなもの叶わぬ願いだと分かっておろうに………。


そう、我輩は心の中でそっと呟く。



〜〜〜



「うーむ、どうしたものか」


そう口からポツリと声が漏れた。


何故そのような事が声に出たかというと、ひとつ大きな問題を抱えているからだ。


それは━━━



「「ルアン」」

「「ご主人(様)」」


この人数の多さだ。


ファルから始まりアスにアガナ、イガラシ、サツキ、ネス、ルス、フィル、ケト、メアと今の俺のパーティは大御所なのだ。

そうすると移動手段が無くなってくるわけで今こうして頭を抱えているという訳だ。


『なぁ、シファー聞こえてるか?』

『はいはい!聞こえてますとも!』

『一つ聞いて欲しい事があるんだ、いいか?』

『いいですとも!』


なんか今日のシファーやけにテンション高いな。


『ここ最近人数が増えて移動手段に困ってるんだがどうしたらいいんだろう』

『ふふん!そう来ると思って既にリサーチ済みです!』

『おお!流石シファー様!!』

『ふへへぇ、もっと褒めてもいいんですよぉ?』


そう言いながらシファーは顔をへにゃあっとさせると続きを話し始める。


『丁度三週間後に天空都市という浮島のようなものがこの街の上に飛んでくるのです、そこの技術は凄まじく高く地球で例えるなら千葉と東京くらいの違いですかね』

『その例えわかるようで分からない』

『まぁかなりの先進国って訳ですよ。そこに行けば何かいいものが手に入るかも知れませんよ!!』


成程、天空都市か。


次の目的地はそこで決まりだな

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