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四人で揃ってお出かけ2

焼き鳥を食べながら歩いていると一つの女性向けの服屋が目に入る。


今日の目的はファル達の服だからな、ここできちんと見ていこう。


全員が焼き鳥を食べ終わった頃合いを見て店の中へ入っていく。

店内に入るとそこには野郎赤面の光景が広がっていた、可愛らしいフリルがあしらわれたワンピースや胸元の大きく空いた服に下着など男が目の行き場を無くすような場所なのだ。


「え、えっと?ルアン?」

「この中から自分の好きな服を選んできて、いつまでもその格好じゃその…あれだから」


俺はそう言うと入口の方にある椅子に座って極力周りを見ないようにする。


「お客さん、お守りかい?」

「まぁ、半分そんなとこかな」

「大変だねぇ」

「まぁしょうがないさ」


そう言いながら顔を上げるとシファーが服を持って前に立っていた。


「えぇっと?これはどういう状況?」

「どうせならルアンさんに選んでもらおうと思って、どっちがいいですか?」


シファーはそう言うと白を基調とした黄色いフリルをあしらった服と、黄色を基調とした袖が振袖のように広がった服を持ってくる。


「どっちも似合うと思うけど選ばなきゃ駄目か?」

「駄目です」

「即答かよ、な…ならそっちの黄色の方がいいと思うぞ」


俺がそう言うとシファーは少し機嫌を良くしてファル達の元へと歩いていく。


もしかしてこれ3人分やらないといけないのか…?



〜〜〜



結果としてシファーは先程言った服、アスは純白のワンピースそれの他に戦闘用に藍色の服を、ファルは少し暗い緑の地味な服の上に黒い外套を買う事になった。


もちろん下着に関しては俺は遠慮させてもらった。


三人とも新しい服を着て少しニヤつきながら歩いていると今度は男用の服屋を見つけスルーしようとしたものの━━


「ルアンの分も買おう?」

「マスター、かう」

「ルアンさん」


━━この三人に抗えるわけもなく言われるがままに店内に入り服を見ていく(俺ではなく三人が)


ここも割愛するが俺は黒にところどころ緑色のラインが入った地味目な服を買うこととなった。


服を買い終えると日が真上まで昇っておりファルがお腹の音で訴えてくる。本人はわあぁぁ!これは違います!私のお腹の音なんかじゃないですから!と言っているが。



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