再会
今回も短めです。
新雪祭がこの世界にも来ましたね!(阿呆)
雪だるまが作れるほど積もりましたよ!
俺達は人影をおって表通りから裏路地へと移動して行く。
人影は耳穴の空いたクロークを着ておりその穴からは可愛らしい猫耳が出ている。更に下の方からは尻尾がひょコリと出ておりその尻尾は少し上を向き左右にゆらゆらと揺らして猫耳は左右別々にソワソワと動く。
これは多分分かってるな、ここは大人しくついていこうかな?
俺が小さく「可愛いな」と言うと一瞬耳としっぽがピクリと動く。
それと同時にファルもピクリと動く。
「ル〜ア〜ン〜?」
ファルが額に青筋を浮かべてベシベシと腕を叩いてくる。
一方人影の方は照れ隠しなのか歩行速度が早くなっている。
ファルに叩かれながらついて行くと人影は一つの建物へと入っていった。
それに続き建物へと入って行くとそこには見知った顔があった。
「よぉ久しぶり………ってほどではねえな」
「数日ぶりか」
「あ、アガナさんだ!」
「ルアン〜!!」
「はぁ、全く人騒がせな人ですね」
俺とアガナが挨拶を交わすと残りの三人が一気に話し出す。
「ところでサツキは?」
「あぁ、奥にいるよ、お前らを連れ去られてすっかり元気なくなってやがるよ。無事だって伝えとけ」
「わかった」
「んで俺からも質問だ、あの情報屋と人形みてぇなのはどこいったんだ?」
「あ、置いてきちまった」
俺のその言葉にアガナは呆れたように顔に手を当て外を指さし迎えに行ってやれと示す。
「んじゃ、連れてくるな」
「おうおう気ぃつけてな」
「わかってら」
〜〜〜
「マスターいないね」
「そうだね」
「もしかしてまいご?」
「あの二人がね」
その頃アスとイガラシは二人話していた。




