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お初にお目にかかります

メアとフィルが体調不良を訴え一時的に不気味な領域を出るとシファーに助言を頼むため心の中でベルフェゴールと話す容量でシファーを読んでみるも何も反応がない。


『シファーに助言を頼もうとしてるのぉ?ここに優秀な悪魔がいるじゃないかー』

『信用ならんし怠惰だろ、優秀なわけない』

『おおっと、今のはベルちゃん怒ったぞ?いいさ、これぐらいどうってことないさ。メアの頭に手を当てて回復魔法で使う癒しの魔力で覆うようにしてみなよ、そうすれば解決だ』


ほう、なら少し信じてみるかな。


俺はベルフェゴールの言うとうりにメアの頭に手を当てる


「ご、ご主人?何を……している…の……です?」

「おまじないかな」

「グォオ」

「お前もな」


この方法をするってことは脳に直接干渉する魔力かなんかを使ってるのか


『正解正解大正解〜よく分かったねぇご褒美に━━』

『結構、それがわかっただけでいい』

『ちぇっ、つれないなー』


この魔法といいさっきの魔法といいメフィストフェレスってのはかなり面倒なやつだろうな。




〜〜〜




先程の気味の悪い場所に戻りふたたびメフィストフェレスを探し出そうとした所に前から仮面を被った男がゆっくりと歩いてくる。



「こんにちわみなさーん?お発にお目にかかります、悪魔、メフィストフェレス私を求める感情により推参いたしました」

「そうだね、お前を潰すために探してたね」

「おお、怖い怖い。勘弁してくださいよ?」

「やだね」


━━ヒュン


「おおっと危ないですね?」

「それを避けんのかよ」

「簡単ですよ?」



仮面で奴の顔は見えていないが見えていたらむかつくような顔をしていることだろう。

だが!


幻影魔法を使えばどうかな!



幻影魔法を使いアスを消し、全く違う場所にアスがいるように見せ死角からアスがクロスボウを発射し何度も何度も移動しながらクロスボウを打っていく。


しかしそれをメフィストフェレスは見えているかのように最小限の動きで次々に避けていく。


「まだまだ甘いですねぇ?」

「そうだな」

「ッ?!」

「何で驚いてんだっ!!」


俺の拳がメフィストフェレスの顔に吸い込まれていきメフィストフェレスが吹っ飛ぶ。

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