表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/2

木の上の魔法使い

 大きな大きな木の上に、ひとりの魔法使いが住んでいました。

 その木は人々から世界樹とも呼ばれる、世界で一番大きな木です。どんな大きな山もこの大きな木と比べると、とても小さく見えました。


 木の上には魔法使い以外、誰も住んでいません。魔法使い以外の人々は、誰も木の上まで登れなかったからです。

 だから魔法使いは、いつもひとりぼっちでした。

 でも、魔法使いは寂しくありません。魔法使いには、魔法があったからです。


 魔法使いの魔法は、人々を喜ばせる魔法でした。

時には、人々を怒らせる魔法でもありました。

 時には、哀しませる魔法でもありました。

 時には、楽しませる魔法でもありました。

 魔法とは人々にとって、とても大切なものなのです。また、世界にとっても大切なものなのです。


 魔法使いが魔法を使えば、世界のどこかで誰かが幸せになります。だから魔法使いは寂しくありません。なにせ魔法を使えば、たくさんの幸せが周りにあふれるのだから。


 魔法使いは、今日も木の上から世界に向けて魔法を使います。






評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ