俺の仕事探し
この物語はフィクションです。実際の人物とは一切関係ありません
俺は俊和。自宅警備員…まぁ属に言う「ニート」というもの。仕事はしていたが、会社が倒産してしまったためそこが無くなってしまい、今に至る。
仕事を探すために転職アプリやら求人募集を入れて見たりしているが、どれもピンとこず、結局親のスネをかじる生活を送ってしまっている。
ニートだが一歩も家から出ないという訳ではなく、散歩に行ったりするが、都会に住んでいるため人酔いが激しく、町中で嘔吐しそうになってしまい散歩は約3歩で終わってしまう。(ダジャレではありません。)
それでも行きたいときは親の車を借り、パチンコを打ちに行き金を使い切って帰る。そんな毎日を過ごしていた。
だが、先日の朝飯の時に親から赤字の話を聞き、まさかとは思い親の通帳を見てみると赤字だらけだった。
どうやら使いすぎてしまっていたらしい。俺は金遣いが荒い方ではなかったが、ニートと化してしまったからか、暇な時間を埋めるためにパチンコに金と時間を注ぎ込みまくりきったらしい。
これは本格的にヤバいと感じ、俺は就職先を本気で探し始めるのであった。
だがしかし、この世の中そう上手くいかないわけで、入れるが収入が少ないところしかない。
今俺はまさに窮地に立っていることを怖いほど実感してしまった。
ある時には面接に落ち、またある時には面接すら受けさせてもらえない。高ければ高い収入のところほど、面接やら何やらが厳しくなってゆく。先が見えなくなるのではないかと思うほどひどい結果に終わってしまった。
さて、俺が仕事に就けるのはいつになるのだろうか。
未来に期待し、今日は考えることを止め、畳の上に無造作に敷かれた布団に寝転がり、眠りについた。