37話 男女男男女男女フウフウ
あとちょっとでバトルとかやるからっ!
もう少しだけでも閲覧して頂けるとっ!
ありがたいですっ!
翌日飛んでまた翌日
学校にて授業中
「お泊まり会楽しかったね。2人ともありがとう」
授業中なので小声でシイナが話を振る
「こっちこそありがとうね」
「刺激的だった」
ルゥの言う通り、本当に刺激的だった
夕食と朝食食べさせてもらったけど、豪華だしフレンチだし親バカだしで…
シイナのお父さん優しかったなぁ
…いいなぁ
「2人が良かったらまたおいでよ!」
「絶対行くね」
「あそこの書庫、魅力的だった」
確か、シイナの部屋の反対側だったかな?
夜、家中が静まり返ったのを見計らってルゥと2人で探検したのだ
家に祈祷室があるのは意外だったがそれ以外はめぼしいものは書庫ぐらいしかなく、ただただ豪華な家であった
アズサ姉さんとのこともあってか、俺は書庫に入った時にとてつもない眠気に襲われて寝床…シイナの部屋に戻っていったが、ルゥはしばらく書庫にて見惚れていたそうだ
「あれ?ルゥ達に案内したっけ?」
ルゥが「寝静まったとこーー」と話し始めようとしたため慌てて口を押さえて声を被せる
「わーわーわー!」
シイナが頭上に???を浮かべていたため、慌てて弁護に入る
「シイナがお風呂に入ってる時に案内してもらったんだよ!」
「そうだったんだ…言ってくれれば私が案内したのに…」
シイナがしょぼくれてしまった
弁明をなんとか絞り出そう
「お前ら…よくそんな堂々と私語出来るな…今小テスト中なんだが…」
うーんうーんと悩んでいると教師が会話に割り込んできた
やべ、テスト中だった
「あはは、きっと気のせいですよぉ〜」
「気のせいだと思うのか?」
「そうそう、誰かが魔法で幻聴を誘ったんですよきっと」
「誰がやると思うんだ?」
教師はシイナに振り向く
「えっと……私たち?」
「お前ら補修な。放課後残れ」
俺たち3人は並んで涙目で机に倒れ込んだ
昼休みに差し掛かり、未だ引き攣ってメソメソとしているとルゥが俺の机の中に何かあるのを見つけたようで手を入れて何かを取り出す
「リュウカこれなに?」
その何かは長方形を模っており、どうやら手紙のようだ
「…気付かなかった」
シイナも気になったのか、ふて寝をやめてこちらを覗き込む
手紙を開けると一枚の桃色の紙が入っておりそこにはーー
「今日の放課後体育館裏に来い」
とおあつらえ向きの恋文が幼稚な字面で書かれていた
紙を桃色…ピンク色にとは…わざわざどうも
恋文を貰うような仲の男友達などいないし、そもそも俺は男だ。男になど興味がない
「なにこれ」
恋文と分からないルゥはこの手紙を「脅迫?」などと揶揄している
「放課後って書いてるけど…どうするの?」
またも恋文とイマイチピンと来ていないシイナがそう尋ねるので
「シイナ知ってる?こーゆーのは無視一択だよ」
恋文でなければこれは恐らくマルチ商法か何かであろう
俺は高校時代、クラスのよく知らん女子に同じ手口で呼び出されたことがある
当時恋文と信じきっていた俺は、その後に来るのが落胆と知らずに大いに舞い上がったものだ
結果、あからさまにねずみ講の手法と似通っているのに気がついてその場から逃走したが、あれほど身の毛のよだつ出来事は片手で数えるほどしかない
報復を恐れて決して口外には出さなかったがあれは本当に恐ろしかった
「無視って…いいの?」
「いいよいいよ。詰められても補修っていう良い言い訳があるしさ」
無視と決め込んでそのまま補修を受けてぬくぬく寝て翌日
…も特に何も起きなかったためその放課後、クラスメイトが大方教室を後にしていつも通り3人で話していた
教室の扉が乱暴に開かれたかと思うと、金髪の男がガラの悪そうな数人を引き連れて教室に入ってきた
その先頭に立つ男は見覚えがあるような気がするが、恐らく前世の誰かとだろう
だって異世界で男との交流なんてないのだから!
「おいてめぇ!俺の手紙無視してんじゃねぇ!」
大乱闘in教室を期待していたのだが、やいこらと俺を指差して突っかかってきた
「あ、うん。ごめん。…で、一体どちら様で?」
「どちら様って、はぁぁ!!??嘘だろおいっ!!」
「ほんとごめん。分からん」
「隣の席だったゴベリヌだよっ!分かんねぇ訳ねぇだろがっ!」
うーんと…?
………あー、確かにそんな顔だった気がする
2年間の個人的な恨みはあったのだが、いかんせん興味がなくて顔すら朧げだったのだ
「……確かに…?…で、なんの用?」
「……まぁいいや、惚れた。俺の女になれ」
「は?嫌だよ。何言ってんの?」
しまった。あまりの嫌悪感に即答してしまった
即答にあまり良い記憶がない
まぁ別に良いかと相手の反応を待っていると、その男が動く前に周りが動いた
否、大爆笑を始めた
「やばっ!俺の女になれ、キリッとか!!ギャハハハハ!!」
「そのくせお前のこと知らねぇだってよ!腹いてぇ!」
「今後俺の女になるやつは俺の事が好きとか大口叩いておいて、ぷぷ…どの口だよ!」
「俺の女になれっ、爽やか〜」
「「「ギャハハハハ!!」」」
「似てる似てるっ!そっくりさん発見だ!ギャハハ!!」
側から見てるんなら腹捩れるぐらい大爆笑している自信がある
「なぁなぁ、こいつ去年お前に話しかけてたらしいぜ?当の本人が知らないらしいけどなっ!ギャハハ!」
話しかけてたのか?俺知らないぞ?
「うっ…うるせぇ!!ってかそうだよ!なんで無視すんだよ!」
周りに馬鹿にされて顔を真っ赤にしながらも俺に向かって吠えてきた
「え?いや…ごめん…」
「ゴメンじゃなくてさぁっ!」
「何しにきた」
なぜか若干キレ気味のルゥが問いただすと、腹を抱えて息切れした1人が答えた
「ギャハハ!はぁ、はぁ、あーおもしろ。なんでってそりゃあ…」
「「「「コイツぜってー失敗するからっ!」」」」
「「「「だよなぁ!」」」」
一呼吸開けて1人、否、4人の声がまるで打ち合わせでもしたかのようにピッタリと重なる
圧巻されていたのか、椅子に座って呆然と眺めていたシイナは我に返ったのか、俺のスカートの裾を引いてこちらを見上げてくる
その不安でいっぱいな目からは涙が溢れる一歩手前であった
潮時かな
「楽しんでるとこ悪いんだけど、迷惑だよ。帰ってくれないかな」
こっち側2人はこの状況がストレスで満ち溢れているらしい
まぁ、確かに女子側からしたら通り魔に等しいしたまったもんじゃないか
「あぁ、ごめんごめん。帰るよ。ゴベリヌ、馬鹿にして悪かったよ。ほら、賭けは俺らの負けだしな。なんかいいもんくれてやるから元気出せゴベリヌ」
「そーそー。いつも通りの馬鹿でいろよな。お前はよ」
「馬鹿にしてんのか?あぁ?」
「ゴベリヌ君が切れたー!キャーニゲロー!」
ゴベリヌ5人組はそのまま走って去っていった
…いやぁ、面白かったな
「ほんっと!あーゆーのって女の子を下に見てるよね!許せないよ!」
「許せない。リュウカを巻き込んで…」
「ソウダネ…」




