23話 打ち解け
ここからが本編みたいなもんと言ったな
あれは嘘だ!
バトルシーン描きたいので構想を捻じ曲げてでも巻きで書いていきます
「おじゃましまー…ムゥ」
ルゥがいきなり大きな声を出すもんで慌てて口を塞ぐ。
そのまま2階まで口を塞いだまま連れて行き…
自室まで連れ込むと口から手を外した。
「いきなりなん…キャ!ビックリしたぁ!」
目線を俺の手から他の場所に変えた瞬間に豚の宙吊りを見たようで死ぬほど驚いている。
「これは私の食べ物。いきなりごめんね、1階で騒ぐと母が怒るから…」
「そう…なんだ…」
…ん?今目からハイライトが一瞬消えたぞ?
まぁいいや
そういえば俺はこの部屋を転生した時から大きく模様替えしたのだ。
まずベットを元々は壁の真ん中から扉側の奥の隅に移動した。
説明してなかったがクローゼットは扉から入ってきた時に右手に見える壁の真ん中辺りに埋められている。
机と棚の位置を交換し、クローゼットの横の隅に机を置き、机と壁に密着させる形で棚を置いている。
クローゼットの反対の隅とベットの間に豚を宙吊りさせてある。
そして部屋中央にはふかふかの丸いカーペットを設置した。
これは少し値が張ったが、アズサ姉さんのいる図書館へ通い詰めて貯めた金で購入したのだ。
アズサ姉さんはだいたい図書館で勤務(睡眠)しており、そこでご飯を要求すると図書館のスタッフルームまで連れてってくれる。
そこでアズサ姉さんが作ったご飯を頂くことができるのだ。
あ、と、は…クローゼットの中身があったな
クローゼットの中は7:3で分かれており7が服だ。
服は空中に上着や制服を掛けていて、その下にある引き戸のついた木の棚には下着やワンピース、軽い小物をしまっている。
棚の1番下が1番物が入るのだがそこは米を入れることにした。
3には食事に関するものがしまってある。
レタスのような高葉という名の野菜一玉の芯を紐で括って宙吊りにし、下には冷蔵庫の扉と同じ開け方をする戸を持つ棚を設置した。その棚には皿や箸、スプーンなどの食器と包丁をしまっている。
棚と棚の間にできる隙間にまな板を立てかけたのだが…
これまた丁度いい大きさなんだよなぁ
「ところで廊下の箱だけどあれってーーー」
こんなもんかなと思っていたら急に現実に戻された。
「あれ?あれはね私たちの生活費なんだ。」
少し触れて欲しくない話題の可能性がある為少し強引に言葉を割り込む。
「そうじゃなくってあの文字。あれどんな言語?私見たことない」
話題ずらしはルゥには効かないことが判明した。
必死に思考を巡らす…
あれは和語なのだ。この世界の文字は和語ではないのに…だ。
しかも俺と先輩が書いたわけでもない。
なにか…なにか思いつけ…
「…私には兄妹がいるんだけど親が解読できない記号でやり取りしたりするんだよ」
うーむ、我ながら酷い言い訳。
「そっか…ごめんね」
反論ではなく反省。何故?でも助かったわ
「取り敢えずご飯…食べよっか」
1枚の皿と豚を切る用の包丁をクローゼットに内包してある棚から取り出し、豚の近くに持って行く。
今見えてる部分が豚の1番美味しいところなんだがそれを…
えいっ
その刃がギザギザしている包丁でぎこぎこと削ぎ落とす。
「米食べたい?」
食べるならそれなりに時間がかかってしまうが…
「いらない」
大丈夫そうだ
皿に葉を敷き机に置いた。
それから食器棚から串を2本ほど用意して切り落とした肉に刺して支えにする。
そしてある魔法を使う。
これは俺が1番初めに覚えた魔法…
ふぁいやー!!!
肉の下に火を起こし、強火で一気に焼き上げる。
今思えばこんなに魔法使ってんだから魔法適正検査とか余裕だろと思うだろ?
あの時はこれが普通と思っていて魔法を使ってるという感覚がまるで無かったのだから不思議だ。
過去の話は置いておいて、そろそろいい感じに焼けてきたぞ。
魔法の発動を止めてから串を肉から外して皿の上に肉を乗せる。
またもや棚から、今度は刃が真っ直ぐな包丁を取り出して豚肉を一口サイズに切ると…
「よぉし!完成!」
「おー」
「あれ、思ったよりも反応薄め…」
「これ、毎日自分で作ってる?」
「うん」
「毎日同じ?」
「うん」
「ごめんちょっと引く…」
うわー…みたいな顔をしている
「なんで?」
「普通の子供はそんな逞しくない」
「平均だけが全てだと思うなよ!?」
うーむ…普通…ねぇ…親があれの時点でもうダメなんだよなぁ
「ま、いいや。食べてくれ」
カチャ…と箸を皿の横に置いた。
「…」
…?一向に机に座り食べる気配がない
どうしたんだ?
俺の調理に何か…問題はありありだけど無いと思うが…
「その…私、箸苦手で…」
両人差し指をツンツンと交わらせ、顔を赤くしながら小さな声でそう呟いた。
かわいい…かわいいすぎる。
なにそのかわいい理由。おじちゃんフォークあげちゃう。
…いや待てよ?もし仮にここで甘やかしてフォークを使わせよう。そしたらずっと自分のコンプレックスを解消出来ずに引きずって箸を使えないまま大人になってしまうのでは?
それはまずい
「じゃあ箸の使い方教えるよ」
リュウカはルゥに箸の使い方を教えることになった!
気分はさながら親のよう!
実は私も出会って数時間でその人の家に行ったことが1度あるんですよ。
不幸なことにそれは同性の友なのですが対戦ゲームによって交流を深めました。
やはり同じ趣味を持っていると仲が深まりやすいんですね。
同性の友ですが。非常に残念ですが。




