かつての俺
少年が地に伏している。
「殺す殺す殺す殺すっ!お前だけは‥っ!」
少年は決意を瞳に込めながら目の前の男を睨む。男は少女の亡骸を踏みつけながら少年を見下ろしている。
「少年……そんなことが出来ると思っているのか?」
男はニヤつく顔を手で押さえながら少年に問う。
「あぁ…必ずいつかお前を殺してやるっ!」
少年は拳を強く握りしめながら答える
「いつか…か。フフ…フハハハハハ」
とうとう我慢できず男は笑いはじめる。少年はその事が許せないのか顔を歪めながら
「何がおかしい‥っ!」
と問う。男は苦しそうに息をする
「………ふぅ。馬鹿さ加減に反吐が出る。」
空気が一変し少年を蔑むようにみる。
「なん‥だと?」
「自分が物語の主人公だとでも思っているのか?だとしたら脳内花畑だな………全くもって度しがたい!」
そう言いながら男は少年に少女を殺したナイフを投げた。少年は避けることはできずナイフは右手に命中する。
「うあぁぁ………っ!」
少年は痛みに悶絶した。男は呆れたような目を向け
「この程度も避けられないのに私を殺す?つまらない」
男は新しいナイフを手にしてから少年の眉間目掛けて投げた。少年は避けられず眉間にナイフは命中した。
「………え?」
少年は何が起きたのかも分からないまま絶命した。男は少年を見下ろしながら溜め息を吐き
「………つまらない」
そう言って何もなかったかのようにその場から姿を消した。
久しぶりすぎた。
前の作品とか要望とか需要があったら書きます!感想ほしい…つらい。高評価してくれてもいいんやで??