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真夜中の訪問者

作者: 花蛇

私が目覚めたのは、耳障りな金属音が原因だった。ほどなくしてそれは、玄関ドアのノブを激しく動かす音だと気付き背筋が凍った。時計の針は、午前2時30分。人の家を訪れる時間帯では決してない。


恐怖の金属音は、その後数分間続き私の心臓の鼓動を高め続けた。そして突然の沈黙。その突然振りにも驚かされ逆に恐怖心を仰いだ。寝室からそっと玄関を覗いてみた。窓に映る人影にギョっとし慌てて頭を引っ込めた。


側に置いてたスマホを取りいよいよ警察へ通報しようとも考えたが実際何も被害を受けてない現状で通報して良いものか悩んだ。しかし被害に遭ってからでは遅い訳で。警察の番号をタップし始めた途端、玄関で何やら物音がした。それは、ポストに何かが落ちる落下音だった。改めて玄関を覗くと人影は消えていた。それでも一応体勢を引くくしポストを確認しに行ってみた。


中には、折り畳まれた小さな紙が入っていた。スマホライトをかざして何やら書かれてる文を、読んでみる。

「申し訳ありません、部屋を間違えました」明らかに酔っ払いが書いた様な文字が踊り書かれていた。最後には隣人の名前まで。


私は、ただただ怒りも安堵感も呆れる事も無く呆然としていた。軽くかいた汗を拭い私は、再びベッドで眠りに付いた。今の出来事が一体何だったのか?なんて気に掛ける事なくである。

ドアノブの異常音をも恐怖に繋がるくだりは、人は聞き慣れない見慣れないもの全てに恐怖を感じるからなのかな?とか考えながら書いてました。

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