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4 魔法学校がすごすぎました。

あらすじ。抹茶がアーザースと名門魔法学校に行きたくて、世界を壊すと学長を脅したら入学出来ました。めでたしめでたし。




……………………めでたしめでたし………?





ということで、現在校内案内の真っ最中。



とにかく広い学校だ。名門校だからおかしくは無いが。



ただの教室もすっごく広かったしな。



「ここが第一図書館。本は魔法書を主に置いているわ。数十万冊はあるから暇はしないと思うわよ。あぁ、文庫本とかは第二図書館にあるからね」



なんて言うか………すごいな。



きっと前の世界で観光地とかに行ったらこんな感じなんだろう。



図書館の本が入ってないバージョン的な。



「で、その隣が資料室。貴重で図書館には置けない魔法書とか論文とかが置いてあるわ」



魔法書。ワクワクする響きだ。



本当に魔法うさぎになったんだな……!



「以上でA棟は1周したわ。次はB棟、寮や食堂が主ね」



食堂!!!



人間のご飯美味しいかな、飼い主のすっごく美味しそうだった!!



「マッチャさん目がキラキラしてますよ…。あ、あと、寮は基本4人1部屋なので、これから5年を共にするメンバーとも顔合わせしますから」



友達もできるんだ!楽しみだ!



そして建物の外に出て、無駄に広い中庭や畑を抜ける。



「ここが入口。来賓用の入口は間違っても通らないでね。」

「なんかホテルみたいですね」

「抹茶も思った!」



寮………って感じでは無い建物。



さっきのA棟は歴史ある名門校って感じだったけどここはシティホテルって感じ。



地上何階建て?少なくとも20階はあるな。



「ここがB棟になります。昨年大規模な改修をして、土地を有効に使うためにタワーマンションみたいになったわ。28階建てよ」



自動で開くドアを抜けて、1階部分へ。



「はわぁ…………!」



ひ、広い!!!キラキラしてる!なんかカフェみたいなのや何かのお店がいっぱいある!初めて見た!!すごい!!



「と、とにかくなんでもありですね………!A棟もすごく広かったけどB棟も!」

「寮生には不自由して欲しくないので。」



そしてエレベーターとかいう、動くすごいやつに乗って7階へ。



「マッチャさんは7階、アーザース君は9階の部屋ね。部屋のメンバーを7階ホールに呼んだからもういると思うわ。」



チン、と小気味よい音を立てエレベーターが止まる。



絨毯が敷かれてソファーやテーブルが沢山あるホールのひとつのテーブルに、女子3人男子2人が座っていた。



「こちらがマッチャさん、こちらがアーザース君。じゃあ部屋の案内よろしくね、終わったら7階ホール集合で。」

「「「「「はーい!」」」」」



周りから注目されているのがわかる。きっと、学長や編入生がいるからだろう。



「マッチャちゃんていうの?よろしくね!私はレイシア!光属性だよー!」

「レイシアさん?よろしく…」

「私はシェリーだよー、よろしくねぇ」

「よろしく…」

「うちはキャメリ、水属性だよ、よろー!」

「よろしくね…」



なんかこのノリが異常に怖い……。



さっきから言っている属性とは一体なんなんだろうか。



うわわ、引っ張るなって、この絨毯フカフカ過ぎて転ぶ…!




ずてっ。



コケた。



「あっごめん!大丈夫マッチャちゃん?」

「これだからレイシアは…。マッチャちゃん平気?」

「大丈夫です、絨毯が守ってくれました」

「ぷっ!守ってくれたって………あははっ!」



よく分からんが笑われた。面白いこと言ったか?



「はいはーい、ここが私たちの部屋、732号室だよぉ。顔認識で入れるから鍵はいらないよぉ」

「てことで、」

「「「ようこそ、732号室へ!!」」」



おおお!すごい!嬉しい!



「あ、ありがとう、よろしくね!」



よくわかんないけどいい人そうだ。



よかった。



そして部屋がすごい。



驚きすぎて驚きに慣れて驚かなくなった自分が怖い。



「初めて見たらおどろくよねー、うちも田舎出身だから驚きすぎて鼻血でたわ」

「キャメリの時はびっくりしたわぁ」

「私もびっくりしたよぉ。テレビも冷蔵庫もシャワーもお風呂も自室のトイレもバルコニーもなんでもあるもんねぇ」



寮とは言い難い、高級ホテルみたいな部屋。



四人部屋とは思えない広さだ。



そして綺麗でなんでもあるな。



「マッチャって呼んでいい?」

「いいよ」

「んじゃマッチャ、ここがマッチャのベットで、これがマッチャの机ね。あとはソファとかは部屋共用だけど4つあるから定位置決まってる。マッチャはベット側のとこね」

「うん」

「とりあえずこんな感じでいいんじゃないかなぁ、今日は学校休みだし、あとで一緒に遊ぼう!」

「いいねそれ。んじゃ、マッチャ、後でねー!」



部屋の場所を覚えて、ホールに戻ると、抹茶と同じような状態のアーザースが放心していた。あは。



「マッチャさんも来ましたし、次は制服を作りに行きましょうか。」



セイフク?


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