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没(勘違いで婚約者に嫌われている主人公の話)私たちは誓いを交わす、温度のない愛と直ぐに終焉を迎えるであろう永遠を

 こちらの話は、没作品です。

 次にアップする予定の(勘違いもの)の没バージョンです。(最終更新日は4/1の2時)

(勘違いで婚約者に嫌われている主人公の話)が仮題

私たちは誓いを交わす、温度のない愛と直ぐに終焉を迎えるであろう永遠を がタイトルの予定でした。

 結構しっかり書き始めていたのですが、没となってしまいました。

 

 なぜ没になったのかというと「悪役が頑張りすぎたため」です。

 あれ、でも、こいつらどうやって倒すの? って段階になって困ってしまったのでした。

 いくつか展開を考えたのですが…… 未完成で、もにょっとすると思うので、後書きに書こうと思います。


 それから、一番の理由は「ヒーローに溺愛させた方が面白いんじゃね!?」と思ったからです。


 それによって、結構ストーリーが変わりました。

 今日は結婚を披露する日。

 本来ならばめでたい場であるはずなのに恐ろしい程冷たい空気が流れていた。


☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・


「大変です! お嬢様がおりません……」


 つい数時間前、蒼白な顔で駆け込んできた侍女がそう告げる。

 父と母と私は揃って、姉の支度が整うのを待っていた所だった。

 それを聞いた父はさすがに顔色を変え、母はそのまま気を失う。


 姉は奔放な人だった。自分の意に叶わぬことなどなかったから。元々この婚約も姉の強い希望で結ばれたものだった。

 上位の貴族であるという立場を利用して、下位の貴族ではあるが、見た目が美しく、将来性も有望だった彼の将来を奪った。

 顔合わせの時は、相手のご家族一同は葬列に参加するような雰囲気だったのを覚えている。


 それなのに、である。

 おそらく、姉は想像していたよりも良い気分になれなかったのだろう。それはそうだ、誰が権力で捻じ伏せた婚約者を愛すると言うのか。それに、当時、彼には幼い頃から良い関係を築いていた婚約者もいたという。

 今はもう、その彼女も結婚してしまっていると聞く…………。


 姉は、今日のために仕立てた過剰なほど豪華で美しいドレスを着て、そのままどこかへ行ってしまった…………。

 そんな目立つ格好であれば、すぐに見つかるだろうと考えていたようだった。


 事件性がないということもわかっていた。「ちょっと、外にいってくるわ」と自分の足で外に出たと言う。


 すぐに帰ってくるに違いないと、根拠もなく、どこかに縋るような気持ちで、期待をしていたのだろう。


 しかし、時間は経つばかり。

 調べてみれば、目撃者は多かったらしい。軽やかな足取りで散歩をするように歩いていたと。

 やがて、男性と親しそうに歩き、馬車に乗り去って行ったらしい。

 その男性の候補は、何名か心当たりはあった。やがて、所在がわからない人がいて、その人だろうと特定された。彼は、この話が出る前は、おそらく姉と結婚するであろうと言われていた。

 姉の気まぐれさえなければ。


 そして、この気まぐれの犠牲になるのは、いつも私だった、と急遽、誂えた華美な服を見下ろす。

 姉の失踪で、急遽ドレスメーカーを呼び出す。

 と言っても、呼んですぐに仕立てあげられるものではない。

 それでも、どうにかしなければならない。色んな力を駆使する。多少……いや、かなり強引な手口も使ったようで職人たちの顔には疲れが隠せなかった。


 何とか出来上がったのが、これだった。

 レースや宝石がふんだんに使われていて、薄い布が幾重にも重なって、裾がふわりと広がり軽やかに見える。しかし、重量は見た目に反して重い。

 しかも、体型に合わないものを無理に着ているので、あちらこちら補正していた。足りない部分はきつく布を巻きつけ、更に腰など細く見せるため締め付けて…………。

 わざと動きにくくして、決して逃がさないようにして…………。

 まるで拘束のようだと自嘲する。

 

 実際、その想像は間違ってはいないのだろう。常に、数人の侍女に周りを固められていて、部屋の外でも人の声がしていた。

 その剣幕は、守っているというよりも、重大事件を起こした犯人を包囲するかのよう。

 最も、私も逃げる気などもない。


 両親は、その姿を一瞥し、その後は決してこちらを見なかった。


 パーティーは既に大幅に開始時間を超えていたが、まるで何事もなかったかのように始まる。

 わざわざお借りした由緒正しい、豪華で広い会場。ここで誓いを交わすのは女性の憧れだと言われていた。それを姉は様々な力を使って手に入れた場所。


 集まった方々は姉の知人が多く私は知らない方だらけであったが、まるで元々その通りであったように、名前は自然と姉から私に置き換えられている。


 儀式めいた進行通りに、ゆっくりと歩み、私は彼の隣に立つ。

 元々格好がよく、その彼のために誂えた正装を纏い、絵にして残しておきたいほど美しい彼の隣には、貧相な容姿に不釣り合いなほど華美な服と装飾品を乗せた、不格好な私。

 ちらりと見上げた彼の表情は、当然固かった。それでも儀式に従い、私たちは誓いを交わす、温度のない愛と直ぐに終焉を迎えるであろう永遠を。


 祝う為に集まっていただいた人達もどこかぎこちない雰囲気があった。開始時間を大きく変更し疲れ切っていた。

 何事があったのか、皆わかってはいるけど、口には決して出すことはない。


 言葉の上では皆、祝辞を述べ、双方の両親もそれに応える。

 優雅な音楽が流れていたが、それでも、隠しきれない不自然な静けさ。

 これが茶番というものなのだろう。


 それでも、役者たちは皆、お芝居は最後までやり終える。


 新しい人生の門出を迎えた若い二人は、無理に作った笑顔と空々しい祝福の言葉で見送られて、実用性の全くない、ただ単に幸せを周囲にひけらかしたいという目的だけで作られた馬車で、大通りの石畳を走る。


 道行く人々は、何事だろうと見上げ、恐らく表情などは見えなかったのであろう、華やかな衣装などを見て感嘆の声を漏らす。


 これが、順調に想いを積み重ね愛を育くんだ二人ならば、最上の幸せなのだろう。と、冷めた気持ちで揺られる。

 一般的にはこの日より、二人は幸せな夫婦として生活をするものだが……。


 新居につけば、使用人達が出迎えていた。その疲れきった表情から、事情は把握済みなようだ。


「お待ちしておりました。」


 という台詞と雰囲気は全くあっていなかった。


 彼は一人で馬車を降り、スタスタと無言で家の中に入っていった。

 残された私は困惑したものの使用人に促され、用意された部屋へと向かう。


 ここまで、彼とは一切言葉を交わすことなどなかった。

 

 部屋に入り込みバタンと閉まった瞬間、緊張が切れたのか、どっと疲労が襲い、ふらふらと床へと座りこむ。

 案内してきた者は、「用がありましたらお呼びください」と言い残して立ち去っていた。ようやく一人になれた瞬間だった。


 憤り、悲しみ、そんなものはとっくになく、胸に広がるのは、ただただ虚無感。


 おそらくこの先は、一定の期間を置いて、双方めでたく離縁となるのだろう。


 彼ならば引く手数多、恐らく直ぐさま良縁を得るのだろう。そして、ケチがついたここを売り払って、新しい家で幸せな家庭を築くのだろう。

 だが、結婚後すぐ離縁となった娘は、この先どうなるのか、そもそも、実家では引き取ってもらえるのだろうか、あまり想像したくはなかった。


 呆然としたまま、ただただ時間だけが過ぎていく。


☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・


 どうせあの女とはすぐに別れることになるのだろうと思っていた。

 

 それでも、要求通り都会の一等地に新居を用意して、使用人も揃えていた。

 あの女の家から何人か気に入りの侍女を連れてくる予定だった。


 しかし、直前になり、全ての計画が崩れた。


 予定の時刻になっても侍女たちが来ない、どういうことだろうか、と新居にいる使用人達から報告が上がる。

 主人も気まぐれならば、侍女たちも気まぐれなのかとため息をつく。


 会場に着いてからあの女の失踪を知る。捜索に人員を取られ、それどころではないと。

 まさか、当日になって、しかも直前で失踪とは……。どれだけ人を馬鹿にすれば気が済むのか、と一瞬で怒りが沸き上がる。


 散々「あれが良い」「これは嫌」と注文をつけておいて、これかと。


 いっそ中止にしてしまえ、と思ったが、恐らく直前まで帰ってくる可能性を信じていたのだろう、本気で。

 「戻らなければ、代わりに次女を宛がう」と命じるように言われればそれに従うしかない。


 次女の存在は正直あまり印象に残っていなかった。


 どの場面を思い返しても、縦にも横にもデカく声もデカい男と、細くケバケバしく姦しい夫人、それから派手で毒々しいあの女の3人しか頭に残っていない。


 命じられた後、改めて姿を見てみれば、人形のような作りものめいた印象をもつ。

 ゴテゴテと飾った服、財力を見せつけるように装飾品を乗せて、表情もわからぬほど化粧を塗りたくっていた。全て落としたら全くわからないだろう。


 夫人と同じように、何も言わずに澄ました様子で座っていた。

 

 次女もどうせ同じような性格なのだろうと、心底あの家族にはうんざりしていた。


 無理のある続行は次女の意思も入っているのだろうな。

 ぐらぐらと煮えたぎるような怒りが収まらないでいた。

 つくづくこちらを馬鹿にした、相手のことを考えない自分本位な一族だ、と。


 参列者の誰から見ても完全に形だけの、永遠の愛を誓う。


 その間、前の婚約者の事を思い出していた。あの女ではなく、その前の人だ。


☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・☆.。.:*・


 彼女とは小さい頃からずっと一緒にいた。ちょっとしたわがままを言い合い、それを許し合えるような関係だった。

 何度も愛を誓ったし、このまま結婚する想像をし、それが現実になるのだろうと。本当に信じていたのだ、あの日まで。


 当時のことは、今でも悪夢で見る。突然、上位の貴族に呼び出される。そして、過剰なほどの歓迎で出迎えられる。豪華な食事や物を並べられるが、警戒し、何一つ手を付けなかった。

 やがて彼は、「ぜひともうちの娘と結婚して欲しい」と言う。

 初めは何の冗談かと思った。自分には既に婚約者がいたし、公表もしていた。

 当然ではあるが、婚約者のいる相手を別れさせて、奪い取るようなことはあり得ないことだった、普通ならば。

 理由を問うと、あの女が一目惚れをしたから、だと言う。

 たった、それだけで。

 当然、その場で拒否をし、その日はすぐに帰った。

 悪い夢だと忘れようとした。

 しかし、彼の説得は続く。金を積み、色んな形でこの結婚のメリットと、断るデメリットを語る。

 その”説得”は自分だけではなく、家族や彼女や彼女の家族にまで広がる。

 しかも、じんわりとあの女との関係が噂されはじめていた。


 後日知るが、あの一族は、強引な手口で欲しいものを必ず手に入れることで有名であったらしい。これまでも、様々なものを手にしてきたのだと。特に、長女はひどいを通り越して恐ろしい人だと声を潜めて言う。見た目は美しく可憐にも見えるがその実は、と。

 そのように、わざわざ親切にも教えてくださる方が何人かいた、こんな事態になってから。

 

 あの時は突如起こった、常識では考えられない事態に、我々は呆然となった。

 「ひどい」「あり得ない」「考えられない」しかし、その相手との戦い方を我々は知らなかった。

 二人で、時には家族を交えて、散々話し合った。「一緒に逃げてしまおう」と手を取ることもあった。

 が、現実的に考えれば、難しいということはお互いわかっていた。


 結局、家のことを考えて、受け入れた。

 事業を盾に迫られれば断ることも難しかった。自分だけではなく、ここで働く者の人生にも関わることだから……。

 その代わり、自分が不条理を受け入れれば、通常では考えられない程のメリットがあるのだと、そう考えてしまえば、屈するより他なかった。

 彼女とは最後に共に涙を流しお互い謝罪の言葉を連ねる。悲しみよりも、怒りよりも、何よりも悔しかった。守れなかった自分が、無力な自分が。

 「ひどい男だと思って忘れて欲しい」と言い、「あんたなんて大嫌いよ」と涙ながらの声を聞き、別れた。


 後日、男に結婚を受け入れると返事をすれば、彼は満足気な醜い笑顔浮かべ、去っていく。


 男が部屋から去って、しばらくしてから、両親は「すまない」とぽつりと言った。


 程なくして双方の約束は遂行される。


 その後は、あの女といかに別れるかということばかり考えていた。信じられないことに、あの女が自分は愛されると信じていたようだ。

 色んなことを命じられる。プレゼントが欲しい、愛の言葉が欲しい、行動を示して欲しい、と。


 しかし、一度受け入れたものに抗うことは難しいと思い知る。

 要求を断れば、その影響は様々な形で現れる。自分以外のものを盾に取れば、従うと知られれば、どうしようもなかった。


 その一方で、仕事上では圧倒的に立場が良くなった。

 これに飲まれて、慣らされてしまったら、人の心を失ってしまいそうだった。


 元婚約者は、その後、しばらくしてから別な相手と婚約をした。自分よりも条件のよい方と。失意の彼女を優しく慰め、癒された彼女は相手との良好な関係を築いているらしいと噂で知る。


 心が軋むように痛んだ。元に戻れるなどと厚かましいことは考えてはいなかったが、あの幸せを思い出してしまう。

 彼女が幸せならばよかったのだ、自分のせいで不幸にせずにすんでよかったのだ、と自分に言い聞かせる。


 しかし、それで完全に心が折れてしまった。

 あの女に反抗する気力も失って、投げやりに従順な態度を見せたその途端、興味を失ったようだった。「つまらないわ」と言い捨てて去っていく。

 

 あれだけ付き纏い、様々な無茶な要求を続けていたのに、それらもピタリとなくなる。

 その後、別な男といるという噂を聞くようになる。


 あの女は他に男を何人も囲っていたようだ。皆、共通して見た目がよいが、性格は様々なタイプを揃えていると聞く。


 それが、結婚直前のこと。

 既に、結婚のための様々な準備は整っていた。


 恐らく、結婚後すぐ離縁となるのだろう、ようやくこれで解放されるのだと、想像していたが。


 そこで、この仕打ちである。

 まさかの婚前逃亡………。

 あの女の父親であるさすがの彼も顔色を変えているのを隠せなかった。


 会場の雰囲気は最悪で、ここまでの事情を知る者はもちろん、知らない者まで、何事かあったと察し黙り込む。

 それでも、あの一族に睨まれ、目を付けられるのは恐ろしいようで、皆、道化のように、祝福している風に振る舞う。


 この空気を隣の彼女はどのように感じているのか、うかがい知ることはできなかった。 


 その後、あの女の家族なのだから、苦しい思いをすればいいと思ってしまう。理不尽なことだと、頭のどこかではわかっていたが、怒りのぶつける先が欲しかったのだ。


 そのまま、新居に入るが彼女と一言も会話せず、仕事場に行った。


 顔を見せると、この状況に普段なら軽口を叩くような同僚も「災難だったな」と小声でいう。

 

 あの後、あっさり、あの女は発見されたらしい。

 別な男の家の領地だった。過ごしやすく観光名所だ。

 戻る気は全くないというのが幸いである。


「ま、でも結婚しなくてかえって良かったかもな。死ぬまで翻弄されるなんてぞっとする。」


 と慰めるように肩を叩きながら言って去る。

 不幸中の幸い。しかし失ったものは返らない。


 そして、脅威は全く去ってはいなかった。

 

 形だけの妻となった女は、どんな無茶な要求がしてくるのか、覚悟をしながら過ごす。

 新居には出来るだけ戻るつもりはなかった。仕事をわざと詰め込み、戻れないという状況を作り出す。


 が、しかし、全く音沙汰なく数日が過ぎた。


 使用人からも何も報告は上がっていなかった。


 ので、正直彼女の存在はすっかり意識からなくなっていたのだった。


☆☆☆


 穏やかな日々が続く。

 忘れ去られたように、自分以外の者が扉を開くことはなかったが、実家のような、何かに翻弄されることも一切なかった。


 実家では、家族の無茶の調整ばかりをしていた。特に姉は、気まぐれで、途中で興味を失うことが多かった。

 物ならまだ良いが、呼び出して、放っておくようなことも度々あり、慌てて、呼び出され、失礼のないように、対応したり。

 そんなことばかりだった。


 誰かの気まぐれに付き合わなくてよいというのはこんなに幸せなのだと実感する、が、今も、姉の気まぐれの最中なのだが。


 侍女などもおらず、自由気ままに過ごしていられた。


 たまに、一人で町へ出て、買い物をする。自分の食事を買い、身の回りの必要なものを買って帰る。

 興味のないものを押し付けられない幸せを満喫していた。


 掃除などもやってみれば出来るものである。見よう見まねで、箒をかけ、雑巾を使えば、何とか清潔さを保てる。


 入浴も思い切って、公衆浴場を利用してみる。


 案外、難しくないと知る。


 やってみれば、できると知り、これでもしも、平民の身となったとしても、生きていけるだろうと思った。



 しかし、束の間の平穏はすぐに終焉は訪れた。


 突然、扉が叩かれる。

 

パターン1 【協力して、実家乗っ取る】

 その後、ヒーローの誤解が解け、主人公と想いが通じ合う。実家は金使いすぎて&みんなに嫌われすぎて衰退、そこを、二人で協力して実家を乗っ取る! 両親姉ざまあ

(没理由 あれ、これ、勝てなくね?)

 

パターン2 【駆け落ち】

 その後、両親などに人生狂わせられるくらいなら、逃げてしまえ! と二人で国外まで逃げる。

 実家没落、祖国存亡の危機。だけども、二人は幸せに暮らしましたとさ。

(没理由 読後もにょっとしそう。)


パターン3 【ヒーローは遅れてやってくる】

(この場合は、ヒーローの性格をもっとクズに修正)

 その後、主人公は婚家から逃げ出す。逃げ出した先で恋に落ちる。平民だけど、幸せ! end

(没理由 ヒーローがヒーローしてる方いいの……)


 何より、ヒーローと元婚約者かわいそ過ぎた……。

 展開によっては、元婚約者さん、もっとひどい目に会う予定だったの。主人公とヒーローが幸せな家庭築きはじめたら、乗り込んで返り討ちにされる、みたいな……。

 ひどすぎるよ! 誰よそんなこと考えたの! 私です…… ごめんなさい。

 

 という訳で、そんな可哀想な元婚約者さんなんて居ませんでした。


 他も大きく変わってます。両親姉、小物になりました。

 そして何よりも……。

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