トラウマ
暗い夜。
時間的に深夜。
ものすごい雷の音で目が覚めた。
雷は止む気配なし。
雨の音も聞こえる。
風で窓ガラスが揺れた。
こんな夜はふと思い出してしまう。
過去の数々の悪い思い出。
つまりは「トラウマ」を。
私は布団を被り、灯りを消し、ガタガタと身をただ振るわせた。
罵りあう人の声がした気がした
私を嘲る人の声がした気がした
周りの白い目が見えた気がした
エトセトラ、エトセトラ。
ごうごうとまだ吹き荒れる風。
私は耳を必死に塞いだ
嘲笑うように、私が言う。
「いつだって私は無力だ」
雷は、ゴキブリの次に嫌いです。
丁度雷が酷かったので書きました。
やだもう雷止まった!
嬉しい!