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黒色〜black〜

レフィカルに見せられた鏡にうつったのは・・・。

黒く短い髪、黒い瞳、黒い羽、鋭く尖った牙。

成績は悪くても、唯一自慢だった容姿。


なのに今、鏡には見慣れたいつもの自分ではなく、

暗い影を落とした少女しかうつらない。



まるで悪魔のような・・・。



これは鏡ではなく絵なのか、それとも自分の目がおかしくなったのか片葉は分からなかった。


レフィカル「混乱してるようね。無理も無いわ・・・。はっきり伝えておくわね?片葉ちゃん、あなたには今日から悪魔として生きてもらいます!!」



片葉はまだ状況が把握できずにいた。



片葉「私が・・・悪魔?」

ぼんやりと片葉がつぶやいた。

レフィカル「そうよ・・・。悪魔。天使と悪魔は表裏一体。ここ、養成学校で出来の悪い生徒は私の力で悪魔にするの。」


片葉「そんなこと・・・」

片葉の言わんとしてることが分かり、先にレフィカルが答えを言う。


レフィカル「できるわ。私は特別だから。」


片葉はレフィカルを見つめた。

悪魔にされてレフィカルの灰色の髪、瞳の理由が分かった。


そう、レフィカルは天使と悪魔が愛し合って出来た禁断の子。

白にも黒にもなれず養成学校の4階という狭い空間でいつも一人・・・。

悪の心と、善の心を持っている彼女は人間に近いと言えるのかも知れない。


片葉はレフィカルになんて声をかけていいのか分からなくなった。


天使を必死で目指して、なのに悪魔にされてしまって腹が立つはずなのに

レフィカルの暮らしよりも悪魔になるほうがいいなんて思っていた。

天使の時には無かった汚い感情がゆっくりと片葉を侵食していた。


レフィカル「・・・私がこの仕事を与えられたのはきっと、元・天使を早く悪魔らしくするためね。みんな悪魔にしたあとに私を見たら思うの、『こいつよりマシだ』ってね。天使の時には無い感情・・・『優越感』。」


レフィカルは悲しそうに片葉を見つめた。

レフィカル「あなたはいいわね。はっきり黒くなれたから。」


そう言って、部屋を出て行ってしまった。


片葉は自分の中の複雑な気持ちに戸惑っていた。

悪魔にされたら、そのうち心も完全な悪魔になってしまうのだろうか・・・。

仲の良かった友達とも争ったりするようになるのだろうか・・・。


心細くて堪らないはずなのに、心のどこかが凍り付いているように冷めきっている。

これが悪魔の感情なんだろうか。



片葉がぼんやりと考えているとガチャっとドアが開いた。


レフィカルではなかった。

黒い男の人。この人も悪魔・・・。

男は片葉に冷たく言った。

??「ついて来い。」



言われたとおりについて行くと、悪魔だらけの街についた。

暗く冷たい空気が流れているのに、片葉は何故か心地よく感じていた。


??「この寮にはいってもらう。」

男は言った。

今までの寮とは違い、騒がしそうな寮。


片葉「あの・・・規則とかはないんですか?」


男はびっくりした目で片葉を見た。

??「悪魔にそんなものがあると思ってるのか?・・・イヤ、あるな。『自分のしたいようにする』わかったか?」

片葉は自由な暮らしが出来ることにワクワクしてきた。


??「オレの名前はダーク。となりの一軒家に住んでるから、なんか会ったらいつでも来い。」



片葉「わかりました。」



片葉はダークとの出会いのおかげで悪魔もいいじゃん、と思うようになってきた。

しかし、片葉は悪魔の大変さにまだ気付いてなかった。









これわかる人は結末わかっちゃいますよね><;

わかっても最後まで読んでくださると嬉しいです♪

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