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一心不乱で

 何事も・・・。


俺は傑作を書いている。

驚くほどペンが進んでいる。

昼夜を問わず書き続けている、だけど頭は冴えて自然と手が動き続ける。

こういう時は、納得するまで書き続けるべきだ。

俺の心がそう言う。

勿論、その手を止めるつもりはない。

気づけば一日飲み食いしていない。

そんなのはどうでもいい。

真夏のこの時期にクーラーのタイマーが作動して切れた。

んなこと、かまってられるか。

俺は今、傑作を書いている。

この瞬間を逃すと、きっとアイディアは消え失せてしまう。

確信している。

だから、頭と手をフル回転させる。

おや。

頭がクラつときたような。

気のせいだろ。

部屋がぐるっと回った。

脱水?熱中症?

いやいや・・・そんなこと。

さささ、書かなきゃ。

・・・・・・。

・・・・・・。

書けない。

ヤバ。

水飲まなきゃ。

冷蔵庫に経口補水液があっ・・・た。

・・・・・・。

・・・・・・。

・・・・・・。

・・・・・・。

・・・・・・。


 ほどほどに。

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― 新着の感想 ―
人間誰しも手が離せない程に集中してしまう事は往々にして御座いますね。 「せっかく興が乗っているというのに、ここで別の事をしたら萎えてしまう」という心境は誰しも必ず経験した事があるかと思います。 しかし…
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