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水の部屋で

 そうなんですよ~。


 私は目が覚めると、薄暗い部屋にいた。

 理解が出来ない。

 すると、どこからともなく声が聞こえてきた。


「ようこそ。山田リカ君」

「あなた誰っ!ここからだしてよ」

「ふふふ、ゲームをはじめよう」

「聞いてるの?このスカポンタンっ!」

「今から毎秒10ℓの水が、この部屋へと注がれる」

「は?」

「君には脱出方法を見つけ、是非とも助かって欲しい」

「いやいや、なんで?強制的なの」

「健闘を祈る」

「・・・ちょ」

「ゲーム、スターティン」



 開始の言葉とともに部屋に水が溜まりだす。


「どうしよう」

「リカ君、手をこまねいている暇はないぞ」

「私、脳筋なのよ」

「それでは、この世とおさらばだ」

「ガッデムっ!」


 リカは部屋をくまなく探したが、脳筋の彼女に脱出の手がかりなんぞみつける余地はなかった。

 気づけば首元まで身体が水に浸かっている。


「リカ君、このままではまずいぞっ」

 薄ら笑う男の声、

「あーしゃらくせいっ!火事場のバカ力で、ドーンっ!」

 リカは黄金の右腕でストレートを繰り出し、壁をぶち抜いた。

 その隣の部屋には、

 ぶりぶりぶり。

 余裕をかまして、便器に座り用を足している男、便器マスターもとい、ゲームマスターがいた。

「強硬突破だとう」

 そう驚く男に、リカのウイニング拳が唸りをあげる。

「貴様のおでこにドーンっ!」



 ソウなのかな~(笑)。

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― 新着の感想 ―
やはり筋肉は裏切らないのですね。 そしてゲームマスターも悲惨なタイミングで襲撃を受けたものですね。 確かに赤の他人を勝手にゲームに参加させたのですから、全面的に彼が悪いのですが…
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