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いわくつき。  作者: 山手みなと
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「いわくつき。」 山奥のバス停

[第44話] 山奥のバス停


知り合いに聞いた話なんだけど


ある村に存在するバス停の運行時間が妙だという。


そこは、山奥ということもあり村人は3人しかいない秘境とも言える場所らしい。


しかも、地図には載せられていないため辿り着くには下調べは皆無だそう。


そんな理由からか、存在自体が都市伝説になってしまっているそうだ。


妙な運行時間とは、1日に3回。


朝8時、夕方17時、夜中2時。


朝と夕方は仕事の出退勤を考えると普通なんだけど...。


なぜ最後の便に夜中があるの...?


それは幽霊を乗せる時間らしい...。


かつて、この村は石炭採掘の宝庫で労働を兼ねて移住する人がたくさんいて、およそ1000人が暮らしていたそうだ。


しかし、時代の流れで資源が石油にとって変わると、石炭採掘場は廃止に追い込まれた。


もちろん移住者は猛反対。


半ば強制的に村から退去命令が出たため、デモ行進を行なった。


しかし、残念なことに軍と衝突した住人は銃撃されてしまった。


現在では、その生き残りが最後の3人ということになるらしい。


だが、場所が分からないんじゃ都市伝説かどうかも調べようがないんだけど?


聞いた話だから、もし実在していたとしても行かない方が身のためだそう。


村人いわく、銃撃されてしまった人達の霊が永遠に彷徨っているらしくて、成仏を願うためにバスを夜中に運行させているのだという。


行き先は山の麓の街。


移住者の実家が集まる街だそうで、毎晩 " ただいま " と " いってきます " を繰り返しているという話だ。


間違っても、部外者がバスに乗った日には山から抜け出せなくなるだけでなく異世界に連れ去られるかもしれないのだ...。


時代の流れに乗ったつもりが、最後は悲しい結末を迎えてしまった事は悔やんでも悔やみきれない出来事であることに間違いない。


そんな村は本当に実在するのか?


もし、偶然知らない集落に入り込んだとしたら...。


まずバス停を見てほしい。


夜中に便があったら、早く帰ることをお勧めしたい...。

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