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1週間後

はやい。早い!!!

あれから1週間。ユウキの生活は順調に向上していた。

今は時刻にすれば午前の10時位だろうか。以前の自分なら1日かけて食べ物を探していたが、今や2時間ほどでその時の3倍の量の食材をGETできている。余裕が出来た分あまった食材は密かに裏の場所で育てている。ある程度まとまった数になれば市場で売ってみてもいいかもしれない。


ただ、ガチャはというと残念ながら特別なスキルは得られていなかった。


あれから

1日目 【C 力+1・・・・ほんの少し強くなる】

2日目 【C 知力+1・・・・ほんの少し賢くなる】

3日目 【C 力+1・・・・ほんの少し強くなる】

4日目 【C 力+2・・・・ほんの少し強くなる】

5日目 【C 速さ+1・・・・ほんの少し速くなる】

6日目 【C 力+1・・・・ほんの少し強くなる】

7日目 【C 速さ+2・・・・ほんの少し速くなる】


この通りコモンしか出なかった。それでも、基本能力が上がるのはありがたかった。

力も当初の倍くらいになり1人で持てなかったような重さも軽々もてる。



・ユウキ 男性 


Lv.1

HP:10

力 : 3+5

速さ: 5+6

知力:97+1


固有スキル 

・『ガチャガチャ』・・・1日1回無料でガチャが引ける。課金あり。



スキル 

・SSR 前世の記憶・・・前世の記憶を呼び戻す

・SR  鑑定Ⅰ・・・対象の情報を表示する

・C  速さ+3・・・・ほんの少し速くなる

・C  速さ+1・・・・ほんの少し速くなる

・C  速さ+2・・・・ほんの少し速くなる

・C  力+1・・・・ほんの少し強くなる

・C  力+1・・・・ほんの少し強くなる

・C  力+2・・・・ほんの少し強くなる

・C  力+1・・・・ほんの少し強くなる

・C  知力+1・・・・ほんの少し賢くなる



ただ、見た目は全然変わっていないため仕事にはありつけないでいた。

今日もしかたがないので食材を探しながら壁へと向かう。

最近は暖かくなってきた気候のせいか採れる食材も多くなってきた。それでも、葉っぱやキノコだけでは満足できるはずがない。調味料もぜんぜん足りないし、魚や肉なんかはこの世界で1度も目にした記憶がない!!!

ユウキ(そういえば、市場でも1度も見かけたことがないぞ・・・・・、まさか流通していない?いや、肉はともかく魚はいるはず。)貴族エリアからの廃棄品に魚の生ゴミを見たことがあった、あれは少なくてもどこかで魚が獲れている証拠だ。

そんなことを考えながら壁に到着するとマンゾウとコウシロウの兄弟がいた。


マンゾウ「よっ!!ずいぶん遅い到着だな。」

コウシロウ「早く探さないと陽がくれちゃうんだな・・・・。」

2人は朝から来てたんだろう、2人で両手1掴み分位の量の野草を採っていた。

ユウキ「朝は市場に行ってたんだ。何か仕事にありつきたくて・・・でも、駄目だったよ。」


マンゾウ「だろうな。俺たち子供に仕事を頼む奴なんか滅多にねえ事だからな。」

ユウキ「だよな・・・・」

コウシロウは2人の会話を聞きながらもソワソワした様子でユウキを見ていた。

コウシロウ「ユウキ君、急がないと、食べ物見つからなくなるんだな・・・。」

コウシロウはちょっと、とろい所があるが優しいやつだ。他人の俺の飯を心配する奴なんかこの時代ほとんどいやしない。

ユウキ「ありがとな。心配してくれて。でも、ほらっ、来る途中こんなに採れたから。」

ユウキは袋いっぱいに入った野草やキノコを2人見せた。

2人は共に驚いた表情をうかべた。

コウシロウ「うわー、すごいな~、こんなに沢山。すごいな~。」

マンゾウ「おぉ~凄いじゃねーか。よっぽど運がよかったらしいな。こんだけ一斉に生えてるところに出くわすことなんか1年に1回あるかないかだろ・・・」

ユウキ(あっ、ごめんなさい。1週間連続でこの量採ってます。)

ユウキは少し苦笑いしながら話した。

ユウキ「まあ、まあね。たしかに運がよかったかな。そうだ、2人ともこれよかったら少し持っていくかい?」

どうせ、家に帰ればここ1週間で食べきれなかった食材があるし、2人はこの前のアップルの礼もしたい。

マンゾウ「おいっ、いいのかよ?せっかくの食糧、俺達によこすなんて。」

コウシロウ「ダメだよ。食べ物を人にあげるなんて・・・・」

2人とも他人に食べ物を貰うなんて経験したことがないことである。戸惑いながらも2人の目は袋の中に釘付けだった。


ユウキは袋から無造作に半分位掴むと2人の袋に入れてやった。

2人とも輝く目で喜んでいた。

マンゾウ「わりーな、こんなに貰って。 それでよ、代わりと言っちゃなんなんだけれど実は仕事の話があってよ。」

マンゾウはある仲介人から近々ある仕事の人集めを頼まれたそうだ。仕事の中身は大変なものじゃないらしいがその分賃金は安いらしい。この話はこの間集まった皆に会ったらそれぞれに照会しようと思っていたらしい。


マンゾウ「仕事は東エリアでの塩の製造なんだ。報酬は通行料肩代わりの食事は自前。1週間で銅貨2枚貰える」

コウシロウ「ユウキ君も一緒にきてほしい。」

思いがけない誘いにユウキは二つ返事で了承した。

これで、色々手にいれることができるぞ。

ユウキは期待に胸を踊らせるのであった。

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