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スキルの活用

「鑑定!」


・ノビル・・・食用可能


ユウキ(おっ、これは食べれるのか。結構量があるな。おっ、こっちも)


「鑑定!!」


・タマスダレ・・・食用不可、有毒植物。


ユウキ(うわっ、マジかよ。見た目ほとんど同じなのに、念のため鑑定してよかった・・・・。)

ユウキは先程得たスキル『鑑定Ⅰ』を使用して食材を探していた。


ナズナ、セリ、ノビルにヒラタケ。いつもと比べると3倍近い量を半分の時間で採取できた。

(よし、これとこれは炒め物にして、今日中に食べてと・・・・この、ノビルは裏の日の当たるとこに植えておこう。)


その日のユウキの食事は今までにないほどの量が盛られた夕食だった。もちろん、味付けに関してはわずかな塩しかないので、まだまだ満足できる味ではないがそれでも、空腹を満たすくらいの食事は久しぶりだった。

ユウキはあっというまにたいらげると地べたに敷いた薄い布の上に横になった。

(まずは、食事はなんとかなったけど、出来ればこの家も早くどうにかしないとな。こんな家でも無くなってしまったら大変だし・・・・・)

ユウキはうとうとしながら次に何をするか考えていた。



~~~~~~~~~自由エリア~~~~~~~~~~~


東西南北の4ブロックに分かれており簡単な関所が配置されている。

通行料には銅貨1枚と少額ながら通行料が必要となる。

南エリアに住むユウキにとってはこの1ペリンを用意することも困難である、なのでこの通行料を払うことが出来ない。

だからといってユウキは今まで他のエリアに行ったことが無いかというとそうでもない。

労働力として他のエリアに行く場合には依頼主が通行料を肩代わりする場合がある。時折、南エリアの市場にはそのような労働者を求める仲介人が現れる。

「さあ仕事の紹介だよー!!!早いもん勝ちの3人だ!!!仕事の内容は西エリアの炭鉱での仕事だ!!1日銅貨2枚!!!通行料と現地での食事は貸付OKな仕事だ!!!!」

どんな仕事でもすぐに人だかりが出来る。その中の希望する人から仲介人が選別するシステムだ。

「おっ!!!お前さん、なかなかいい体つきしてるな。よし!!まずはお前と。後ろのやつ!!!たしか、前回も雇ってるな、よし、今回もお前だ!!!あとは・・・・・・」

その中にユウキも手を挙げてアピールしているがなかなか炭鉱のような力仕事には子供が選ばれる事はない。

「よし、そこのガキの後ろの奴。お前さんに頼もう。詳しい話は今からするからそのまま裏で待っててくれ。さあ、今回の仕事は決まった。終わりだ!終わりだ!!解散、!!お前らどっかにいっちまいな!!!」

何人かは尚も仲介人に食らいつき頼み込んでるが仲介人は全く話を聞くつもりはないようだ・・・・。


ユウキはトボトボと壁向かう。途中、鑑定を使いながら今日の食糧を確保していった。

壁に着く頃には昨日と同じくらいの量がすでにとれており、今から探し回る必要も無くなった為大きな岩の上に腰かけ休んだ。


ユウキ(今日は誰もいないみたいだな。よし、食料も充分とれているし今日の分のガチャをやってしまうか。)


ユウキは採ってきた食材をいれたボロボロの袋と道具袋を下に置く。


「では、女神様!!!今日もお願いします!!!たのみますよ~!!!ガチャ!!」


光輝くガチャをユウキは今日も力いっぱい回す。


【C 速さ+3・・・・少し速くなる】


(・・・・・・・・これは、コモンか????速さプラス3・・・。うーん、ハズレだったか~。)

ユウキはがっくり肩を落とした。朝は、仕事に外れ、今もガチャにハズレ。まぁ、こんな時もあるか・・・とユウキは地面から荷物を取り家に帰ろうとした。


スタスタ、スタスタスタ・・・・。

ユウキは多めの荷物を持っているが自宅までの帰りはいつもの半分位の時間しかかからなかった。

ユウキは驚きすぐに手鏡で自分のステータスを確認する。



・ユウキ 男性 


Lv.1

HP:10

力 : 3

速さ: 5+3

知力:97


固有スキル 

・『ガチャガチャ』・・・1日1回無料でガチャが引ける。課金あり。



スキル 

・SSR 前世の記憶・・・前世の記憶を呼び戻す

・SR  鑑定Ⅰ・・・対象の情報を表示する

・C  速さ+3


ユウキ(そうか、もともとステが低いから3も上がるとこんなに早くなるんだ・・・・。)

思ったよりもダメなスキルじゃなかったことに驚くユウキであった。

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